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2016年11月

2016年11月30日 (水)

またしてもバッティング!

 午後3時から麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」の収録。今回のテーマはジャグバンド。日本でも5月には横浜ジャグ・フェスで盛り上がるよ~、なんていう話もしたら、わりとウケたかもしれん。メジャーどころから、そこそこ珍しい音源まで、いろいろかかると思うので、ファンのみなさまはどうぞお楽しみに。

 放送は12月8日(木)午後8時から。……おっと! 前回のホワイト・ブルースの特集に続いて、またしても私のライブの日と重なってしまった。めったにライブなんてやらないのに、奇妙なめぐり合わせと言わずばなるまい。

 まあ、そもそもFM東京では放送されない番組だし、東京近郊の方は、ライブのほうをよろしくということで^^; こちらは武蔵小山Againで、午後7時半開演だす。

 --というところで、以下は11月3日に放送された、ホワイト・ブルース特集の話。まず公式サイトにアップされていたオンエア・リストをコピペしておく。

  20:02 Red River Blues / Jorma Kaukonen
  20:07 Take A Walk Round The Corner / John Mooney
  20:14 Worried Blues / Frank Hutchison
  20:16 If The River Was Whiskey / Charlie Poole & The North Carolina Ramblers
  20:21 Sweet Sarah Blues / Darby & Tarlton
  20:24 Johnson City Blues / Clarence Green
  20:29 Red Rocking Chair / Hickory Wind
  20:32 Weary Lonesome Blues / Mike Dowling
  20:38 Blue Yodel #4 / Jimmie Rodgers
  20:40 Hillbilly Boogie / The Delmore Brothers
  20:42 Prodigal Son / Dock Boggs
  20:49 C.C. Rider / Geoff Muldaur & Amos Garrett

 この日はいっぱいかかったね~。しかも全部私の選曲だったし。局側が選んだ曲が入っていないのは、もしかしたら初めてかも。特集のテーマからすると、終盤のジミー・ロジャース、デルモア・ブラザーズ、ドック・ボッグスあたりがキモのつもりだったのだけれど、放送的にはさらっと流したいところだったのかも。ドック・ボッブスさんなんかは、始まってすぐに切られちゃったような気がしないでもない^^;

 それと、マイク・ダウリング&ランディ・サビアンのクレジットが、ダウリング単独になっているのは、Web上のCDデータベースのデータがそうなっているせいだと思う。できれば直してほしいけどな……。

<ちょっとした余談>
 家に帰り着いたのは午後5時過ぎ。薄暮の通りに赤くまたたく道路工事の点滅灯が、クリスマスのイルミネーションのようだった。

2016年11月26日 (土)

踊る阿呆に見る阿呆

 ピコ太郎なる謎のアーティスト(a.k.a.古坂大魔王……あ、逆か!)の演じる「PPAP」(ナニソレという方はyouTubeで検索してみてください)を最初に見たときには、こいつのどこが面白いの?といぶかしく思ったのだけれど、試しに自分でもやってみたら、これがやけに楽しくて……。

 「I have a pen」「I have an apple」あたりはそれほどでもないのだけれど、最後の「ぺん・ぱいなっぽー・あぽー・ぺん」までくると、もう、エンドルフィン出っ放しって感じ。いつまでもやっていたくなる……^^;;;

 結局、聴く音楽でも見るダンスでもなくて、演る音楽・ダンスなんだろうな、あれは。そういう意味ではすごくよくできている。だからYouTubeにカバーの映像がたくさんアップされることになったんだと思う。

 これまでの流行歌の歴史を見ても、案外そういう音楽のほうがヒットしちゃうケースも少なくなかったりするわけで。まあ、私が言っても何の権威もないのだけれど、踊る阿呆に見る阿呆理論とでも申しましょうか……。

2016年11月23日 (水)

夢のかけら

 もっぱら自分の覚え書き用に、印象的だった夢の記録をつけてきているのだけれど、ときには文章でどう表現していいかわからないようなものに出くわすこともある。昨晩、ついうっかり宵寝をしたときに見た夢もそうだった。なんとなく気になるところがあったので、断片的な記憶を適当に補足しながら書いてみる。

 母親(実際の母親とは別人)が話しかけてくる。「(学校で?)『信長の野望』(をするのに?)パンツ(を持って行かなくていいの?)」

 このような意味の言葉が、日本語と英語の同時通訳で一度に聞こえてくるような感覚だった。『信長の野望』の英語は『hate to die』。……寡聞にして実際の英語タイトル(あるのかな?)は知らないけれど、絶対こうじゃないと思うな。素直に訳せば、「死にたくない」っていう意味だよね、これ?

 もうひとつの夢の断片は、完全に視覚的なイメージだった。

 平面的な構造物に、毛の束のようなものがびっしりと植わっている。歯ブラシ状になった人工芝風のイメージとでも言えばいいか。中央付近の毛が左右に倒れていて隙間が目立つ。これが気になったので、指を突っ込んで引き上げてみると、毛が閉じて隙間がなくなった。やったね! ふたたび慎重に指を突っ込んでそのままつーっと縦にスライドさせると、パタパタと隙間がうまっていく。

 映像的にはわりと面白かったのだけれど、これに何の意味があるのか、さっぱりわからん……。

2016年11月22日 (火)

昔話を聞こう

 明け方の地震で起こされる。震源地は福島県沖だそうな。まだあの震災は終わってないのだな。ともあれ、津波の被害がたいしたことなかったようなのはなによりだ。

 昨夜は、渋谷のロフト9で開催された牧村憲一さんと北中正和さんのトーク・イベント、「アワ・バック・ペイジズ 渋谷の片隅で」に出かけた。牧村さんは、音楽プロデューサー、ディレクター、あるいはマネージャーとして、日本のフォーク、ロックを黎明期から支えてきた重鎮で、関わってきたミュージシャンも、六文銭、かぐや姫、大瀧詠一、シュガーベイブ、センチメンタルシティ・ロマンス、竹内まりや、加藤和彦、坂本龍一、忌野清志郎、ピチカート・ファイブ、フリッパーズ・ギター……など、枚挙に暇がない。一方の北中さんは、日本有数の音楽評論家として、長年にわたり健筆をふるわれている。

 そんなお2人にゆかりの深い渋谷を中心とした昔語りがたいへん面白かった。貴重な写真も多数見られたし。時間の都合で、佳境に入る前に終演となってしまったのは少し残念だったけれど、楽しみはあとに取っておくがよし、ということで。

 それにしても、映画館とライブハウスと連れ込みホテル群が林立する、渋谷の裏通りのこのたたずまいは……。

2016年11月20日 (日)

ブルース・ギタリストたちとの饗宴

 「阿佐ヶ谷のライブハウス、天(てん)でブルースのライブをやるからマンドリンを弾かないか」--と言われたのはずいぶん前のことだったと思う。よく事情はわからなかったけれど、メンバーも面白そうだったし、二つ返事でお引き受けることにした。なんでもやったもん勝ちだからね。ライブの前日に送られてきたセットリストが知らない曲ばかりでも、ブルースじゃない曲がいっぱい入っていても、そんなことはたいした問題じゃない。あとは持ち前のハッタリでごまかすだけだ^^;

 そして昨夜がそのライブの当日。出演はJojo & Ponyboy Bandと、ソロ・パフォーマンスの武蔵野ミニーさん。私はJojo & Ponyboy Bandでマンドリンを弾くことになっていた。

 午後5時に会場入りして、まずはバンドの皆さんにご挨拶。フロントマンのお2人、Jojo澤渡さん、Pony Boy野中さんとは初対面だったが、暖かく迎えていただき、とりあえず最初の課題はクリア。ありがたいことにさらっとひととおり曲のリハーサルもできた。

 本番のステージは武蔵野ミニーさんのソロでスタート。「すごいブルースを弾く女の人がいる」という噂は以前から耳にしていたけれど、聞きしに勝る本格派ではないか! 1920年代、30年代のアコースティックなブルース、ブラインド・ブレイクやメンフィス・ミニーのレパートリーを、粋なフィンガーピッキングで、颯爽と弾きこなす。ベッシー・スミスやエリック・クラプトンの演奏でよく知られる「Nobody Knows You When You're Down And Out」もよかったな。

 ここでちょっとしたハプニング。実は淺川マキさんの右腕的存在だったギタリストの萩原信義さんがお客さんでいらしていたのだが、ミニーさんとのセッションでギターを弾いてくださるという。こいつはすげーや! 丹波さんのテレキャスターをフィンガーピッキングでプレイしたら、この音色がなんとも言えない美しさ。いいものを聴かせてもらったと言うしかない。

 萩原さんは、Jojo & Ponyboy Bandの助っ人ギタリスト、丹波博幸さんのご友人だそうで、その関係で見に来てくださったようだ。それにしてもこのお2人が「ヒロちゃん」「ノブちゃん」と呼び交わす間柄だったとは、まったく知らなかった。

 後半のステージはJojo & Ponyboy Band。ボーカル、ギターのJojoさんとPonyさんに、丹波さんのリード・ギター、annsanのパーカッション、そして不肖Robin某のマンドリンを加えた5人編成だ。ブルース・スタンダードに加えて、ジョー・リギンス、ダン・ペン、ウィリー・ネルソンなどの曲も交えて1時間弱。エンディングは武蔵野ミニーさんとのセッションで、「Jesus on The Main Line」「San Francisco Bay Blues」など3曲。ブルース曲では再び萩原信義さんも加わった。結果的には、武蔵野ミニーさん、萩原信義さんと一度にセッションしてしまったことに。これはきっと自慢になるな。

 自慢ついでにもう1つ。萩原さんにマンドリンの腕前は誉められなかったけれど、楽器の音は誉められた。ギブソンのスタイルA。1913年製くらいのはずだから、もう100年以上前の楽器だ。この楽器編成なら、オベーションのエレアコ・マンドリンのほうがよかったかなとも思ったけれど、それなりにインパクトはあったみたいだから、結果オーライ。

2016年11月17日 (木)

人生は武者修行……?

 11月は武者修行月間--。意図した結果ではないのに、たまたまそれらしいイベントが重なってしまった。不思議なこともあるものだ。

 11月1日は、クリスチャン・セドルマイヤーさんのブルーグラス・フィドルのワークショップ。11月3日は、三浦光紀さんのトーク・イベントで、中川五郎さんのバックでマンドリンを弾かせていただく。そして11月19日には、ブルース・セッションでふたたびマンドリンを弾く予定。12月には自分のライブも予定されているので、その前にいろいろ弾く機会があるのはよいことなのだろうが、どれもまるで趣が異なっているのがすごい。おまけにアウェー感満載で……。

 ちなみに19日(土)のブルース・セッションは、こんな感じらしい。

「米国南部音楽アコギセッション」

11月19日(土)
at 阿佐ヶ谷 天(Ten)
  http://asagaya-ten.com/
午後7時開場 7時半開演
<料金>
 2000円+オーダー
<出演>
Jojo & Ponyboy Band
  Jojo澤渡(g. vo) Pony Boy野中(g. vo) 丹波(タンバレッド)博幸(g). annsan(perc.)
  ゲスト 奥 和宏(mandolin)

武蔵野ミニー(g. vo)

                        

 Jojo澤渡さん、Pony Boy野中さんとは、今回が初対面。「ゲスト」というと聞こえがいいけれど、要するに部外者の飛び入りである^^;

 考えてみたら、なんちゃってブルースをテケトーに弾いたことなら何度かあるけれど、ひとさまのバックでちゃんとしたブルース・マンドリンを弾いた経験はない。まさしく武者修行だな、こりゃ。うまく弾けるといいんだけど……。

 対バンの武蔵野ミニーさんは、以前からいろいろとお噂は聞いていて、一度拝見したいとは思っていたのだけれど、それがこんな形で実現することになろうとは。すごいブルースを演奏されるそうなので、こちらは純粋に楽しみだ。

2016年11月15日 (火)

得体の知れないバスツアー

 昨日の明け方に見た夢。

 黒ぶち眼鏡をかけた、いかついヒゲ面の同僚がやってきて、「君の記事が載ったPR誌が出ているよ」と教えてくれる。そういえば、どこかの会社に先日取材をされたんだっけ。同僚はスマホを取り出して、「見たかったら指紋認証をして」と言う。指先を画面にタッチすると、動画が始まった。

                         

 画面を見ているうちに、「これからこの会社まで出かけよう」と話が盛り上がり、スタッフ全員でマイクロバスに乗り込むことに。しばらく走ってから、自分がパジャマ姿であることに気づいた。これはまずいと困っていると、別の同僚が、「服に絵を描いてくれるサービスがあるよ」と言い出す。パジャマに絵を描けば寝巻きには見えないかな~とは思ったけれど、思い切ってトライする勇気がない。

                         

 反対車線に大きなトラックの姿が見えてきた。どんどんこちらに近づいてくる。あれにぶつかったら、ひとたまりもなさそうだ。けんめいに右によける。トラックは、ほとんど道路の幅いっぱいに広がっていたけれど、なんとか無事にすりぬけることができた。

                         

 道の駅のようなところで途中下車。そこにはたくさんの食べ物屋の屋台が並んでいる。我々のツアー・コンダクターは、さっさと注文してもう何か食べている。白いスーツ姿で決めた長身のスリムな男で、どう見ても堅気ではなさそうだ。

2016年11月 5日 (土)

楽器フェア2016

 連夜のように出歩いていたせいか、風邪をひいてしまったようだ。のどが痛く、鼻水も多い。今日明日は出かけないでおとなしくしていよう。

 昨日も少し調子が悪かったのだけれど、午後から東京ビッグサイトで開催中の楽器フェアに行ってきた。

Fair2016_2

 アコギ関係では、テイラー、コール・クラーク、ヤマハ、モーリスあたりが目を引いたかな? とくにテイラーのカタログはたいへん豪華で、かなりの熱意が伝わってきた。マーティンはいつもどおりそつなくといった印象。

 ギター以外では、コルグがアナログ・シンセをたくさん展示していたのが興味深かった。一部でアナログ回帰の流れがあるのだろうか?

Fair2016

 楽器店のブースが並んでいる界隈をうろうろしていたら、古琴のデモにつかまる。おねーさんの説明によると、1200年以上の歴史のある中国の古楽器だという。琴柱(ブリッジ)はなく、ただ弦が張られているだけ。フレットのないボディを左手の指で押さえ、スライドを多用しながら弾く。「源氏物語」に出てくる七弦琴に近い楽器なのではないかと思った。弦の数も7本だし。ドットのポジション・マークの配置もそれっぽい。

 実際に弾かせてもらったり、デモ演奏を見せてもらったりしたのだが、これがなかなかたいへんだった。音程をとるのが難しいのはもちろん、大きな音で鳴らせないもので、ざわついている会場ではよく聞こえない。テンション自体はたいしたことないと思うのだが、親指の側面部、爪と肉の両方を弦に当ててグイーンとスライドさせるので、すぐに指が痛くなる。デモをしてくださった中国の方らしいおねーさんに、その旨を告げると、「ギター弾いてるならだいじょぶでしょ」と返された。でも、あとでよく考えてみたら、ギターの弦を押さえるときに親指はほとんど使わないんですけど……。

2016年11月 4日 (金)

ベルウッドのディープな夜

 11月3日文化の日。学芸大学のライブハウス、チェロキーでトーク・イベント「三浦光紀の仕事」。日本のフォーク、ロックの礎を築いた伝説のプロデューサー、三浦光紀さんをお招きして、70年代の音楽シーンの実像や、噂の真相をうかがおうというディープな催しだ。

 出演者は、三浦光紀さんに加えて、司会進行役のサエキけんぞうさん、フォークシンガーの中川五郎さん……そして不肖ワタクシ^^;

 最初にこの企画のお話をうかがったときには、三浦さんのDJトークありーの、ミニ・ライブがありーの、サエキさんが仕切りーの……といろいろ詰め込まれていて、とても時間内に収まらないのではないかと心配したが、サエキさんがばっさり切ってくださって、なんとか格好がついたような。拙著『ベルウッドの軌跡』についての言及も想定外に多く、ありがたいやら、緊張するやら……。

Miuratalk

 中川五郎さんのミニ・ライブには、あつかましくもマンドリンで参加させていただいた。リハーサルはもちろん、サウンド・チェックもなしのぶっつけ本番だったけれど、「ミー・アンド・ボビー・マギー」「ミスター・ボージャングル」「風に吹かれて」をトテトテと……。最後に出演者全員で「明日はきっと」を歌ってフィナーレ(写真撮影は福原武志さん)。

 何はともあれ、間近でみなさんの耳寄りなお話をたくさんうかがえて、個人的には得るところの多い夜だった。

Miuratalk2

 打ち上げはこちらの居酒屋で。牛タンとお酒のおいしいお店だった。「ゆでめん」ならぬ「ゆでたん」を食べ損ねたのが残念。

2016年11月 2日 (水)

フィドル・ミュージックの未来を垣間見る

 クリスチャン・セドルマイヤーは、2年前にジェリー・ダグラス・バンドで来日しているものの、まだ知る人ぞ知る存在というか、一般的な知名度はそれほど高くないようだ。

 しかし、一度そのプレイを目の当たりにすれば、只者でないことはすぐわかる。

 ジェリー・ダグラス、ティム・オブライエン、アリソン・ブラウン、ブライアン・サットンといった大御所たちを向こうに回して、一歩も引けを取らないこの存在感は末恐ろしい^^; もしかしたらスチュアート・ダンカンの後を継ぐべき逸材かもしれないと、密かに期待している。

 そんなこれからのブルーグラス・フィドルを荷ってくれそうなフィドラーが、プライベートの旅行でまた日本にやってきて、東京でフィドルのワークショップも開くという。11月1日(火)、東京・武蔵小山のライブハウス、アゲイン。私も身の程知らずにもフィドル持参で参加することにした。いや、ブルーグラス・フィドルは全然弾けないんだけどさ……。

 ワークショップに先立って行なわれたのが、日本人プレイヤーとのセッションだ。共演したのは、今回のワークショップの主催者で、こちらも将来を嘱望されている若手フィドラーの山田拓斗さん。若手バンジョー・プレイヤーの小寺拓実さん。そして大御所フィドラーの岸本一遥さん。ギターもマンドリンもベースもない編成ながら、まったく物足りなさを感じさせない素晴らしい演奏だったと思う。

Sedlemyer2

 その後のワークショップも、たいへん密度の濃いものだった。ブルージーなサウンドを生み出すスライドのテクニック、ブルーグラスとウェスタン・スイングとを比較した場合のダブルストップの違い、右手に力を入れないことがボウイング(弓さばき)にとっていかに重要か、リズム伴奏のためのチョップの使い方……など、語りたいことが山ほどあるようで、次から次へと話が出てきて止まらない。フィドルに対する真摯な思いがひしひしと伝わってきた。それに、いかにも人のよさそうな感じがいい。

 2月に体験したスチュアート・ダンカンさんのワークショップが、どちらかと言えば心構えの話が中心だったのに対して、今回はたいへん実践的な内容で、いくつもの課題を与えられてその場でそれを弾きこなさなければならない。永遠のフィドル初心者(?)にとってはかなりきつい内容だったけれど、終わってみればずいぶんためになったような気がする。

 スライド(グリッサンド)の重要性を何度も強調していた姿も印象的だった。そういえば、デール・ラスさんのワークショップを受けたときも、「アイリッシュ・フィドルの真髄はスライドにあり」みたいな話をされたっけ。ジャンルは違っても本質的な部分はそんなに変わらないのかもしれないな。

Sedlemyer1

 間近に見たセドルマイヤーさんは、ライブマジックのステージや、YouTubeの画像で見た印象よりもずっと若く感じた。はたして、これからどこまで駆け上がっていくものか。引き続き刮目していかねばなるまい。

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