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2018年7月

2018年7月21日 (土)

アコギブック47

 『アコースティック・ギター・ブック47』(シンコーミュージック)が発売になったようだ。

Agb47

 メインの特集は、MTVアンプラグド。ミュージシャン・インタビュー、コラム、奏法解説など、さまざまな視点から、アンプラグド・ブームの実像に迫っている。

 私は、アコギのピックアップ・システムがどのように発展してきたかという記事などを書かせていただいた。実は、事前に編集者から連絡があって、「ピックアップの記事なんですけど、書けます?」とストレートに聴かれた。ふ~む。思うことはいろいろあるけれど、私に対する編集者の評価はこの程度であることは間違いないなと、自重^^; そろそろ本気で引退を考える頃合いかもしれぬ。

2018年7月20日 (金)

ブロードウェイの父の実像

 遅めの昼食をとりながら、NHK-BSの洋画『ヤンキー・ドゥードル・ダンディ』を見る。たまたまテレビをつけたらちょうど始まったところで、結局最後まで見てしまった^^;

 1942年のワーナー映画。「ブロードウェイの父」とも呼ばれるアイルランド系アメリカ人のエンターテイナー&作詞作曲家&プロデューサーのジョージ・M・コーハンの一代記だ。ボードビルやミンストレル・ショーの芸人としてキャリアをスタートさせ、ブロードウェイで成功し、大統領から勲章(ゴールド・メダル)をもらって、めでたしめでたし……というストーリー。この叙勲は、第1次大戦の戦意高揚に貢献した功績をたたえるものだったようなのだけれど、そもそも映画が公開されたのが太平洋戦争の真っただ中だったということは、この作品自体が「さあ、日本をやっつけるぞ~!」という戦意高揚を目的としていたフシもある。

 この事実に気づいたとたん、いきなり当事者にさせられてしまったような気分になった。まあ、製作期間を考慮すると、最初から日本のみをターゲットにした企画ではなかったような気もするのだけれど……。

 日本との関わりはとりあえず置いておくとしても、コーハンは愛国的なミュージカルや軍歌をいっぱい書いていたようで、たぶん私の苦手なタイプだと思う^^; 性格的にもかなり自己チューな人だったみたいだし(とくに若い頃は)、お近づきにならずにすんでよかったかも……。

 あれ、おかしいな? こういうややこしい話を書きたかったわけじゃないのに。実はいちばん書きたかったのは、コーハンの自作曲の中にアメリカの伝統歌がいっぱい挿入されていたことなのだった。この使い方がなかなかうまいなと思って。「Yankee Doodle」はもちろん、「Dixie's Land」「Battle Hymn of the Republic」「When Johnny Comes Marching Home」など。南北戦争当時の歌が多い(「Yankee Doodle」も南北戦争のときにリバイバルしている)のは、コーハン的にはやはり軍歌っていう扱いだったのかな……?

2018年7月10日 (火)

7月10日の背比べ

 今日は納豆の日。ついでにRobin某の誕生日。

 昔のファイルを整理していたら、こんな写真を見つけた。裏庭にトネリコの苗を植えたときに撮ったものだ。

Toneriko2006

 植樹をしたのは2006年。その10年後にはこんなサイズになってしまったからすごい。最初はたかだか数10cmだったのに。

Dsc08693

 これにひきかえ、植えた本人のほうは全然成長していないような気がするのがなんとも……。この木を見習って、もうちょっとだけ大きくなりたいな。そんなことを誕生日に思う。

2018年7月 8日 (日)

七夕のトリニテ

 おそろしいほど雨が降り、各地で災害も起きているというのに、東京はまずまずの晴れ模様。昨夜は神楽坂のライブハウスTheGLEEに、トリニテのライブを見に行ってきた。休憩時間には地震もあったらしいのだけれど、ぼんやりしていて気づかなかった^^;

 初めて訪れたTheGLEEは、とにかく音響がすばらしかった。音の分離がよく、サウンドもクリアで、各楽器の織りなす緻密なアンサンブルが細かいところまでよく聴きとれる。小編成のバンドのライブ録音に使えそう--と思ったら、トリニテも先日この会場でライブ録音をしたばかりで、今回はその発売記念のコンサートなのだった。

 トリニテは、バイオリン、クラリネット、ピアノ、ドラムス/パーカッションという、ベースのない編成だ。バス・クラリネットがベース・ラインを担当する場面もあるけれど、基本はピアノがベースの役割も担うと考えていいだろう。Shezooさんのピアノは、淡々とサポートに回っているようなときでも、隙あらば飛び掛かろうと猛獣が爪を隠しているようなすごみがある。小林武文さんのビル・ブラッフォードを思わせるプログレ系の太鼓とのコンビネーションもずいぶん練り上ってきたような。

 ワイルドなインプロビゼーションでバンドを牽引するのは、バイオリンの壷井彰久さん。ここに小森慶子さんの柔らかいカウンター・パート絡む瞬間は、至福のひとときだ。小森さんのクラリネットは慈愛に満ちていて、すっごくいいんだよな。

 現時点でトリニテは、ほぼ完成されてしまったようにも思える。個人的には、よりスリリングでハラハラドキドキな方向を目指してほしいところだけれど……。

2018年7月 6日 (金)

ヨ~レイッヒ~!

 午後1時から麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」の収録。雨がたいしたことなくてよかった。

 今回のテーマは、なんとブルー・ヨーデル! そう、ジミー・ロジャースが始めたとされるアメリカン・ルーツなアレですよ。ヨ~レイッヒ~! 唱法の特集というだけでもかなり珍しいと思うのだけれど、いまとなってはかなり古色蒼然としたスタイルでもあることだし、これに1時間も枠とって大丈夫なのかしら?

 ……なんて他人事みたいな顔をしている場合じゃないな。そもそも私が提案した企画ではあるので、実現したのはめでたい。だけど、こんなにあっさり通るとは思っていなかった^^; もしかしたら日本のラジオでブルー・ヨーデルが特集されるのは、これが初めてなんじゃないのかな? よく知らんけど。

 ともあれ、本家ジミー・ロジャースはもちろん、そのフォロワーたち、あるいはロジャースの唱法に影響を与えたかもしれないミンストレル芸人のパフォーマンス、カントリーやブルーグラスやフォークやロックのミュージシャンによるカバーなど、いろんなところから曲を集めてきたので、お好きな方にもそれなりに楽しんでいただけるのではないかと。

 放送は7月12日(木)午後8時からの予定なので、電波の届く地域の皆様、よろしかったらお聴きくださいませ。

2018年7月 5日 (木)

マディ・ウォーターズを1時間

 どたばたしているうちに、いつの間にやらまたFMラジオの収録だそうで。今回のテーマはかなり破格だと思うのだけれど、その話は明日以降に書く^^;

 その前に、5月24日(木)に放送されたマディ・ウォーターズ特集のまとめをしておかなくては。まずは番組のサイトにアップされていたオンエア・リストから。

  20:02 I Can’t Be Satisfied / Muddy Waters
  20:07 Long Distance Call / Muddy Waters
  20:09 I’m Ready / Muddy Waters
  20:14 Country Blues / Muddy Waters
  20:17 Pearlie May Blues / Son Simms Four
  20:22 Don’t Start Me To Talkin’ / Sonny Boy Williamson
  20:26 I Got My Brand On You / Muddy Waters
  20:31 Let’s Spend The Night Together / Muddy Waters
  20:35 She’s Alright / Muddy Waters
  20:41 Got My Mojo Working, Pt2 / Muddy Waters
  20:46 Kansas City / Muddy Waters

 ここだけの話、1時間丸ごとマディ・ウォーターズというのは、リスナー的にはかなりきついんじゃないんじゃないかと思っていたのだけれど、聴き返してみたらサウンドの変遷もしっかりわかって、それなりに面白かった。とくに後半の若いロック・ミュージシャンたちといっしょにやっている演奏は、いまの感覚で聴いてもいけてるんじゃないかと思う。とくにライブは圧巻で、あらためてこんなにかっこよかったんだと感激^^;

 番組の流れとしては、シカゴ・ブルースのスタイルを確立していく50年前後の音から始めて、それからミシシッピー時代に戻り、アラン・ロマックスがフィールド録音したソロ・パフォーマンスや、ストリングバンドの頃の演奏を聴く。後半はサニー・ボーイ・ウィリアムソンのレコーディング・セッションをはさんで、60年代以降のフォーク世代やロック世代向けの演奏。ストーンズの曲を取り上げたり、サイケデリックなスタイルを試したり、ザ・バンドやポール・バターフィールドあたりといっしょにセッションをしたり……。

 ピュアなブルース・ファンがどう思うかはよくわからないけれど、個人的には自分が影響を与えた若いロック・ミュージシャンたちと、来るもの拒まずで積極的にセッションをするマディ・ウォーターズの姿って、けっこう好きなのだよね。

 --というわけで、明日もラジオの収録だ。これから準備をしないと!

2018年7月 3日 (火)

カセットテープ時代2018

 CDジャーナルムック『カセットテープ時代2018』の見本誌が届いた。なんだかんだで、これで通算3冊め。カセット人気はいまだに根強いということなのだろうか?

Cassette2018

 今回は思いっきりソニー特集号なのだ。なじみのあるカセットテープや機材がたくさん載っていて、個人的にはなかなか懐かしかった。中でもウォークマンの特集は圧巻。いまさらながら、こんなにたくさんの機種が出ていたのだな。

 巻頭のインタビューはレベッカのNOKKOさん。そういえば、ソニーのミニコンポかなんかのCMに出ていたのを覚えている。「てっぺんリバティ! カミナリバリバリ~」みたいなヤツね。

 巻末近くの対談は、マキタスポーツさんとスージー鈴木さん。BS12で放送されている「ザ・カセット・テープ」という音楽番組にからめた記事らしい。、

 でもって、私は何を書いたかというと、ソニーがアナログ・レコードの自社生産を再開した経緯に関する取材記事と、カセットテープ・ギャラリーの解説文の一部を担当させていただいた。興味のある方は、立ち読みなど、どうぞよろしゅーに。

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