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2016年9月24日 (土)

イーグルス アメリカン・ロックの神話

 RIAA(The Recording Industry Association of America®)のサイトに載っていたアルバムの総売り上げ枚数のランキングを見ると、イーグルスが1億100万枚で堂々の5位に入っている。

 ちなみに1位はビートルズ、2位がガース・ブルックス、3位がエルビス・プレスリー、4位がレッド・ツェッペリン……。下のほうまで見ていくと、カントリー系のミュージシャンがたいへんに強いことがわかるので(まあ予想できる結果ではあるけれど)、イーグルスの5位もそちらの関係かもしれない。

 ひるがえって、日本ではどうだろう? ガース・ブルックスはとりあえず置いておくとして、彼らにビートルズやプレスリー、レッド・ツェッペリンに匹敵するほどの人気があるものか? その疑問を解き明かす手がかりになりそうな本が出た。

Eagles

 文藝別冊『イーグルス アメリカン・ロックの神話』(河出書房新社)。対談、インタビュー、バイオグラフィ、エッセイ、訳詞、ディスク・レビューなど、さまざまな角度からイーグルスに迫ったムックだ。

 私は長めのディスク・レビューを5枚分書かせていただいた。前にこの日記で「短いディスク・レビューは難しい」という話を書いたことがあったけれど、その際の原稿依頼は、アルバム1枚につき192字(!)だった。今回は1枚2400字ということで、そういう意味ではずいぶんラクだったような。字数を気にせずに、わりと好きなことが書けたので。

 ここでちょっとした言い訳^^; セカンド・アルバムの『ならず者』(Asylum 1973)については、拙著『アメリカン・ルーツ・ミュージック(ディスクガイド編)』(アルテスパブリッシング)でもすでにレビューを書いていた。よって今回は違うアプローチで……とも思ったのだが、どう頑張ってもあれよりよいものになりそうにない(あくまでも当人比)。結局、思い直して、以前の原稿の趣旨を活かしつつ、新たに加筆するような形にしてしまった。すでにお読みいただいている方には申し訳ない。どうかお許しください。あれと比べても2倍以上の分量があるため、それなりに内容は変わってますので……。

 この本をパラパラとめくりつつ、あらためて感じたのは、イーグルスはコマーシャルに徹したバンドでありながら、聴き手にいろいろと深読みをさせるような秘めたる部分も持ち合わせていたんだなということ。筆者によって見方もさまざまなので、じっくり読むとなかなか面白そうだ。

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