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2018年10月13日 (土)

不況時代の歌たちを特集

 「depression」を辞書で調べると、「意気消沈、憂鬱……」ときて、そのあとは「不景気、不況、恐慌……」というような言葉が並ぶ。「ディプレッション・ソング」とは、大恐慌の時代だった1930年代のアメリカで不況のどん底にあえいでいた人々の姿を描いた歌たちだ。

 この時期は、株価の暴落に端を発した経済の破綻ばかりではなく、オクラホマ州をはじめとする中西部では大規模な砂嵐が起こり、多くの農民が耕作地を失って流民となるという事態も起きていた。泣きっ面に蜂というヤツである。

 こうした時代に生まれたディプレッション・ソングのテーマは、ズバリ貧乏。金がない、仕事がない、生きていくのがつらい、金持ちはいいな、砂嵐はたいへんだ……。そんな歌詞を持った歌がたくさん作られた。

 昨日は午後3時から麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」の収録があった。特集のテーマは、めったに取り上げられる機会のないディプレッション・ソング。ちょうどその前日に、世界的な株価の下落が起きたばかりだったので、ある意味タイムリーな企画になったと言えなくもない。いまの日本の現状を考えると、こうした歌がもっと生まれても不思議はないと思うのだが、不思議と表には出てきていないようで……。

 放送は、10月18日(木)午後8時から。悲惨な歌詞とは裏腹に、曲調はやけに明るかったりするのもディプレッション・ソングの特徴で、まず落ち込む心配はないから、電波の届く地域の方はぜひお聴きくださいませ。わりと面白い内容になりそうな気がします。

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