イメージの詩
ここしばらく、仕事がらみで60年代~70年代の日本のフォークについて調べている。以前の日記で東芝の『ニューフォーク大百科事典』のことを書いたときには、こんなことになるとは思ってもいなかった。めぐり合わせというヤツは面白い。
いまでこそアメリカン・ルーツ・ミュージックがどうのこうの……とわかったようなことをほざいているが(実際はよくわかっていなかったりして^^;)、何を隠そう、よしだたくろうだの、かぐや姫だの、井上陽水だのといった売れセンのフォークを喜んで聴いていた時期もあったのだ。
LPは高くてなかなか手が出せなかったから、たまにシングル盤を買ったりして。そんな懐かしいレコードを引っ張り出してきた。いまとなっては貴重な資料である。
吉田拓郎「イメージの詩/マークII」。エレックレコードから出たソロ・デビュー盤だ。このときは「よしだたくろう」表記ではなかったのか--といまさらながら。
この前に広島フォーク村自主制作盤と称する『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』という長いタイトルのアルバムがあって、その中に収録されていた曲。私は長いこと知らずにいたのだけれど、アルバムの録音そのまま盤と、新録音に差し替えられた盤とがあるのだそうで。今回あらためて聴き比べてみたら、私のは新録盤だった。新録のほうはバッキングがプロの音なんだよな~。フォーク系の音ではないし、ルーチンワークで無難にこなしている感もあるけれど……。
--というところで、ほかにもブツはいくつかあるから、気が向いたらまた書きます。
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