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2017年4月 3日 (月)

ピードモント・ブルース雑感

 明日はFMラジオの収録。--というわけで、ただいまピックアップした曲を聴きながら、トーク用の資料の作成中。

 今回はアコーディオン特集ということでテックスメックス、ケイジャン、ザディコなどを中心に選んでみたけれど、これがなかなかバラエティに富んでいて面白い。いい番組になりそうな予感がする……なんちって^^;

 そういえば、3月2日に放送された前回のピードモント・ブルース特集について、まだご報告がすんでいなかった。まず、番組のサイトに掲載されていたオンエア・リストは以下のとおりだ。

  20:02 He’s A Mighty Good Leader / Beck
  20:07 Jailhouse Blues / Lewis “Rabbit” Muse
  20:08 Travelin’ Blues / Blind Willie McTell
  20:14 Rag, Mama, Rag:Take2 / Blind Boy Fuller
  20:17 Slow Drag / Turner Foddrell
  20:22 Railroad Bill / Etta Baker
  20:25 Ontario Blues / Elizabeth Cotten
  20:30 Fishin’ Blues / Taj Mahal
  20:33 Hit Em’ Up Style / Carolina Chocolate Drops
  20:39 Dry Bone Shuffle / Blind Blake
  20:42 Pure Religion / Reverend Gary Davis
  20:46 Make Me A Pallet On Your Floor / Mississippi John Hurt

 選曲は、ほぼこちらの意図どおり。1曲めは、ベックがインディーズから出したアルバムから選んでみた。

 ピードモント・ブルースの特集で、いきなりベックはどうなの?--なんて思わないでもないのだけれど、おそらくつかみのためにリスナーになじみのある名前を持ってきたというところだろう(私は曲順には関わっていないので)。これがまた、しっかりアコギのスリーフィンガーで、ピードモント・ブルースしてるんだよな。

 何はともあれ、ブラインド・ボーイ・フラー、ブラインド・ウィリー・マクテル、エッタ・ベイカー、エリザベス・コットン、ブラインド・ブレイク、レバランド・ゲイリー・デイビス……と、代表的なミュージシャンはほとんど網羅できたのではないかと思う。

 最後のミシシッピー・ジョン・ハートは、「ミシシッピー」と名乗っていた(より正確には名乗らされていた^^;)くらいで、まったくピードモントの人ではないのだけれど、ギター自体は典型的なピードモント・スタイルだから、やはり取り上げないわけにはいかんだろうということで……。

 自分で特集を組んでおいて、ちゃぶ台返しみたいなことを書くのも申し訳ないが、結局、ピードモントがどーのこーのなどと言って、地域で音楽のスタイルを分けるのにも無理はあるような気がしている。そもそも、ミシシッピー・ジョン・ハートやレバランド・ゲイリー・デイビスなんていう人たちは、ブルースマンですらなく、それより以前からいたソングスターの末裔に当たると捉えるべきではないだろうか? ……でも、まあ、評論をするときには、地域で分類するほうがラクだったりするもんで、ついやってしまうのだけれどね。

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