サザン・ロックとあがた森魚を綱渡り^^;
曜日を間違えて、FMラジオの収録とベルウッドのトーク・イベントが重なってしまった件は、昨日書いたとおり。おかげでドタバタと駆けずり回るはめになった。
まずは午後5時50分に麻布十番のスタジオ入り。「巻きでお願いします」と頼み込み^^;録音スタート。6時45分に収録を終えて、あわただしく撤収した。
幸いなことに、麻布十番から渋谷まではわりと近い。大江戸線と半蔵門線を乗り継いで10数分で渋谷着(あとで考えたら、南北線と銀座線を使ったほうがラクだったかも)。駅周辺の人並みをかき分けて、15分遅れで会場のロフト9へ着くと、ちょうどサエキけんぞうさんが冒頭の挨拶をしているところだった。ふ~。
イベントのタイトルは、「サエキけんぞうのコアトークVol.84 あがた森魚ベルウッドを語る」。ベルウッド発足40周年にからめて、発足当時の状況について、あがたさんの口から語ってもらおうというイベントだ。出演者はあがたさんに加えて、三浦光紀さん(ゲスト)、篠原章さん(考証員)、サエキけんぞうさん(司会&プロデュース)という顔ぶれだった。
期待していたとおりの濃いトーク全開&盛りだくさんな内容で、たいへん面白かったのだけれど、あがたさんの話がどんどん膨らむところに、しゃべりたがる司会者のサエキさんが絡みまくるものだから、ややとっちらかった印象も。おかげで終わった頃にはどっと疲れが出た^^;
2点ほど印象的だった話を書いておくと、あがたさんと三浦さんの出会いにかんする記憶が、お2人の間でまったく異なっていたことがまず1つ。
三浦さんは71年のフォーク・ジャンボリーが終わったあと、キングのスタジオに戻って録音テープをプレイバックしていて、初めてあがたさんの「赤色エレジー」を聴き、連絡先を突き止めてアプローチしたという(このくだりは拙著『ベルウッドの軌跡』にも書いた)。一方あがたさんは、ジャンボリーの会場で三浦さんに歌を誉められて有頂天になり、そのときに連絡先を渡したという。う~む……。この矛盾に折り合いをつけるにはどうしたらいいものか? 私なりに仮説は思いついたけれど、ここに書くのは遠慮しておこう^^;
もう1つは、デビュー前のあがたさんが早川義夫さんの主催するコンサートに出演していたという事実。これだけでも興味深い話だけれど、その会場が西新宿のかしわホールだったと聞いてぶっとんだ。かしわホールだったら、私も何度も演奏した記憶がある! ボタン・アコーディオンの巨匠、米山画伯が主催するトラッド系コンサートの会場がここだったのだ。あがたさんの語る会場の様子が、自分の記憶と鮮やかにリンクして、ちょっと不思議な気分になった。
エンディングは、あがたさんのピアノ弾き語り。先日のはちみつぱいとの共演のときと同じく「冬のサナトリウム」を含むメドレーだった。あ~沁みる。
« ダブル・ブッキング! | トップページ | 「楽器は語るVol.2」はフィンガーピッキング・ギター編 »
「音楽」カテゴリの記事
- 敗者復活もあるかも???(2019.12.06)
- スクラッグスの次はバーズ(2019.11.22)
- ソルフェージュはじめました(2019.11.14)
- 麻田浩トーク&ライブ(2019.11.03)
- 宣伝ではなく言い訳です^^; (2019.08.30)
コメント