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2017年8月

2017年8月31日 (木)

京都巡行2日め

 29日(火)。2日めの京都は、鈴虫寺(華厳寺)を目指すことに。ふたたび京都駅前から市営バスに乗って、1時間強。太秦映画村、嵐山公園などを華麗にスルーして終点までまっしぐら。とはいえ、バスの窓越しに眺めた夏の嵐山は絶景だった。

 鈴虫寺の近くには世界遺産の苔寺(西芳寺)もある。こちらも中学の修学旅行のときに訪れて感銘を受けた記憶があるけれど(この頃からコケやシダが好きなシブいガキだったのだよ^^;)、今回はパス。まだ訪れたことのなかった鈴虫寺にお参りする。

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 鈴虫寺に向かう道の脇に茂る竹林。嵐山の周辺は竹の名所でもあるような……。

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 鈴虫寺の山門脇に置かれたわらじを履いた幸福地蔵菩薩。履物を履いた仏様は珍しいけれど、衆生の願いごとを叶えるために遠方まで歩いて行けるよう、わらじを履いていらっしゃるのだとか。あれから2日ほど経つけれど、もううちまで来てくださったかな?

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 左手の書院で、お茶とお菓子を供されながら、住職の説法をうかがう。スズムシの鳴き声をBGMにありがたいお話……というか、完全に話芸の領域のような。そういえば、修学旅行のときは、薬師寺で管主のお話をうかがったのだった。高田好胤さんとおっしゃったか。あの方も無類に説法が上手だった。奈良や京都の坊さんは、生粋のエンターテイナーなのかもしれぬ。

 説法のあとはお庭を拝見。たくさんの品種の竹が植えられているのを見て、また感心する。

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 鈴虫寺の帰り道に見かけた竹塀。かぐや姫竹御殿という観光スポットの塀らしい。

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 続いて訪れたのは、一休さんゆかりの寺として知られる地蔵院(竹の寺)。この階段を登ってしばらく歩くと見えてくる。

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 地蔵院は、鈴虫寺とは対照的に、観光地の喧騒とは無縁にひっそりとたたずむ、よい風情のお寺だった。実は今回の旅でいちばん感激した場所かも。

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 竹の寺と呼ばれるだけあって、竹のお庭がたいへん素晴らしかった。

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 こちらがお地蔵様のおわす地蔵院。

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 どこをとっても絵になる庭。この先には不動明王、韋駄天、毘沙門天などが祭られていた。

 まだ時間の余裕はあったものの、今回の旅はこれで打ち止め。午後4時8分発のこだまで帰宅。おつかれさまでした。

2017年8月30日 (水)

京都巡行1日め

 8月26日(月)、27日(火)と、一泊二日で京都に行ってきた。自他共に認める旅行嫌いの私にとっては、久々の大遠征である^^;

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 各駅停車のこだまに乗って、1時34分に京都駅着。ちなみにこの駅ビルの写真は、天気のよい翌朝に撮ったもの。26日の京都は曇り空で、一時雨にも降られた。

 何を隠そう、今回の旅の個人的な目的は、中学の修学旅行以来となる三十三間堂参拝なのだった。駅前のバス乗り場から市営バスに乗って「博物館三十三間堂前」まで。パスモやスイカがそのまま使えるのは便利だ。

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 隠れ仏像マニアとしては、ご本尊の千手観音や千体仏もさることながら、眷属の二十八部衆のみなさまとのとの再会が、いちばんのハイライトだったと言っていい。以前に来たときは、ガラスの陳列ケース越しに見たような記憶があったのだが、今回は四天王がご本尊の周りに、残りは千体仏の前面にSPのごとく並んでいた。これが本来の配置なのだろう。記憶のイメージと微妙に異なっている像もあったりして、いろいろと新たな発見があった。

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 一部の建物が修復中らしく、鬼瓦が置いてあった。意外と小さい印象--というか普通の民家にあっても違和感がないようなサイズだった。

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 庭園の奥手にあった鐘撞き堂。背後に三十三間堂が見える。

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 裏手にはお稲荷さんのお堂もあった。こちらにもお参り。

 雨が強くなってきたので、周囲をぶらぶらと歩き回るのはあきらめて、市バスで京都駅まで戻る。天気がよければ、徒歩でもちょうどいいくらいの距離だったと思うけれど。

 駅の向かいの京都新阪急ホテルにチェックインしてから、街へ繰り出して早めの夕食。駅地下のレストラン街でお好み焼きと牛タンステーキを食べた。

 夕食後は京都在住のマンドリン仲間、ひでまんさんとの約束があったため、市営地下鉄烏丸線の北大路駅まで外出。京都にはこっそり行くつもりではいたのだが、あとになって行っていたことが知られても感じが悪そうなので、何かのついでに連絡したところ、歓迎していただけることになったのだ。

 北大路駅からふたたび市営バスに乗ってひでまんさんのおなじみのライブカフェ、ウッドノートへ。月曜日はアイリッシュ・セッションの日だそうで、お店にあったブズーキをお借りして混ぜていただく。長いことアイリッシュは弾いていなかったのと、そもそも曲をたくさん知らんのとで、ほとんどだるまさん状態だったが、めげずに適当にコードを弾いてごまかした^^;;;

 夕食の生ビールと、ウッドノートの日本酒のおかげか帰りに荷物を忘れそうになったけれど、ウッドノートのマスターが追いかけてきてくださって、事なきを得た。恥ずかし……。

 帰りはひでまんさんのアドバイスに従って、市営バスの206系統で京都駅まで戻った。途中でまた三十三間堂前を通ることになろうとは。なんとか無事にホテルまでたどり着き、就寝。そんなこんなで、今日もいろいろな方にお世話になりました。明日もよろしゅ~に。

2017年8月27日 (日)

雑司が谷の稲荷堂

 ほんのちょっとの期間、雑司が谷の出版社で仕事をしていたことがあったけれど、こんなお堂があるのには気がつかなかった。開運威光稲荷とおっしゃるのだそうな。

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 26日(土)、豊島区南池袋。鳥居の連なるくねくねした道を歩き、階段を登っていくと、小さなお堂が見えてくる。1枚写真を……と思ったのだが、電池切れで撮影できず。ご本尊が写真を嫌った、というようなオカルト風味の話ではない……と思う。

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 お堂の裏手にもくねくねした道が続いていて、その途中にも小さな社が点在している。それほど広くないスペースのはずなのに、道に迷いそうな気分になった。階段の途中で出会った白黒ネコ(最初はゴミ袋が捨ててあるのかと思った)が行く先々に出没するのが、まるで道案内をしてくれているみたいだったよ。

 行きは都電で、帰りは徒歩。途中で雨が降ってきたけれど、本降りにならないうちに帰りつくことができた。

2017年8月26日 (土)

ストリング・ラグって何?

 昨日は午後6時半にスタジオ入り。恒例となったFMラジオ「A・O・R」の音声収録だ。暑い1日だったけれど、夕方からだったのでまだ助かった。とはいえ、家に帰りついたら全身汗だくだった^^;

 今回のお題は、「ストリング・ラグ」。きっと以前の打ち合わせのときに、私のほうからこう言ったんだろうな。でもこの言葉って、ジャンル名として一般に認知されているのかしら?

 まあ、いいや。ストリング系(弦楽器主体)のラグについて語りたいことはいろいろあるので、ありがたくしゃべせていただいた。ピアノ中心の現在のラグタイム史観に対して、一石を投じられたら…なんて言うのは、さすがにオーバーか。

 ベス・L・オスマン、デイブ・アポロン、ダラス・ストリング・バンド、ハワード・アームストロング(ルイ・ブリュー)……といった大御所から、オールドタイム、ブルーグラス系のラグまで。選曲してみたら思いのほか、バラエティに富んだラインアップになったような。この並びなら、ボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン・ラグ」も違和感なく聴けるに違いない(……といいな)。

 放送は8月31日(木)午後8時から。バンジョー・ファン、マンドリン・ファンは必聴……かも?

2017年8月23日 (水)

誰だよそれ?

 明け方に見た夢。

 カミさんと2人で街を歩いている。行き先の小さなスーパーは閉まっていた。近所に住むおじさんが、「この店は移転したんだ」と言って新店舗の場所を教えてくれる。教えられたとおりに狭い道を抜けると、下町風の商店街が見えてきた。しかし目的のスーパーは見つからない。「先にご飯を食べない?」とカミさんが言い出した。商店街は老人だらけで、どの店にも人がたくさん並んでいる。「並んでもかまわないから」とカミさんが言うので、列のうしろで待つことにした。

 店の前で並んでいると、知らない男がやってきて、カミさんの顔をしげしげと見つめだす。そのうち着物の袖に触ったりしはじめた。そうはさせじと男とカミさんの間に割り込む。それでもめげない男は、聞き覚えのない名前でカミさんに呼びかけだした。「この女は○○といって、オレの店で働いていた女でな。勝手に逃げだしたから、見つけて連れ戻そうと思っていたんだ」そう説明すると、もう1人の男といっしょにカミさんを引っぱって行こうとする。「この人は私の連れ合いで、○○なんていう人じゃないから」「○○に会ったことないのに、どうして別人だとわかるんだ?」 ……ん? そういう理屈ってあるのかな?

2017年8月22日 (火)

蝶々とパパとピグマリオン

 ちょっと前に書いたワーナー・パイオニア編に続く、宮原芽映ポリドール編。

 ファースト・ソロ・アルバム『Cat』(ワーナー・パイオニア 1981年)のあとは、事務所を移籍し、作詞家としての活動をはじめ、レーベルも変わり……といろいろあったようで、2枚めを出すまでにはしばらく時間がかかった。つい先日知って驚いたのだが、前の事務所を辞めるにあたっては、「1年間は表舞台に出ないように」と釘を刺されたりもしたとか。芸能界にはそんな話がフツーにあるのだな……。

 ポリドール時代の2枚のアルバムの特徴をまとめると、1)プロデューサーはムーンライダーズの岡田徹、2)テクノ、ニューウェーブ系サウンドの大胆な導入、3)ふたたびボーカル・スタイルが変化、4)作詞のみに専念して作曲はほとんどせず--といったところだろうか。音楽的にいろいろ模索していた時期だったのかもしれない。

Portfolio

 『Port・fo・lio』(ポリドール)は、1986年11月25日の発売。ご本人の解説によれば、「”ポートフォリオ”とは、”折り鞄(かばん)”を意味しています。自分の作品を入れて持ち歩く鞄というような意味です」「私自身のカタログとも言えるでしょう」--だそうな。

 露出オーバー気味のジャケット写真が象徴するように、無機質なサウンドが印象的なアルバムではある。とくに裏ジャケットのポートレートは、ほとんど機械仕掛けのオートマトン(自動人形)のようだ。ささやくようなかぼそいボーカルに、きつめのエフェクト処理をした曲が多いのも、おそらく意図した結果だろう。

 こうした試みがいちばん効果を上げているのは、最後に置かれた「地上のプラネタリウム」ではないか。ボーカルの雰囲気、テーマ、曲作り、アレンジが、ぴったりはまっている。打ち込み全開の「5色の地球儀」も面白い。

 逆に従来のキャラクタに近く違和感なく聴ける曲としては、比較的テクノ色の薄いポップな「昔みたい」、唯一自分で曲も書いた「サイドミラーに涙」、ちょっぴりジャジーな「Good Night」などが挙げられる。

 なお、プロデューサーの岡田徹は、作曲、編曲には直接タッチしていない。アレンジャーは、安部”OHJI”隆雄。作曲数も安部OHJIが5曲といちばん多い。安部OHJIは、ギター、ベース、キーボード、コンピュータ・プログラミングと演奏面でも大活躍している。

 曲ごとのクレジットはないものの、「昔みたい」のメランコリックなサックス・ソロは、バービー・ボーイズのKONTAだろう。バックグラウンド・ボーカルには小椋佳の名前もあるのだけれど、正直なところどこに入っているのかよくわからない……。

Portfoliomega

 こちらはアルバムのプロモーション用に制作されたと思われるメガミックス盤。12インチ45回転というLPサイズのレアなレコードだ。A面には「昔みたい」「サイドミラーに涙」の2曲を収録。B面はメガミックスのメドレーで、「あの頃のあなた」「めざわりな女」「月の影」「5色の地球儀」「Good Night」「地上のプラネタリウム」の6曲をまとめてある。

Mariposa

 ポリドールでの2枚め、通算3枚めのソロ・アルバム『マリーポーサ』は、1997年9月25日の発売。幻に終わったスペイン・レコーディングの名残りか、歌詞カードにはスペインの地図があしらわれている。もっともサウンド自体にスペインを感じさせるものはほとんどなく、むしろ国籍不明な印象だ。

 プロデューサーは前作に引き続いて岡田徹だが、このアルバムでは、作曲、編曲、楽器演奏(キーボードとアコーディオン)にも関わるなど、前作以上に関わりは深くなっている。

  この時期のムーンライダーズは開店休業状態で、各メンバーはソロ活動やプロデュース・ワークに専念していたようだ。ムーンライダーズの僚友、かしぶち哲郎も、本作では作曲で参加している。安部OHJIも前作に続いて、作曲、編曲、ベース、ギター、キーボードなどで、大活躍。サウンド作りも前作の延長上にあると言っていいだろう。

 内省的なラブソング、それもシビアな内容の歌が多いのが興味深い。全体の色調も暗く沈んでいて、最もダークなアルバムと言えるかも。

 「別れる理由」と「瞳の中の夜間飛行」は、作曲も宮原芽映。「別れる理由」は、ガチャガチャしたリズム・アレンジが若干気になるものの、トータルなできはいちばんではないか。とくに「別れる理由 あなたはうまく言えなかった」というフレーズにはドキリとさせられる。

 「瞳の中の夜間飛行」は、アレンジが秀逸だ。編曲は岡田徹、安部OHJIの共同作業のようだが、ある意味、宮原・岡田コンビの最高傑作かも。

 かしぶち哲郎が作曲した2曲は、どちらも異色作。「極楽蝶々」は、昭和歌謡--というより、ほとんど演歌の世界に近いかも。「アダージオで踊りたい」は、いかにもかしぶち風で、さりげなくコスモポリタンな曲だ。Dr.Kこと徳武弘文のガット・ギターも印象的ながら、なんといってもエンディングで聴けるフランス語の歌がかわいい。

 シビアな歌が並ぶ中、素のままの雰囲気でほっとさせてくれるのが、「ママに花束をパパにくちづけを」。典型的なファザコン・ソングと言えなくもないけれど……。

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 先行シングルとして、「極楽蝶々/瞳の中の夜間飛行」も6月5日に発売されている。「極楽蝶々」は、アルバムとは異なるシングル・バージョンだそうだが、目立った違いはない。AB面を逆にして「瞳の中の夜間飛行」をメインにしても面白かったかもしれない。

 --というところで、このポリドール時代の曲を含むコンサートが、9月15日(金)に横浜サムズアップで開催されるという。岡田徹さんと安部OHJIさんもゲストで出演の予定だそうな。私も見に行きたいところだけれど、この時期いろいろ予定が立て込んでいるからなぁ……。

2017年8月19日 (土)

クロージング・タイム

 ほんとは作詞をメインにしたいのだけれど、なかなか使ってもらえないもので、しかたなく自分で曲をつけたり、歌まで歌ったりすることになる。どちらもまったく自信がない^^;

 「クロージング・タイム」は2010年に書いた歌で、当時結成していた同名のデュオ・グループで演奏することを前提にしていた。ゆえに、当人比2割増し程度のおしゃれな音……を狙ったつもり(?)。

 どうせなら、楽器を増やしてきっちり編曲するべきなのだろうが、代わりに間奏でいたずらしてみることにした。

2017年8月18日 (金)

ハワイからアメリカ本土へ

 8月3日(木)に放送されたFMラジオ「A・O・R」のウクレレ特集の音源を送っていただいたので、そのご報告。

 いつものように、番組のサイトにアップされていたオンエア・リストから。

  20:02 Tied Down / Colbie Caillat
  20:07 Honolulu Baby / Ukulele Club De Paris
  20:10 Dear Old Sunny South By The Sea / Jimmie Rodgers
  20:15 Hard Hearted Hannah / Cliff Edwards
  20:18 Twelfth Street Rag / Roy Smeck
  20:22 Tip Toe Thru’ The Tulips With Me / Tiny Tim
  20:24 Ku’u Ipo Pua Rose / John Almeida
  20:30 Rhapsody In Blue / Herb Ohta
  20:32 A New Day / Bruce Shimabukuro
  20:38 Palolo / Ka’au Crater Boys
  20:40 Take A Picture Of The Moon / Janet Klein
  20:42 Without You / Eddie Vedder
  20:46 Mama, I’m Coming Home / Jake Shimabukuro

 前にも書いたけれど、クリフ・エドワーズ(ウクレレ・アイク)、ロイ・スメック、タイニー・ティムといったアメリカ本土の「ウクレレ芸人」たちをフィーチャーしたのが、今回の選曲のポイントのつもりだ。ウクレレを弾くジミー・ロジャースも無事オンエアできてめでたい。

 ハーブ・オータさんやシマブクロ兄弟は、ハワイ勢といっても伝統的なハワイ音楽とはまた異なるから、ハワイアンらしい演奏と言えるのは、ジョン・アルメイダとカアウ・クレーター・ボーイズくらいだったかな?

 パール・ジャムのエディ・ベッダーも、今回の目玉の1つ。その一方で、今日では珍しくオールドタイム的な音楽性を持っているウクレレ・マン、リル・レブ(Lil' Rev)が落ちてしまったのは、ちょっぴり残念だ。

 私のしゃべりはまずまずだったような気がするけれど、年数を間違えたところが1ヵ所あった。^^; パーソナリティのユキ・ラインハートさんが訂正を入れてくださって事なきを得たけれど、こういう数字は正確な上にも正確でなくてはいかんわね。反省。

2017年8月11日 (金)

山の日

 ……と言われても何のことやらよくわからんのだが、世間様は休日らしい。

 暑さがやわらいだようなので、久々の草むしり。ヤブガラシが脚立にからみついているのが、以前から気になってはいたのだよ。ず~っと庭仕事してなかったのがバレちゃうな……。

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  ヤブガラシ
  脚立取らせて
  のどかなり

 2時間ほどかけて家と壁の隙間のスペースを片付けたらたいそうへたばった。

2017年8月 8日 (火)

楽器は語る 5弦バンジョー編

 なかなか動きだせないのは、怠け者だからではなくて、ビビりな性格のせいだと自分では思っている。今回も自分1人だったら、おそらく覚悟を決められなかっただろう。

 このほど、武蔵小山Live Cafe Againのマスター、石川茂樹さんに背中を押される形で、シリーズ企画のイベントをやらせていただくことになった。拙著『アメリカン・ルーツ・ミュージック』に絡めて、ルーツ・ミュージックに関わるさまざまな楽器の歴史や、使われ方、具体的な演奏スタイルなどを紹介していこうという趣向だ。

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 できれば、楽器ごとにエキスパートのプレイヤーをゲストとしてお招きして、その魅力を掘り下げるとともに、奏法解説を交えたプレイを間近で見られるようにしていきたいと考えている。

 第1回のゲストは、バンジョーの伝道師、原さとしさん。パスカルズ、ロンサム・ストリングス、トイメンシャオなど、さまざまなバンドで活躍する傍ら、日本で初めてバンジョーがお披露目されたとされるペリー来航時のミンストレルショーに関わる資料の発掘や、その再現に尽力。横浜バンジョー祭りや、かたるべバンジョークラブを主宰。さらにはサイド・ミュージシャン、テレビ出演、バンジョー教室の講師など、さまざまな方面でバンジョーの魅力を発信し続けている。

 プログラムは前後半の2部構成で、前半はゲスト紹介を兼ねた楽器談義とミニ・ライブ。後半は、代表的なミュージシャン、歴史的な演奏などを紹介するDJトーク。写真や動画も使って、わかりやすく楽しい内容にできればいいなと考えている。

 土曜の午後のひととき、お酒でも飲んでリラックスしながら、ご一緒にアメリカン・ルーツ・ミュージックを体験しませんか? 5弦バンジョーの超絶技巧を、原さんの解説付きで目の当たりにできる貴重な機会になると思います。

 

楽器は語る Talk About Roots Music
DJトーク&ミニ・ライブ

●日時
 9月16日(土)
 開場:14:30 開演:15:00

●会場
 Live Cafe Again
 〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
 http://www.cafe-again.co.jp/

●Charge
 1,600円

●出演
 奥 和宏(トーク)

●ゲスト
 原さとし(バンジョー)

2017年8月 2日 (水)

カナダのシンガーソングライターのライブ

 トム・ウェイツやランディ・ニューマンやレナード・コーエンが、よく引き合いに出されるようだけれど、声の質はポール・サイモンに近いような気がした。とはいえ、よりエモーショナルで、ずっと熱かった。

 昨夜は渋谷クラブクアトロで、カナダ人のシンガー・ソングライター、デクラン・オドノバンのコンサートを見た。本人は主にピアノを弾きつつ歌い、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムスというロック・バンド編成のバックがつく。MCではベースとドラムスは日本で調達したメンバーだというようなことを言っていたが(たぶん^^;)、充分にバンド的な一体感のある演奏だったと思う。

 オドノバンは途中でアコースティック・ギター(ギブソンJ-160E?)に持ち替えたり、ソロでピアノを弾きながら歌ったりもした。ピアノの腕前もなかなかなようだが、徹頭徹尾弾きまくりというわけではなく、要所を押さえている感じがよかった。

 月並みな感想ながら、とてもよいコンサートだったと思う。音楽っていいなと思える夜だった。最後に演奏したレナード・コーエンの「Everybody Knows」のカバーも印象的だったな。

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