« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »

2017年1月

2017年1月30日 (月)

アコギブック44

 春を思わせるようなポカポカ陽気。浮かれた気分で飛鳥山公園のあたりを散策する。

 『アコースティック・ギター・ブック44』(シンコーミュージック)の見本誌が届いていたので、そのご紹介をしておこう。表紙は押尾コータローさんとウィル・アッカーマンさんの2ショットだ。

Agb44

 この号では、「アコースティック・ギター・インストの世界観」という特集の冒頭の記事を書かせていただいた。「アコギのインスト・プレイヤーの系譜を2400字でまとめてほしい」というご依頼だったのだが、そんな単行本1冊くらいになりそうなテーマ(企画書を書いて売り込みに行こうかな?)を2400字とは殺生な。--なんてボヤキつつお引き受けしたものの(こんな面白い原稿を引き受けないわけがない)、結局1000字くらいオーバーしてしまった……。

 プロのライターなら字数の指定を守るのは基本中の基本だから、はっきり言ってこんなことではいかんのだけれど、「3000字くらいまでならいいですよ」と事前に言質をとっていたのをいいことに、泣きついてなんとか収めてもらった。

 アコギブックでインスト・ギターの系譜をまとめるとなると、最後にタッピングを持ってくるのが妥当だろう。そこから逆算して話を進めていったら、(いちばん得意なはずの)ブルーグラスのプレイヤーたちは最後に名前を挙げるだけで終わってしまった。ジャズ/フュージョン系やロックのギタリストに至っては名前すら書けなかったけれど、字数を考えればいかんともしがたい。

 そこまで含めたギタリスト列伝は、やはりいつか書いてみたいな。インスト・ギターにこだわらず、もっと幅広く。

2017年1月28日 (土)

ジブリ映画の訳詞から「Yesterday Once More」へ

 なんとなく時間が空いていたので、昨夜はテレビでジブリの『耳をすませば』を見た。

 『耳をすませば』の立花隆、『となりのトトロ』の糸井重里、『風立ちぬ』では庵野秀明と、宮崎駿さんは、わりと重要な役に畑違いの人を起用したがる傾向があるようで、傍目にはこれがあまり成功しているようには思えないのだけれど、プロの声優を嫌うというよりは、自分が創り上げたキャラクターに声優の色がつくことを嫌っているのかもしれない。

 それはともかく、主人公の女の子が考えたという「Take Me Home, Country Roads」の訳詞を聴いていたら、いまさらながら歌に合った訳詞をするのは難しいなと感じた。原語のリズム、メロディの持つノリまで合わせようとすると、なかなか容易なことではない。

 必ずしも逐語訳である必要はないのだけれど、律儀にぴたりと合わせてあるものを見つけると、やはり感動してしまう。たとえば中川五郎さんの訳した歌は好きだな。

 原曲とはまったく関係ない歌詞をつけるのも、それはそれでありだと思うし、ウルフルズが「ワンダフル・ワールド」でやったみたいに、言葉の意味ではなくて、発音のほうに合わせる空耳アワー的なやり方も効果的ではある。「Don't know how much about history(どんの、はまっちゃばう、ひすとりー)」に「どの街まで行け~ば」と当てたセンスは素晴らしいと思う。

 ずいぶん前のことだけれど、ふとカーペンターズの『Yesterday Once More』に日本語の歌詞が付けられそうな気がして、試してみたことがあった。なんとか完成させたものの、どうにも自分では歌う気になれず、そのまま放ってある。あんまりおっさん向きの歌ではなさそうなので、どなたか歌ってくださりそうな女の人を見つけられたらいいのだが。

 実は昨日の映画に影響されて、つい先ほどこの歌を録音してみた。ポータブル・レコーダーのワンマイク録音なので、音のバランスもよくなく、聴きづらいのだけれど、恥を忍んで公開する^^; 興味のある方には歌詞をお送りしますので、どなたか歌ってやってください。

 (2月4日編集)あまりにも音のバランスが悪く、ボーカルがよく聴き取れなかったため、再アップしました。

2017年1月26日 (木)

イケメン先生さようなら

 御茶ノ水の歯科病院で、定期健診。

 家を出てから歯を磨いてこなかったことに気づいたのだが、もういかんともしがたい。そのままシレッと診てもらう。イケメン先生からは何も言われなかった。

 ガリゴリガリと歯垢を削られ、歯磨きもしてもらって、30分ほどで終了。毎度のことだけど、歯垢をとられるのは痛いね~。けっこう血も出た。

 ところでちっとも知らなかったのだが、イケメン先生は近々退職されるとかで、診療してくださるのは今日で最後だそうな。それはまた突然な! でも、ほんとに長い間ありがとうございました。おかげさまで私の歯はずいぶん元気になりました。ちょっと寂しい気もしたものの、あとを引き継いでくださるという新しい先生は若い女医さんだった。これはこれで悪くないかもしれない。

 そんな話はいいとして、次回の検診は5月18日(木)午後2時から。今度は忘れずに歯を磨いていこう……。

2017年1月21日 (土)

ベースかついで三千里?

 ショート・ステイに出していた楽器を取り戻しに代々木まで行ってきた。「マウンテンのカバーをやるから」と頼まれて貸し出したギブソンEB-1ベースだ。

 たいていの方は見当がついていると思うけれど、私は心が狭い人間なので他人に楽器を貸したりはしない^^; その防御柵をぶち破って借りていくとはMクン恐るべし……。まあ、弦も張り替えてもらったし、メンテナンスもしてもらったし……と、見返りはいろいろあったのだけれどね(おかげでだいぶ弾きやすくなった^^b)。

 さて、以上の話は前ふりで、実はこれからが本題だ。無事ベースを受け取って帰りの電車に乗り込んだまではよかったが、高田馬場で山手線がストップしてしまった。併走する京浜東北線がどーのこーので、動くまでしばらくかかるという。私はめったに出かけないのに、たまに出かけるとたいていこういう目にあうんだよね~……。

 これが池袋か目白なら、迷わず歩いていたと思う。新宿か新大久保なら、おとなしく待っていただろう。高田馬場というのがまた絶妙だ。一瞬ためらって、それでも結局歩くことにした。若い頃には高田馬場からちょくちょく歩いていたので、土地勘はある。天気もいいし、久々に遠歩きをするのも悪くないだろう。

 山手線の線路を右手に見ながら、ベースをかついでテクテクと進む。かつて散策した頃には、この沿線の家並みが、まるでアメリカのひなびたレストラン街のように見えて気に入っていたのだが、いまでもその頃とほとんど変わっていなかった。「Founded 1973」というアメリカンなネオンサインを掲げたこじゃれたバーも残っている。

 目白橋を越え、花の橋で線路を横切ると、池袋のジュンク堂のあたりに出る。ここまで来れば、あとは目をつぶっても帰れそうだ。リニューアルした南池袋公園の脇を通り、取り壊し中の豊島公会堂や区役所を横目にして、家にたどり着いた頃にはびっしょり汗をかいていた。やっぱりベースは重たいね。

2017年1月20日 (金)

ナショナル、ドブロをまとめてドーン

 今日の雪はチラッと降った程度ですんだ。とはいえ予報を見ると、月曜日まで油断はできないようだ。

 昨夜は麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」の収録をした。今回のお題はリゾフォニック・ギター。わりと得意なテーマ(当人比)なので、しゃべりたいことはたくさんあったのだけれど、調子に乗りすぎると一般のリスナーが引いてしまいかねないということで、やや抑えめに。バンバン話を削ったら、逆に話が跳びすぎて、途中でつじつまが合っているかどうか心配になってきた^^;

 それでもなんとかこらえて録音終了。あとは編集でうまくまとめてくださると思う^^b 選曲は、ナショナル、ドブロ両ブランドで半々ずつ。ナショナルはブルース、ロックなどを中心に、わりと古い曲が多め。逆にドブロは、思い切ってジェリー・ダグラス以降にしぼってみた。--ということで、ロブ・アイクス、アンディ・ホールあたりもかかるはず(マイク・オールドリッジは変化球で登場するかも)。

 代表的なアーティストとして、ナショナルはボブ・ブロズマン、ドブロはジェリー・ダグラスの名前を挙げてみたけれど、やはりこの2人の存在は際立っていると言わざるを得ない。何を隠そう、ブロズマンさんには2009年の4月、ダグラスさんには2014年の10月にインタビューをさせていただいている。いま振り返ってみれば、一介の3流ライターにとっては身にあまる幸運だった。長い間続けていると、たまにはいいこともあるよね。

 そんなこんなで、リゾフォニック・ギターの特集は、FMラジオ「A・O・R」で1月26日(木)午後8時から放送の予定です。電波の届く地域の皆様は、どうぞよろしゅ~に。

2017年1月14日 (土)

ジャグバンド特集のセットリスト

 ひと月前の……というか、去年のラジオ出演の音源をやっと聴くことができた。JFN制作のFM番組「A・O・R」のジャグバンド特集の回だ。

 以下は番組のサイトにあった放送分のセットリストのコピペ。

  20:02 San Francisco Bay Blues / Eric Clapton
  20:07 Mysterious Mose / R. Crumb And His Cheap Suit Serenaders
  20:13 Lindbergh Hop / The Memphis Jag Band
  20:16 Walk Right In / Gus Cannon & His Jug Stompers
  20:18 Soldier's Joy / Nashville Washboard Band
  20:22 Jug Rag / Blue Ridge Ramblers
  20:25 Move Your Hand / Yank Rachell’s Tennessee Jug-Busters
  20:30 Sadie Green / Even Dozen Jug Band
  20:33 Crazy Words, Crazy Tunes / The Nitty Gritty Dirt Band
  20:38 Gee Baby, Ain't I Good To You / Jim Kweskin Jug Band
  20:40 Monkey Rag / Asylum Street Spankers
  20:42 Doc's Day / Old Crow Medicine Show
  20:46 Blues My Naughty Sweetie Gives To Me / Jug Band Extravaganza

 米国でジャグバンド・リバイバルの動きが起こる以前の50年代に、スキッフル・ブームが英国を席巻したことはよく知られている。いわばジャグバンド再評価のさきがけだ。ロニー・ドネガンがレッドベリーの「Rock Island Line」をヒットさせたのをきっかけに、英国の若者たちがこぞってスキッフルを演奏するようになり、これが後のブリティッシュ・インベイジョンの流れにもつながっていく。いちばんわかりやすいのが、ビートルズの前身となったクォーリー・メンの例だろうが、ほかにもスキッフル・バンドで音楽を演奏する楽しさに目覚めたというロック・スターはたくさんいるはずだ。

 そんなこんなで、プログラムのオープニングは、そんな若者の1人だったと思われるエリック・クラプトンのアンプラグド・ライブから。このときは楽しそうにカズーまで吹いてるんだよね~。

 続いて登場するのは、オリジナルの黒人ジャグバンドあり、60年代以降のリバイバル・ジャグバンドあり、近年のジャグバンド風の演奏ありと、そこそこバラエティに富んだ内容になったような……。

 冒頭でパーソナリティのユキ・ラインハートさんが、私から聞いた話という前ふりで(例によって直接お会いしてはいないのだけれど)、「最近では横浜でジャグバンド・フェスティバルも行なわれるようになり……」なんてことをおっしゃっていたのは、どうなのかな? 私は「横浜のジャグフェスはずいぶん長いこと続いているんですよ」と言っていたはずなんだけど……^^; 15年前も最近っちゃ~最近だから、まあ、いいか^^;

 細かいことを言わせてもらえば、ブルーリッジ・ランブラーズが白人のストリングバンドで、すでに1930年前後にはこうしたジャグバンド風の演奏をしていた白人もいた、ということを伝えられたらもっとよかったかな、なんて。あと、ニッティ・グリティのライブのMCがカットされたために、レコードの回転数を半分に落とした雰囲気を再現しているのがわかりにくくなってしまったかも。でも、ロバート・クラムさんが有名なアメリカン・コミックの漫画家であることを紹介できたのはよかったと思う。

 すでに次回の放送もすでに決定しているので、昨夜は次回の収録のための選曲をした。お題はリゾフォニック・ギター……ということで、ナショナルとドブロをまとめてドーンとご紹介する予定。

2017年1月 8日 (日)

パン屋の1ダース

 ヤマザキナビスコがヤマザキビスケットに改名し、ナビスコ・ブランドの製品も販売できなくなったそうで。ヤマザキと分かれたナビスコのクラッカー「リッツ」を久々に買ってみたら、「原産国インドネシア」と書いてある。ほほ~。

 それはそれでいいとして、「13枚×3パック」という表記の下に「(枚数は目安です)」と書いてあるのには、ちょっと驚いた。ナビスコのような大メーカーにして、このアバウトなクオリティはどうなの? ヤマザキナビスコ時代にも同じような断り書きがあったのだろうか?

 これで思い出したのが「パン屋の1ダース」という言葉だ。13世紀の英国で、「パンの重量をごまかした者は厳罰に処す」という御触れが出たために、罪に問われるのを恐れたパン屋が、1ダースのパンを買ったお客に1個サービスして13個にして販売したのだとか。リッツの例もパン屋の1ダースも、「13」という数字がビミョーに効いている。

 13が縁起の悪い数となった理由については諸説あるようだが、心理的になんとなくイヤな数字だというのが案外大きいのではないかと思っている。「1」から順に整数を並べていくとして、割り切れる数はまあ落ち着ける。分けるときにも喧嘩になりにくい。問題は素数のほうだが、「1」「2」「3」「5」「7」あたりまでは、1ケタだし、まあOK。「11」もゾロ目でそこそこ美しい。……というわけで、最初に出てくるイヤな数字が「13」だという……。そういえば、13進法って全然聞かないね。広い世界のどこかには13進法を使っている地域もあるのだろうか?

Hutenyan

 写真は本文とは関係なく、Yahooモバイルでもらった(正確に書くと家人がもらったのを横取りした)ふてにゃんのひざ掛け。私は極度の寒がりなのでたいへんありがたい。

2017年1月 2日 (月)

初夢・初音・初詣

 初夢2題。

 愛用のカメラで写真を撮ろうとしている。やけにボディが薄いなと思ったら、後ろのカバーがなくなって中身がむき出しになっているではないか! 驚いているうちに、部品がどんどん外れてバラバラになってしまった。

                         

 アコーディオンがたくさん置いてある広いスペースにいる。中古の楽器を展示販売するイベントのようだ。並んでいるのは、ほとんどピアノ(鍵盤)アコーディオンばかりだ。色とりどり、形もさまざまな楽器を順番にチェックしていく。値札の価格はまちまちだけれど、どれも手持ちの金では買えそうにない……。

                        

 1つめの夢は、デジカメがだいぶくたびれてきて気になっている現実を、そのまま反映していると思われる。2つめの夢も含めて、物欲まみれの心理の表われか? もうちょっと縁起のよさそうな夢だったらよかったのにな。

 --とは言いながら、今年はアコーディオンがらみで、ケイジャン、ザディコ、テックス・メックス……それともポルカあたりに焦点を当ててみるのも面白いかもしれない。手始めに、いまはミュゼットを聴いているのだった。

Accordeon

 初詣は例年どおり氏神様の天祖神社へ。バイト(?)の巫女さんが美人だったので、ちょっぴりテンションが上がった。 もう少し頑張ってみよう。

2017年1月 1日 (日)

王子の狐で謹賀新年

 穏やかな元旦。旧年中はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。

 昨夜は大晦日には珍しく夜の街に繰り出した。準地元の王子で毎年大晦日に行なわれる、狐の行列を見に行くことにしたわけだ。思っていた以上の人出で、ほとんど観衆の頭しか見えなかったような気もするけれど、まあ、めったにできないよい経験をしたと思う。

Fox01

 狐の行列は装束稲荷から歩き出す。新年のカウントダウンに合わせ、午前0時にスタート。ここからくねくねと王子稲荷神社を目指すのだ。

Fox03 Fox06

 行列の先頭は、なぜか獅子舞。そのあとに狐の面をかぶった男女、狐の化粧をした男女、稲荷神(?)、素顔のお女中衆、輿に乗った童女、お囃子、大きな狐の面、錫杖を鳴らす童子など、さまざまなグループが続く。

Fox05

 お囃子は入っているものの、行列はほぼ無言で静かなものだ。むしろ周りの観衆のほうがガヤガヤとうるさい^^;

Fox09

Fox10

Fox11

 本行列の第1団のあとに、一般参加の第2団も。いわばセカンドラインだな。ここまで含めて長蛇の列で、全体が通り過ぎるまでずいぶんかかった。ちなみにセカンドラインのお囃子は子どもたちが務めていたようだ。

Fox12

 王子稲荷神社にたどり着いたところで、神楽殿で新年の奉納舞……となるようだが、人の波にめげてここでリタイヤ。とりあえずお供物の写真だけ撮った。

 そんなこんなで、いつもとはまったく違った年越しをしてしまったわけだけれど、はたしてどんな年になることやら? 誰もが穏やかで実り多き1年になりますように。

« 2016年12月 | トップページ | 2017年2月 »