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2019年5月 6日 (月)

フォークダンスのワークショップ

 一年中正月みたいな生活をしているもので^^;十連休と言われてもあまりありがたみがないのだけれど、今年の連休はヨーロッパの伝統音楽に始まり、ヨーロッパの伝統音楽で終わったような気がしないでもない。4月28日は準地元の白山で、クレズマーとロマの音楽の研究発表会に出席。5月1日の国立博物館をはさみ、5日は金沢文庫で開催されたフォークダンスのワークショップに参加することにした。

 ダンスのワークショップは、イングランドのモリス・ダンス、スペインのガリシア地方のムイニェイラ、フランスのダンスいろいろ、アイルランドのケイリー・ダンスの4つの踊りを一度に学ぶという意欲的な試みだった。ヨーロッパ起源のダンスの比較検討をしたいというのは以前から思っていた。その道のエキスパートのみなさんに直接指導を受けられるとは、願ってもない機会だ。実は風邪気味だったので、なるべく見学に徹しようとは思っていたのだが、やはり身体を動かさないと理解ができない。結局ほぼめいっぱい踊らされてしまった。おかげで、今日は全身がだるい……。

 忘れないうちに、教わったことをまとめておこう(写真はFacebookに上げられていたものを拝借しました)。

イングランド

 バンドを組んで演奏していたこともあるくらいで、モリス・ダンスは比較的よく知っている。とはいえ、これまで踊ったことはなかった。チームでフィガーを作って踊るのが基本(カッコ内は私見。ソロの踊りは「ジグ」と呼ばれるそうだ。ハチロク系ではないアメリカの黒人の踊るジグは、これが起源である可能性もあるのではないか)。すねのところに鈴をつけ、ハンカチやスティックを手に持って踊ったりもする。
 踊りの拍子は、4/4、6/8、9/8が一般的。AメロとBメロに分かれ、Aが8小節、Bが16小節になる場合が多い。Aパートではフィガーを組んでステップし、Bパートにはジャンプなどの見せ場がくる。スティック・ダンスはほとんどチャンバラのようだ。

England2

ガリシア

 ムイニェイラは6/8拍子のダンス。1)デスカンソ(休憩)、2)プント(ステップ)、3)ポルタ(回る)の3つのパートからなる。曲はAメロ、Bメロの繰り返し(--ということは、ダンスのパートと曲のパートがずれていくことになるのかな?)。伴奏の楽器にはガイタ(バグパイプ)が入ることもある。歌とパーカッションのみの伴奏ということもあるようだ。
 ワークショップでは、最初は花いちもんめ方式で2列に向かい合って並び、1)左右に1、2、3キック、1、2、3キックのステップ、2)右足前三拍、右足後ろ三拍、右足前三拍、右左右で足踏み、左右を変えて同じステップを最初から、3)全員で輪になり、両手を上げて(余裕があれば指パッチンも)、右左右、左右左とジグザグにステップしながら回る--という踊りを習った。

Galicia3

フランス

 バルという名のイベントで踊るダンスがいろいろあるそうな。最初に習ったのはブルターニュ地方のアンドロというダンス。列や輪を作るときに、手をつなぐのではなく小指をちょこっと絡ませるというのが面白かった。このあたりで、情報量がオーバーフローしたようで、細かいステップはよく覚えていない^^; バテてきたこともあり、持参のマンドリンでしばらく伴奏に回る。

French1

アイルランド

 アイリッシュ・ダンスは、ソロのステップ・ダンスとシャーン・ノス、グループで踊るケイリーとセット・ダンスの4つに分かれるそうな。ワークショップで教わったのはケイリー。グループでフォーメーションを組んで踊るフィガー・ダンス(ゲール語ではリンカフォーニャ)だ。
 常に左右の足を縦位置に置く独特のステップがアイリッシュ・ダンスの特徴だという。ワークショップでは、4/4拍子のリール(Walls Of Rimerick)と、6/8拍子のダブル・ジグ(Siege Of Ennnis)を教わった。

Irish1

 そんなこんなでまとめ。昨日の今日で、まだ頭の整理がついていないけれど、興味深いのはハチロク系と呼ばれる6/8拍子のリズムが共通して見られること。実際には2ビートの三連のノリというか、タタタ、タタタ……のステップが多用されているようにも感じた。なにはともあれ、パトラッシェ、ワシャ疲れたよ……。

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