音楽

2020年6月 6日 (土)

麻田さんの配信ライブ

 大事なことを書き忘れていた。

 6月4日(木)はラジオの収録のあと家に帰って、麻田浩さんとサエキけんぞうさんのインターネット・ライブ「生配信!パンク~ニューウェーブ徹底トーク」を見たのだった。「晴れたら空に豆まいて」からの中継で、例の『聴かずに死ねるか!』(リットーミュージック)の裏話。

Haremame21

 だいたい前にうかがっていた話が多かったけれど、「鮎川誠の新しいバンドをエルビス・コステロの前座に」とオファーがあったときに、「見た目がコステロにそっくりだから面白い」と思ったという話は初耳だった。じゃあ、最初からそう思って仕掛けたんだ!

2020年6月 5日 (金)

またまたマンドリン特集

 たしか1998年に、ニッケル・クリークで来日しているはずだ。このときまだ17歳。当時の日記を調べてみたら、98年6月18日に渋谷オンエア・ウェストまで見に行っていた。

  正直に白状すると、そのときの印象は、マンドリンを弾くマシンのようだな--というもので、プレイヤーとしての技量には感心したものの、現在のような影響力のあるプレイヤーに成長するとまでは思わなかった。おのれの不明を恥じるばかりである。

 FMラジオ「A・O・R」の次回の特集は、クリス・シーリー。昨日の午後4時から、麻布十番のスタジオでその収録があった。天才マンドリン少年だったあの頃から、いまをときめくパンチ・ブラザーズに至るまで、一気に紹介させてもらう。

 2カ月ぶりのスタジオは、ずいぶん様子が変わっていた。テーブルの真ん中に透明の大きなついたてが立てられ、マイクもついたての向こうとこちらに1つずつ。これもコロナ対策の一環ということらしい。そんなわけで水族館の魚になったような気分でしゃべくった。

 放送は6月11日(木)午後8時から。13歳のデビュー作から、ニッケル・クリーク、パンチ・ブラザーズ、セッション・ワーク、そして最近のソロ作まで、ほぼまんべんなく取り上げたつもりだ。電波の届く地域の皆さんは、ぜひお聴きくださいませ。

2020年6月 1日 (月)

2か月前のサム・ブッシュ特集

 あぁ、もう2か月経ったのか。ぼーっとしている間に時間だけが過ぎていく。せつない……。

 FMラジオ「A・O・R」でサム・ブッシュ特集を放送したのが、2か月前の4月2日(木)。このときはマスクをつけて収録に出かけたのだった。考えてみれば、私はあれから電車に乗っていない。以前にも増して世間から隔絶した存在になってしまったような。

 いまさらではあるけれど、以下にサム・ブッシュ特集のオンエアリストを貼りつけておく。

  20:02 All Night Radio / Sam Bush
  20:09 White Freight Liner Blues / New Grass Revival
  20:17 Skippin’ In The Mississippi Dew / New Grass Revival
  20:19 Columbus Stockade Blues / Leon Russell with New Grass Revival
  20:22 One Of These Trains / New Grass Revival
  20:28 Too Late To Cry / Alison Krauss
  20:31 Walls Of Time / Emmylou Harris & The Nash Ramblers
  20:39 Girl Of The North Country / Sam Bush
  20:41 Same Ol’ River / Sam Bush
  20:46 Hartford’s Real / Sam Bush & David Grisman

 若干補足しておくと、「White Freight Liner Blues」は、フランス・トゥールーズのブルーグラス・フェスティバルのライブ音源。つまり、ベラ・フレックとパット・フリンが加入した後期NGRの演奏である。

 一方、レオン・ラッセルのバックを務めた「Columbus Stockade Blues」は、中期NGRのスタジオ録音。長いことお蔵入りしていたが、2001年に『Hank Wilson Vol.4』という形で、やっとリリースされた。

 ちなみに私の選曲リストから漏れたのは、これも後期NGRのライブ「Sapporo」と、シュガー・ヒルのクリスマス・アルバムから「Sleigh Ride」。さすがに「Sapporo」は長すぎたわな。20分近くある曲だもの^^;

 放送を聴き返してヒヤッしたのは、「のちにジョン・ハートフォードもカバーした『Skippin’ In The Mississippi Dew』」というくだり。わざわざ説明するまでもなく、話が逆ですね^^; 収録時に念を押しておいたのに……。ジョン・ハートフォードさんはいつか単独の特集で取り上げたいとたくらんでおるので、そのときに訂正できればいいな。

 そんなこんなで、次回の特集はクリス・シーリーに決まったそうな。デビッド・グリスマン、サム・ブッシュ、クリス・シーリー……とマンドリニストが続くなぁ。私はうれしいけど……。

2020年5月28日 (木)

画面の中の透明な庭 額縁の中のバイオリン

 5月27日(水)午後8時から、YouTubeの壷井チャンネルで、透明な庭スタジオLive「幻想電子展覧会」生配信。諸般の事情で2曲めの途中から視聴。

 このお二人の相性が抜群であることを、あらためて再確認させられた。知性と感性とがお互いに補完しあうような関係とでも言おうか。どちらか一方が知的で、もう一方が情熱的--というような単純な図式ではまったくないにせよ。

Tomeinaniwa

 バックのCG、音声、配信……など技術面をすべて引き受けていた壷井彰久さんの活躍も光った。もちろん最後はバイオリンで共演もしたのだけれど、これがなんとまあ、バックにかけられていた額縁の中からの登場で……。ワイプの技法と言ってしまえばそれまでなのだけれど、このアイデアはすごいわ! トリオでのセッションにも、トリニテとはまた違う迫力があったように思う。

Tomeinaniwa5

 上のリンクからアーカイブの動画につながるようなので、よかったら実際の様子を確かめてみてくださいませ。

2020年4月24日 (金)

ある歌の履歴

 「お前が言うか」とつっこまれそうな気もするけれど、私の母親はかなりの音痴だった。とにかく元のメロディどおりに歌えたためしがない。ほとんど作曲に近かったと思う^^; さらに言えば、歌詞もかなりあやしかった。

 それでも歌うのは好きだったようで、折にふれては鼻歌を歌っていた。レパートリーは年相応に、昔の唱歌とか、軍歌とかが多かったけれど、1曲だけ英語の歌も混じっていた。

  ぐっどばい・と・れでぃーす
  ぐっどばい・と・れでぃーす……

 たしか、歯科医の勉強をしていた専門学校時代(当時はまだ女性が学べる歯科大学はなかった)に習った--というようなことを言っていた気がする。

 さて、「Goodby to ladies」では英語としてヘンである。意味は何となく通じるけれど。あの母親のことだから、おそらく歌詞を間違えて覚えていたのだろう。元の歌がどんなものだったか多少の興味はあったものの、大正時代の、それも英語の歌だ。どうせわかるはずもあるまいとそのままにしていた。わかったところでどうということもないだろうし。

 ところがそれから何十年も経った今朝のこと、ふと思い立って調べてみる気になったのだ。とりあえず「goodby to ladies」でネット検索してみる。すると「Goodnight Ladies」というタイトルの歌が引っかかった。お、なんとなくそれっぽい。YouTubeにも上がっているようなので、さっそく聴いてみた。

  Goodnight, ladies!
  Goodnight, ladies!
  Goodnight, ladies!
  We're going to leave you now.

 あ、間違いない! 最初の「Goodnight」のところのメロディが合っている。そのあとは全然違うけれど、母親の「作曲」の流儀でああいう風に変わっていったのはよくわかる。歌詞もほぼ一致する。

 ……というか、この曲のメロディって、「メリーさんのひつじ」じゃないか! 長年探していた答がつい身近にあったなんて……。「青い鳥」じゃあるまいし。

 面白くなってさらに調べてみると、こんなサイトが見つかった。

  http://worldfolksong.com/songbook/usa/goodnight-ladies.html

 それによると、この歌はクリスティ・ミンストレルズのレパートリーで、作者はE.P.クリスティ本人。発表されたのは1847年だそうだ。要するに、私の研究しているジャンルそのものだったのだな。これにはほんとうに驚いた。ずいぶん時間がかかったけれど、ようやくたどり着くことができて、ただただうれしい。ハッピーな気分だ。

 ちなみに、上記のサイトによれば、この「Goodnight Ladies」のメロディが、すでに存在していた「メリーさんのひつじ」の歌詞に流用された説もあるのだそうな。いやぁ、このサイトはすごい! お薦めです!

2020年3月25日 (水)

満を持してのサム・ブッシュ特集

 地下鉄南北線に乗るのは久しぶり。さすがにこのご時世で、マスクをつけている人が多い。スタジオの中にもハンドジェルが置いてあった。ありがたく使わせていただく。

 午後3時から麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」の収録。今回は、うれし恥ずかしサム・ブッシュ特集である。出かける前に、昔のフレッツ誌(1979年7月号)のサム・ブッシュの記事を読み返した。このときは、表紙がサム・ブッシュさんじゃなかったんだよな。ロイド・ロアの記事も、この号に載っていたんだな。そうそう、リットーミュージックが輸入販売していたんだった。代理店契約ってヤツかな?

Frets

 ……なんて懐かしがっている場合じゃなくて、サム・ブッシュ特集なのだった。個人的に思い入れが強いもので、かなり気合を入れて臨んだのだが、空回りせずにすんだかどうか。しゃべりたいことがたくさんありすぎて、やや早口になってしまった気がするのが反省材料かも。かけたい曲が多すぎて、選曲もたいへんだった。とりあえず、ニュー・グラス・リバイバル以前はカット。セッション・ワークもちょっとしか拾えなかった。

 なにはともあれ、そんなサム・ブッシュ特集の放送は4月2日(木)午後8時からの予定です。電波の届く範囲の皆様はなにとぞよろしゅーに。

2020年3月20日 (金)

雨にも負けず、風邪にも負けず……

 3月19日(木)午後5時より、小川町のシンコーアネックスビルで、やぎたこのお二人にインタビュー。悪い風邪が流行っているとかで、マスクをして出かけたのだが、お二人が気にしていらっしゃらないご様子なので、結局、取材中ははずしてしまった。たった布切れ1枚なのに、心理的な距離感がずいぶん違うように感じるのは不思議だな。

 取材のテーマは、URCをはじめとする70年代の日本のフォーク。やぎたこのアルバム『WE SHALL OVERCOME』とも絡めて、フォーク系のミュージシャンのみなさんとの交流のお話などをうかがった。奇特なことに、お二人とも以前から私のことをご存知ということで、なんとなくわきあいあいとした仕事になったような……。

 インタビュー終了後も、近所のウッドストック・カフェに連れて行っていただいて音楽談義の続き。このロックカフェは、やぎたこのライブはもちろんのこと、『WE SHALL OVERCOME』のレコーディング・セッションの現場としても使われたのだという。アコースティック・ギター、エレクトリック・ギターやマンドリン、ブルースハープにカズーまで置いてあるという、いかしたお店だった。それにしても、やぎたこのお二人のアメリカン・ルーツ・ミュージックに関する知識量が半端じゃなくて、もうたじたじ……。おまけにビールごちそうさまでした(こればっか^^;)。

2020年3月18日 (水)

グリスマンその後

 2月6日(木)に放送された>FMラジオ「A・O・R」デビッド・グリスマン特集のオンエアリスト。

  20:02 Waiting On Vassar / David Grisman
  20:09 I’m Satisfied / John Sebastian & David Grisman
  20:16 The Hobo Song / Old & In The Way 
  20:22 Dawgma / David Grisman Quintet
  20:27 Barkley’s Bug / David Grisman Quintet
  20:31 Cedar Hill / David Grisman
  20:37 ‘Lil Samba / David Grisman
  20:41 Poncho And Lefty / Old & In The Gray
  20:46 The Thrill Is Gone / Jerry Garcia & David Grisman

 やっと放送音源を聴くことができたのはいいのだけれど、グリスマンの名前が出てくるたびに、枕詞のように「ブルーグラスのマンドリン奏者」と紹介されるのは、けっこうヒヤヒヤした。ドーグの「ド」の字も出てこないんだもんな~。最後のトドメが、「同じブルーグラスでも私には洗練された音楽のように聴こえました」という締めのお言葉……。

 私のコメントの部分はドーグ中心で、「ブルーグラス・バンドに参加していたこともある」「ブルーグラスの影響もある」以上のことは言ってなかったから、聴かれていた方は混乱したかもしれない。そもそも、かけた曲のうちで、なんとかブルーグラスと言い切れるのは「The Hobo Song」くらいだもの。

 マンドリンの歴史的な位置づけにしても私の個人的見解とはちょっと異なるんだけど(おそらくスタッフのみなさんは、かつてアメリカでマンドリン・オーケストラのブームがあったこともご存知ないはず^^;)、まあそこはいいか。

 ……とまあ、老婆心からいろいろ書いてしまったけれど、グリスマンの特集を1時間もやらせてもらったことについては、もちろん感謝してます。つくづくいい番組だと思う。私のコメントもしっかり活かしてくれるし。これは自分の利害に関係ない客観的な感想。

 選曲について少しフォローしておくと、「Dawgma」は、ステファン・グラッペリをゲストに迎えてのライブ音源。「Cedar Hill」は『MONDO MANDO』のスタジオ・バージョン。

 今回は時間の都合でカットされた曲も多かった(なにしろ長い曲ばかりなので……)。選曲リストから漏れたのは、「EMD」(DGQのファースト)、「Silent Night」(クリスマス・アルバム)、「Swing '42」(『TONE POEMS』のトニー・ライスとのデュオ)、「Chassidic Medley」(アンディ・スタットマンと共演したクレズマー)、「Airmail Special」(ジョン・ハートフォード、マイク・シーガーとの共作『RETROGRASS』)--と計5曲。ほんとはデッドの曲も入れたかったところだけれど、「Friend of the Devil」や「Ripple」は、同じこの番組ですでにかけさせてもらったことがあったので、重複を避けた。

 なにはともあれグリスマン特集が実現して、もう思い残すことはない……と思っていたら、次回はなんとサム・ブッシュ特集をやるという。おぉ、私の最愛の人を! うれしすぎる!

2020年1月31日 (金)

デビッド・グリスマンと私^^;

 デビッド・グリスマンとは不思議と縁がある。76年の最初の日本ツアーは見に行かず……というよりも、ツアーが終わったあとで来ていたことを知り、「え? 麻田浩さんが呼び屋を始めたの?」「ドーグってなんじゃらほい?」と驚くような情けない状況だったのだが(情弱なのはいまでもあまり変わってないかも^^;)、その後カリフォルニアのブルーグラス・フェスでステージを初体験し、83年のツアーのときには東京公演の裏方をやらされ、99年のツアーではマンドリン・ワークショップにも参加し……と、そこそこやりとりする機会もあった。先日開催したマンドリンのトーク&ライブの当日にも、「ラジオでグリスマン特集をやりたい」というメールが届いていて、あらためて奇妙なめぐりあわせに驚かされたのだった。

 カリフォルニアのストロベリー・フェスに行ったのは、80年代の初め頃だったはずだ。このときは佐々木仁さん、西海孝さん、ダディ前田さんたちといっしょだった。サンフランシスコのホテルでは西海さんと同室。仁さんはグリスマン邸のバーベキュー・パーティに招かれて出かけて行った(私たちはお留守番)。ベースのロブ・ワッサーマンの作るバーベキュー・ソースが絶品だったという。部屋にマリファナの煙が充満していたのはお約束である^^;

 83年の日本ツアーは仁さんの主催で、直接仁さんから「東京公演を手伝ってほしい」という電話が来た。すでにチケットを買っていたもので、1日だけで勘弁してもらったのだけれど。担当したのは楽器類の運搬と物販。竹橋の科学技術館で開催された楽器フェアでもDGQがデモ演奏をするというので、そちらも手伝った記憶がある。

Dgqticket

 終演後は楽屋に入れてもらって、持参したLPにサインをしてもらった(当時はまだミーハーだったんだよな)。グリスマンと話をしたのは、このときが初めてだ。正直、ずいぶん不愛想な人だなという印象だった。まあ、誰だかわからない若造に愛想よくする義理もないのだろうけれどね……。そういえば、ズラリと並んだ楽器ケースの前で本間正敏さんが、「いちばん気に入っているのはどれ?」とたずねたのに対し、あっさり「この中にはない」と返していたのも印象的だった。いっさい忖度などせずに、ストレートな物言いをする人なんだなと(当時のグリスマンはモンテレオーネ作のマンドリンを使い、ケンタッキー・ブランドの宣伝もしていた時期だった)。

Dawggrass

 ちなみに、ほかの3人のメンバーは、フツーにフレンドリーだった。いちばん陽気な印象だったのがマイク・マーシャルさん。ダロル・アンガーさんはシャイな感じだったけれど、いい人感がにじみ出ていた。ロブ・ワッサーマンさんはわざわざ私の名前のつづりを聞いて、為書きまで添えてくれた。

DuoWasserman

 99年のツアーのときは、たしか楽器屋さんを通じて「ワークショップがあるよ」という情報をもらい、かなり迷った末に参加することにした。だって、たいして弾けないのに、ワークショップに行くなんておこがましいような気がしたもので……。

 ワークショップの参加者は、10人くらいいたろうか? 最初に全員の楽器のセッティングをチェックしてもらった。ブリッジの位置を動かされた人もいたっけ。私の楽器(なんとなくギブソンを持って行くのが恥ずかしくて、ケンタッキーのKM-1500を選んだ)に関しては、「もうちょっとブリッジを高めの設定にしてもいいかもね」というご託宣だった。

 そのあとは、一人一人がソロで曲を弾かされるという展開に。これじゃワークショップというよりオーディションみたいだな~。私は何を弾いていいかわからなくなり、自作のインスト曲を聴いてもらった。グリスマン先生はきょとんとした顔をしていたな^^; とりあえずいろいろアドバイスはもらった。そういえば、「モチーフをどのように発展させて曲に仕上げるか?」みたいな質問もしてしまったんだよな。そこから作曲談議になって、「私は技術的にすぐれたマンドリン・プレイヤーではなかったから、自分が弾きやすいような形で曲を書いたんだ」みたいな話まで。え! 謙遜するような人には見えなかったのに。この発言には心底驚いた。

 最後に参加者全員に、愛用のF-5ロイド・ロアー(おそらく本間さんが知りたかった「いちばん気に入っている楽器」)を弾かせてくれるという大サービス。私はギルクリスト作のマンドラもさわらせてもらった。

 あと、これはもう時効かな? 実はワークショップが一段落したときに「今日のコンサートで演奏する曲のリクエストはあるかい?」と聴かれたのだった。とっさのことでみな答に躊躇している中、そんなこともあろうかと考えていた私は「Opus 38」と図々しくも答えてしまった。「私はマンドラやマンドセロも弾くんですよ」なんてひとこと添えて。そしてコンサートの本番、ステージが佳境にさしかかったところで、「みんなリクエストあるかい?」というMCが。会場内から挙がるさまざまな曲のタイトル。すると「私が思うにOpus 38の声がいちばん多かったみたいだね」と、この曲の演奏が始まった。え? え? え? あのやりとりのことなんて、すっかり忘れていたのに。実際には「Opus 38」のリクエストなんか全然なかったよね。こんな形で約束を果たしてくれるとは……。なぜか喜びよりもうしろめたい気分のほうが勝ってしまった。でも、グリスマンさんにはやっぱりお礼を言わないといけないんだろうな。

 今日までずうっと黙ってきたけれど、実はこんな話があったのです。希望の曲を演奏してもらえなかったみなさん、ごめんなさい。

 そんなこんなで、昨日は麻布十番のスタジオでFMラジオのデビッド・グリスマン特集の収録をすませてきた。残念ながら長い曲はかけられないのだけれど、そこそこ面白い選曲になったのではないかと思う。放送は2月6日(木)午後8時からの予定です。よろしくどうぞ。 

2020年1月30日 (木)

遅ればせながら11月のバーズ特集

  雨が続いて溜まっていた洗濯物も、昨日、今日の晴天ですっかり片付いて、いい気分。

 今日は夕方からFMラジオの収録の予定が入っているけれど、この陽気なら楽勝だろう。少なくとも行き帰りの道中は。でも、その前に前回の放送分の話を片付けておかないと。

 もう去年のことになってしまうけれど、11月28日(木)にバーズの特集があった。まずは番組のサイトに上げられていた、オンエアリストから。

  20:02 I’ll Feel A Whole Lot Better / The Byrds
  20:07 Hickory Wind / The Byrds
  20:10 Bugler / The Byrds
  20:16 So You Want To Be A Rock’n’Roll Star / The Byrds
  20:18 Old Blue / The Byrds
  20:22 Goin’ Back / The Byrds
  20:27 Pretty Boy Floyd / The Byrds
  20:30 Green Apple Quick Step / The Byrds
  20:34 Mr. Tambourine Man / The Byrds
  20:36 Ballad Of Easy Rider / The Byrds
  20:38 Eight Miles High / The Byrds
  20:46 Chestnut Mare / The Byrds 

 ご覧のとおり、デビュー・アルバムの『MR. TAMBOURINE MAN』から事実上のラスト・アルバム『FARTHER ALONG』までまんべんなく選んだ。メンバー個々の活躍まで追いかけていくとたいへんなことになるので、今回は省略。バーズはメンバーの入れ替わりが激しくて、最初と最後ではまったく違うバンドと言っていいのだけれど、そのぶんバラエティはつけやすいので選曲はラクだった。

 時間の都合で選曲リストから漏れた曲は、「John Riley」「Tribal Gathering」「Bad Night At The Whiskey」「Lover of the Bayou」「I See You」……けっこうあるなぁ。デビッド・クロスビー主導の曲は全部落ちたね^^;

 放送分に関しては、補足はとくになし。あ、「Eight Miles High」は、『UNTITLED』のライブ音源を使った。
 

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