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2019年10月24日 (木)

金魚めいわく

 巣鴨の地蔵通りの縁日は、毎月4日、14日、24日の3回、いわゆる「4のつく日」に開かれる。お好み焼きや、たこ焼き、ソース焼きそば、あんず飴、おもちゃや骨とう品など、たくさんの屋台が並ぶのが楽しい。小さい頃はよく父親に連れて行ってもらったものだ。

 夏になるとやってくる金魚すくいの店で、父さんはよく金魚を買った。十匹単位くらいでまとめて買っては、庭の池に放していた。我が家はもともと料亭だったものを買い取ったとかで、こじんまりとした庭があり、灯篭やつくばい、藤棚に竹林、石の橋や岩風呂まであったのだが、その名残りの池をさらに広げて、そこで金魚を飼おうとしたわけだ。

 ところが買ってきた金魚は何日も経たないうちにみんな死んでしまう。そこで、父さんはまた金魚すくいで金魚を買う。そんなことを何度も繰り返したのを覚えている。あの頃は、金魚は家ではなかなか育たないものと思いこんでいたのだが、大きくなってから、金魚すくいの金魚は紙を張ったすくい網(ポイ)で身体を傷つけられ、逃げ回ることで体力も消耗し、ほとんどのものは長く生きられないのだということを知った。

 そういえば、金魚すくいじゃない普通の店舗の金魚屋も家の近くにはあったのに。もっと早くに知っていれば、そっちで買おうと意見できたかもしれない。金魚すくいは見ている分には楽しいけれど(私はどんくさかったので自分ではほとんどやらなかった)、金魚にとってはめいわくな遊びだったのだろう。

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