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2019年12月20日 (金)

風の人を送る

 午前9時、多磨霊園のそばの葬祭場で師匠を送る。通夜も告別式もない直葬だった。奥様のご意向で「喪服ではなく、仁さんが見て誰だかわかるような服装で来てほしい 」との由。これにはぐっときた。なによりもそれが仁さんにふさわしい葬儀だったような気がするから。

困った人だね
気ままな風のように生きて
気ままな風のように去っていった

すてきな人だね
野原にたくさん種をまき
きれいな花が咲くのを見守った

うらやましいね
みんなに夢のかけらを届け
誰かがそれを受け継いでいく

でも私がもらったものは
もうしばらく こっそりとっておこう

きっと空が低すぎて
たぶん世界が狭すぎて
もっと高く もっと遠くに行きたくなったんだ

世界を少しだけ広げるために
あの人の好きだった歌を歌おうか
自分が少しだけ欠けたような気がする夜に

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