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2018年5月27日 (日)

ペダル・スティールの秘密に迫る

 5月26日(土)午後3時半より、武蔵小山Againで「楽器は語る Talk About Roots Music Vol.4」ペダル・スティール・ギター編。

 ここだけの話、ペダル・スティール・ギターはまったく弾けない--というより、どうやって音を作っているかもよくわからない楽器なので、始まる前はどうなることかと思っていたけれど、ゲストの村中靖愛さんのナイスなフォローでなんとか乗り切ることができた。

 前半はペダル・スティールの構造や弾き方、歴史などのレクチャー。弦の数やネックが2本あるという話から始まって、C6チューニングとE9thチューニングの違い、フット・ペダルや二ー・ペダルの使い方など、実際の演奏を交えながら解説していただく。

 続けて、ペダル・スティールの複雑な構造がなぜ生まれてきたかという歴史編。ハワイアンのラップ・スティール・ギターに始まって、ネックの数が次第に増えていく過程、さらにペダルを追加することでコードを弾きやすくできた事情などを解説する。

 恒例のミニ・ライブは、「Sleep Walk」「Steel Guitar Rag」の2曲。私もギターで伴奏をさせていただいたけれど、まあ、なんと言うか……、かなりたいへんであったよ^^;

 休憩をはさんだ後半は、スティール・ギターの名演奏をまとめて紹介するDJトーク。参考までに当日かけた曲のリストを以下に貼り付けておく。記述の順番は、原則としてアーティスト名、カッコ付きのプレイヤー名、曲名、アルバム・タイトルの順だ。

John Hartford
 (Player:Buddy Emmons)
 Gentle On My Mind
 ALL IN THE NAME OF LOVE(Flying Fish 1977)

Hank Williams
  (non pedal  Player:Don Helms)
 Cold Cold Heart
 THE ANTHOLOGY(Not Now Uk 2010)

Webb Pierce
 (Player:Bud Isaacs)
 Slowly
 THE COMPLETE WEBB PIERCE(X5 Music Group 2011)

Lloyd Green
 Lovin' Machine
 GOLDEN STRINGS(Gusto 2005)

Commander Cody & His Lost Planet Airmen
 (Player:Bobby "Blue" Black)
 Semi-Truck
 HOT LICKS, COLD STEEL & TRUCKER'S FAVORITES(MCA 1972)

The Flying Burrito Brothers
 (Player:Sneaky Pete)
 Colorado
 THE FLYING BURRITO BROS(A&M 1971)

The Flying Burrito Brothers
 (Player:Al Perkins)
 Devil In Disguise
 LAST RED HOT BURRITOS(A&M 1972)

Robert Randolph & The Family Band
 Thrill Of It

Pete Drake
 Satisfied Mind
 FOR PETE'S SAKE(Gusto 2007)

Great Speckled Bird
 (Player:Buddy Cage)
 Truckers Cafe
 GREAT SPECKLED BIRD(Bearsville 1969)

The Byrds
 (Stringbender guitar:Clarence White)
 Tulsa County
 BALLAD OF EASY RIDER(Columbia 1969)

Sting
 (Player:Paul Franklin)
 Love Is Stronger Than Justice (The Munificent Seven)
 TEN SUMMONER'S TALES(A&M 1995)

Eagles
 (Player:Bernie Leadon)
 My Man
 ON THE BORDER(Asylum 1974)

 バディ・エモンズ、ロイド・グリーンあたりは、ここは押さえておかないと、というオーソドックスな選択。バド・アイザック(主役のシンガーはウェッブ・ピアース)の「Slowly」は、ペダルの操作で特定の音程だけを変化させながら弾くという、いまではペダル・スティール・ギターのトレードマークとなっているような奏法を、初めて披露したと言われる歴史的なプレイ。

 さらには、トーキング・スティールのピート・ドレイク、カントリー・ロックのフライング・ブリトー・ブラザーズやイーグルス、より新世代のロバート・ランドルフなどをどど~んと紹介した。

 なお、グレイト・スペックル・バードのバディ・ケイジとエイモス・ギャレットの掛け合いや、バーズのクラレンス・ホワイトのプレイは、ギターでペダル・スティール的なサウンドを追求した例ということで。

 そんなこんなで、今回もオタッキーな内容になってしまったけれど、会場の反応はそれなりによかったのではないかと自画自賛。そういえば、すごい方が会場にいらっしゃっていて(まあ、私がお呼びしたのだけれど、ほんとに来てくださるとは……)、ちょっぴり上がってしまったよ。

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