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2019年12月27日 (金)

ニコンの系譜

 ここ最近、やけに昔話が続いているような気もするけれど、書いておかないとどんどん忘れてしまいそうなので、記憶をたどりつつ……。

 初めて自分のカメラを持ったのは大学生のときだった。教養課程を終えてフィールドワークを始めた関係で、写真を撮る必要に迫られたことが大きかった。

 どうせ買うなら一眼レフだろう。研究室の同僚にはニコンを薦められたけれど、予算の都合でペンタックスにした。モデル名はME Superだったと思う(もう手元にはない)。研究室の先生も含め、周りはニコン派ばかりで少し肩身が狭かった^^;

 その後、紆余曲折あって業界紙の記者に。そのときの会社の備品のカメラがニコンだった。モデルはEMだったかな? 絞り優先オート限定というシンプルかつコンパクトな一眼レフである。この頃は、仕事にはニコン、プライベートではペンタックスと使い分けていたような気がする。でも、だんだん使っているうちにニコンのほうが手になじむようになってきた。

Fe2

 そんなわけで、会社を辞めてフリーランスになった時点で、あらためて自前のニコンを買った。中古のFE2である。新品は高くて買えなかった^^; 精悍なブラック・ボディで、ずっしりとした存在感のあるニコンらしいカメラではないかと思う。露出はマニュアルと絞り優先オートの2方式。最速1/4000秒のシャッター速度は、当時の最上位モデルだったF3よりも優れていたのではないか? なんだかんだで、いちばんたくさん写真を撮ったのは、このカメラかもしれない。取材にも常に持ち歩いて使いまくった。

F2

 その後、知り合いの方からF2も譲っていただいた。大学時代の研究室の先生がF2を愛用していて、いつもかっこいいなあと思って見ていたので、久々に再会できたのはうれしかった。かつての最上位モデルで、とにかくデカくて重い。デザインはかなり武骨な感じだけれど、そこがまたいいのだな。ちなみに上部の三角帽子には、アイレベルファインダーという名前がついている。先生のカメラにはもっとゴツい外観のフォトミックファインダーがついていた(これが標準仕様)。そちらは露出計内蔵で、発売当時は最先端の技術。アイレベルは露出計がついていないため、個人的には使いづらかった。もちろんオート露出もないので、取材の仕事ではまったく使わなかった(軟弱者ですみません……)。

 しかも、この頃になると、急速にインターネットの環境が普及してきた。JPEGファイルを扱うことを考えたら、やはりデジタルカメラのほうが便利だ。ニコンのデジタル一眼レフに手を出すのはまだ早いような気がしたので、ソニーに浮気して、コンデジ(コンパクトデジタル)カメラのサイバーショットを買った。オート露出はもちろん、オートフォーカス。しかも34mm~102mm相当の3倍ズームレンズ付き。小型軽量で、気軽に使えるのもいい。最大の欠点は、シャッターのレスポンスが遅いことだったけれど、この頃にはカメラの仕事はほとんどなくなっていたので^^;それほど困ることはなかった。そんなわけで、以前の日記も含めてこれまでWeb上にアップした写真は、ほとんどこのカメラのものだ(ただし古い写真は紙焼きからのスキャン)。

 ところが今年になって、酷使しまくっていたサイバーショットが、とうとうおシャカになってしまった。ならばいよいよニコンの一眼レフ……と言いたいところだけれど、悲しいことに先立つものがない^^; 一眼レフにこだわらなければ、安価で高機能なカメラがあると思い直し、COOLPIX B600を手に入れた。

B600t

 自分の写真は撮れないので、この画像はニコンのサイトから拝借してきたもの。一見、一眼レフ風だが、ボディ厚はたいへん薄い。レンズは交換できないし、ファインダーもない。で、このレンズがまたべらぼーで、24mm~1440mm相当の60倍ズームなのだった。広角から超望遠まで、1つのレンズでほぼまかなえてしまう。画素も最大1602万ピクセルと、まず不満のないレベル。このクラスでこのスペックとは、銀塩カメラとは一概に比較できないとはいえ、テクノロジーの長足な進歩に驚かされる。

Moon

 試しに月の写真を撮ってみた。比較的小さい2272×1704のサイズ(ネットに上げるだけならこれで充分すぎる)で撮影し、640×480にトリミングしてある。拡大縮小はなし。これが三脚を使わずに、手持ちで撮れてしまうのだからすごい。

 最大の不満は、シャッター速度のマニュアル設定ができないこと。せめてシャッター優先オートだけでもついていたら文句はなかったのだが……。ISO感度だけはマニュアル設定が可能なので(いまはシャッター速度と絞りに加えて、ISO感度も自動で可変させるシステムが主流みたいである)、これを調節してシャッター速度をコントロールするしかなさそうだ。

 これ以上の機能を求めようとすれば、やはり一眼レフを選ぶのいちばんだろう。その日はいつか来るのかな? 

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