« 中学校に森林がやってくる? | トップページ | ポストカードの誘惑8 »

2017年6月18日 (日)

父の寝顔

 両親とはずいぶん歳が離れていたので、物心ついた頃には父親はもう老人と言っていいような年齢だった。

 父親がこの世の不幸のすべてを背負ったような顔をして寝ていることに気づいたのもこの頃だ。なんて苦しそうな表情なんだろうと思ったのを覚えている。父親の事情はよくわからなかったけれど、生きていくのは楽なことじゃないんだろうなと、漠然と感じていた気がする。

 あれは老いについて考えさせられた最初の機会だったのかもしれない。ことさらに意識したつもりはないのに、気がついてみたら老いをテーマにした歌をいくつも書いていた。もしかしたら、あの体験が少しは影響したのだろうか?

 

父さんは
この世の全部の不幸を
背負ったような顔して寝てる
額に大きなしわをよせて
口をへの字に曲げながら

怖い夢でも見てるのかな?
おなかが痛いのかな?
生きているのがつらいのかな?
歳をとるのが苦しいのかな?

こんなにゆがんだ顔してること
きっと気づいてないんだろうな

  僕はじっと見てるだけ
  ずっとずっと見てるだけ

怖い夢が終わるといいね
おなかが痛くないといいね
生きていくのが幸せならいいね
歳をとっても楽しければいいね

  僕はじっと見てるだけ
  ずっとずっと見てるだけ

いつか僕も
こんな顔して寝るようになるのかな?

« 中学校に森林がやってくる? | トップページ | ポストカードの誘惑8 »

歌詞」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 父の寝顔:

« 中学校に森林がやってくる? | トップページ | ポストカードの誘惑8 »