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2019年1月22日 (火)

『聴かずに死ねるか!』制作ノート(3)

◆評伝ではなく自伝で

 最初の実務的な打ち合わせは、翌18年の1月23日。実はこの時点では、私は麻田さんの評伝を書くつもりでいた。ところが担当編集者に決まったリットーミュージックの坂口和樹さんは、自伝のスタイルにしたいとおっしゃる。ちなみに麻田さんはこのときまだ中国にいらっしゃったはずで、この打ち合わせには関わっていない。

 この展開は予想していなかったものの、第三者の書く評伝よりも麻田さんの自伝を読みたい人が多いだろうということは、容易に想像がつく。とにかく麻田さんの本を出すことが第一であると思い直し、評伝の企画は取り下げることにした。

 自伝となれば、私は書記に徹して、麻田さんの言葉を脚色なしにそのまま文字に起こすべきだろう。インタビューを元に本をまとめるという大枠は変わらないにしても、実際の作業は全く違ったものになる。現実には紆余曲折会あって、100%この方針のとおりにはいかなかったけれど、その理念自体はおおむね貫けたのではないかと思っている。

 麻田さんへのインタビューは都合3回実施した。それとは別にアシュラさんへの取材や、バラカンさんとの対談も行なった。この間の主な日程を下に整理しておこう。

2018年2月21日
 第1回インタビュー

4月10日
 第2回インタビュー

4月13日
 第3回インタビュー

4月20日
 パンフレット、Tシャツなどのグッズの撮影

4月26日
 伊藤あしゅらさんインタビュー

5月12日
 麻田さんとピーター・バラカンさんの対談

 2月21日は、本当は麻田さんも交えて、全体のコンセプトや今後の日程を話し合う最初の打ち合わせになるはずだったのだが、麻田さんが日にちを間違えて前日にリットーミュージックを訪れたため、急遽私抜きでの打ち合わせとなり、翌21日は前倒しでインタビューを行なうことになった^^; この日は少年時代の話から始まって、トムスを立ち上げるまでを一気に。

 4月10日は、招聘アーティストの話を中心に、トムスの立ち上げから倒産まで。そして13日はトムス以降現在に至るまでの活躍について。

 こうしておよそ9時間ほどの録音テープができ上った。この音源をどのように料理していったかについては、次回にまたあらためて。

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