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2016年7月

2016年7月22日 (金)

アコギブック43

 『アコースティック・ギター・ブック43』(シンコーミュージック)の特集は、ロックにおけるアコースティック・ギター。英米のロック・ギタリストを対象に、アコギのプレイ・スタイルや使用ギターなどについてまとめている。

Agb43

 表紙はマーティンD-45を弾くエリック・クラプトン。若い!

 先日の坂崎幸之助さんのインタビューも、この特集の一環だったのだが、このほかに、ギタリストの紹介と使用ギターの解説、アコギが気になるロック・アルバムのレビューも書かせていただいた。

 ちなみにギタリストの人選は私ではなくて、編集部。誰とは言わないけれど、個人的にロック・ギタリストではないと感じている人も(若干ではあるが)混じっている。一方、レビュー用のアルバムは、ほぼ私自身のセレクトだ(うち何枚かはギタリストのしばりがあったけれど)。

 また、原稿には編集部の手も少し入っている(原稿整理というヤツね)。細かい言い回しの違いなどは、まあいいとして、ジョニー・キャッシュのカスタムJ-200が「明るいチェリー・サンバースト」となっているのは編集部の誤認で、元の原稿では「明るいサンバースト」と書いてあった。モノクロの写真ではよくわからないけれど、実物はチェリー・サンバーストではなくて、もっと赤みの薄いブラウン・サンバーストではないかと思う。念のため。

 それはさておき、ロックの中でアコースティック・ギターがどう使われているか、あるいはどう使うべきかというのは、個人的に長年考えているテーマでもあったので、わりと気張って書いたつもり。まだまだ書きたりないところも多いのだけれど、よろしかったら書店で立ち読みでもしてやってくださいませ。

2016年7月21日 (木)

袖すり合うも他生の縁

 何十年ぶりのことだろう? 昨日、池袋の裏道を歩いていたら、風俗店の客引きに声をかけられた。おっと! 真昼間だったので油断していた。

 相手は色浅黒いガタイのいいおにーさんで、いかにも頑強そうな様子をしている。もし喧嘩になったら秒殺されるのは必定だ。ここは機嫌をそこねないようにしなければ。

 丁重にお断りするも、「見ていくだけでもいいから、女の子見ていってくださいよ」と畳みかけてくる。ついてっちゃったら、そのまま帰れるわけないやん! 「いや、お金ないから」「お金ないっていうのはウソでしょ?」「ほんとですよ!」「もう遊んできたとこ?」「いえいえ。生活費にも困ってるくらいだから」--というようなやり取りの末に、なんとか解放してもらえた。この話のいちばん情けないところは、こちらの話にひとつもウソがないところだな……。

 そんなこんなで、無事信号を渡ったかと思ったら、また別のおにーさんに声をかけられる。ふ~。

 日にちが変わって、今日は吉祥寺の喫茶店で打ち合わせ。まだ詳細は決まっていないので具体的な話は書けないけれど、いろいろ興味深い話をうかがうことができた。ひょんなところで人脈がつながっていたりするのも面白かった。一期一会というけれど、出会いは大切にしないと--とあらためて思う。客引きのおにーさんとの出会いはどうかな~?

2016年7月17日 (日)

大きな池のある公園

 家でバルサンを焚くというので、煙に巻かれないように一時避難。地下鉄に乗って、志村坂上にある見次公園というところまで行ってきた。

 それほど広いスペースではないのだけれど、真ん中に大きな池があって、ボート遊びをしたり、魚を釣ったりできるようになっている。 水面には大きな鯉や亀の姿も。鴨もたくさん泳いでいた。

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 入り口の先はいきなり階段。この階段の下は広場になっている。

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 広場を抜けると池が見えてくる。ほとんどの面積を池が占めているような、いわば滋賀県のような公園だった。

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 池に注ぎ込む湧き水。かなりの水量だ。まわりに川はなく、この湧き水だけで池の水がまかなわれている。

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 池の水が周辺をうるおし、草を生い茂らせる。水場でシオカラトンボが産卵をしていた。

2016年7月13日 (水)

下北沢ではちみつぱい

 先立つものがないため、椅子席はパスして立見席を購入。老骨に鞭を打って……という感じだったけれど、それでもすっごく楽しかった。なにしろ、はちみつぱいだもの。

 7月12日(火)。下北沢サイケデリック・ガーデンで、はちみつぱいのリユニオン(リアゲイン?)・ライブ。先日のビルボード東京でのライブはチケットが取れなかったので、やっと見られたという思いが強い。

 メンバーは、鈴木慶一(ボーカル、ギター)、武川雅寛(バイオリン、トランペット、マンドリン)、本多信介(ギター)、和田博巳(ベース)、渡辺勝(ギター、キーボード)、岡田徹(キーボード、アコーディオン)、駒沢裕城(ペダルスティール・ギター)、橿渕太久磨(ドラムス)、夏秋文尚(ドラムス)--という黄金のラインアップ。ドラムスの橿渕太久磨さんは、故人となったメンバー、かしぶち哲郎さんのご子息だそうな。

 アルバム『センチメンタル通り』の曲を中心に、「こうもりが飛ぶ頃」「煙草路地」「酔いどれダンス・ミュージック」、さらにはあがた森魚さんの『日本少年』から「ゴーヂャス・ナイト」「ウェディングソング」。ゲストの曽我部恵一さんも交えてのステージは、休憩なしでたっぷり2時間半。疲れた様子も見せず、お元気そうだったのがなによりだ。みなさんタフですにゃ。

 個人的なハイライトは、「酔いどれダンス・ミュージック」が途中でスライ&ザ・ファミリー・ストーンになり、そのまま怒涛のインプロビゼーション・パートに突入したあたり。それから鈴木慶一さんと曽我部恵一さんがアコギ2本のみでデュエットした「煙草路地」。渡辺勝さんがソロで歌った「あなたの船」もよかった。そして、ほぼオリジナルどおりだった「土手の向こうに」も。

 新生はちみつぱいは、このままフジロック・フェスティバルに出演。さらにジム・オルークさんとのジョイント・ライブも決まっているという。その調子で、どんどん行っとくれ。

2016年7月10日 (日)

誕生日

 めでたいのか、めでたくないのかよくわからない誕生日。昨日は柄にもなく巣鴨のイタリア料理店でお祝いをしていただいた。

Italian1 Italian2

 メインディッシュは牛のホホ肉。ウニのスパゲティもなかなか。なにはともあれタダ酒はうみゃい^^;

2016年7月 8日 (金)

七夕の夜にハワイアン

 7月10日の選挙の前に、髪の毛を切りに行き、ノートPCをWindows10へアップデート。いや、ごめん。ほんとは選挙も納豆の日も関係なくて、ちょっぴり誕生日を意識してみたのだった。なんとなく区切りがいいような気がしてさ。

 Windows7から10へのアップデートは、これが2度目のトライ。前に試したときは、途中でPCがウンともスンとも言わなくなった。どうやら事前にWindows7のほうの環境を整えておかないとあかんかったらしい。

 そこで前夜のうちにプレ・アップデートをすませて再トライしたところ、今度はつつがなく終了した。それでもダウンロードに1時間。インストールに2時間くらいかかったけれど。まだ勝手がよくわからない状態なので、感想は(もしあれば)後ほど。

 昨日の七夕の夜にはFMラジオ「A・O・R」のハワイアン特集パート1が、無事放送された模様。当の本人はまだ音源を聴いてないのだけれど(電波が届かないもので^^;)、次週の宣伝も兼ねて、サイトにアップされていたオンエアリストを早々に貼り付けておく。

20:02 Makin’Up / Kina & Kalani
20:07 A’Oia / John Kameaaloha Almeida
20:15 Hula Blues / Sol Ho’opi’
20:18 Honolulu Stomp / Hawaiian Serenaders
20:22 Meleana E Medley / Tau Moe Family with Bob Brozman
20:30 Pua Lililehua / The Kahauanu Lake Trio
20:33 My Rose Of Waikiki / Jules Ah See
20:38 Moe Kokolo / Sons of Hawaii
20:41 Ipo Lei Manu / Gabby Pahinui
20:46 Hilo E / Cyril Pahinui

 --というわけで、ハワイアン特集のパート2は、翌週14日(木)の午後8時から放送の予定です。

 今週は戦前・戦中のスティール・ギター・インストがいろいろかかったようだけれど、この感じでいくとパート2は、ケアリイ・レイシェルとか、エイミー・ハナイアリイとか、そのあたりの歌になるのかな? あ、カアウ・クレーター・ボーイズもまだ残ってるね。

2016年7月 6日 (水)

ハワイアンの季節

 面白いもので、毎年夏になるとハワイアン・ミュージックがそこかしこで流れるようになる。FMラジオ「A・O・R」のワールド・ミュージック枠でもハワイアンの特集をやるというので、昨日スタジオで収録をしてきた。

 正直なところ、ハワイアン・ミュージックに関しては、私ごときよりよっぽど詳しい方が100万人はいらっしゃるような気がする(いや、ほかの分野だってそうかもしれないが^^;)。一度は丁重にお断りしようかとも思ったのだが、気が弱いものでいつの間にか引き受けさせられてしまった。まあ、アメリカン・ルーツ・ミュージックという文脈の中で、ハワイアンの占めるポジションについて、自分なりにまとめてみたいという思いはあったので、よい機会を与えていただいたと感謝すべきか。あまり深刻に考えずに、いつものスーダラなノリでしゃべればよしということで……。

 なんて思っていたら、さらに追い討ちのように、収録直前になって「2回に分けて放送する」と告げられた。う~む、そんなにしゃべるネタがあるかな? そんなこんなで収録時間はいつもより長く90分。いざやってみたら、意外と時間の経つのが早く、それでもしゃべり足りないくらいだった。ふ~む。ダラダラしゃべる才能だけはあるかもしれない。

 なにはともあれ、無事収録を終えた季節物のハワイアン特集、7月7日(木)、14日(木)の2週にわたって、午後8時から放送予定ですので、電波の届く地域のみなさまは、私の迷走ぶりをぜひお確かめください。

 ところで、収録前に前回のザディコ特集の音源をいただいた。Webページの更新のどさくさで、オンエアリストを取得しそこじったので、以下は、私がこの音源を聴いて独自に作成したリストだ。もし間違いがあった場合は私の責任だということで、よろしゅーに。

Myrick "Freeze" Guillory Jive Little Girl
The Subdudes Looking At You
Boozoo Chavis Paper In My Shoe
Wayne Toups & Zydecajun Sweet Joline
Buckwheat Zydeco Why Does Love Got To Be So Sad?
Geno Delafose Do The Mill
Chris Ardoin & Nu-Step Zydeco Luv Story
Clifton Chenier All Night Long
Beau Jocque Damballah
Queen Ida Since You've Been Gone

 聴き返してみたら、なかなかバラエティに富んだ選曲で悪くないかも……と自画自賛。最後のクイーン・アイダの曲のみ私の選曲と違っていて、フィドルの入ったケイジャンっぽい曲をピックアップしたつもりだったのだが、それではエンディングにはふさわしくないという判断か、ポップな曲に差し替えられていた。これはこれで悪くないと思う。

2016年7月 2日 (土)

ギター談義に花が咲く

 急遽決まった坂崎幸之助さんのインタビュー。突然の依頼にドタバタしつつも、なんとかこなした。

 坂崎さんというと、アルフィーのイメージがあまりにも強すぎるのだけれど、その実像はギターが好きで好きでたまらない少年のまま大きくなったような人なのだと思う。ギターの話を始めると本当に目がきらきらと輝くのだ。嬉々として語る様子を見ていたら、取材しているこちらまで楽しくなってしまった。

 7月1日(金)午後6時から、代々木のオフィスでインタビュー。マーティン00-18E(レアなモデル!)を傍らに置いた坂崎さんは、話の流れに沿って、ELP、キング・クリムゾンからはっぴいえんどまで、往年のロック・バンドのアコギ・パートをそのまま弾いてみせてくださる。和幸のアルバム『ひっぴいえんど』で、CSNY、ニール・ヤングのようなウェストコーストのロックや、ザ・バンドあたりを完コピしているだろうことは想定内だったのだが、プログレ系もばっちりだったとは……。

 それだけではない。今度はスタッフの方に別のギターを持ってきてくれるよう頼んでいる。届いたのは、なんとギブソン・レスポール・ジャンボだった! 00-18Eと同じように、アコースティック・ギターにエレクトリック・ギターのピックアップをマウントしたレア中のレアなギターだ。物の本で見たことはあったけれど、実物を見るのは初めてだ。ギター・マニアの血がゴボゴボと騒いだ!

 以下、お好きな方のためのメモ。カッタウェイの入ったジャンボ・タイプのボディにレス・ポール氏が考案したロー・インピーダンス・ピックアップが1基マウントされていた。だからモデル名にレスポールの名前が付いているんだろうな。ボディ・バックは追い柾目気味のブラジリアン・ローズウッド。ブックマッチのセンター部分に白太あり。ネックは1ピース・マホガニーのように見えたが、ヘッド裏にMADE IN USAの刻印あり。70年代初頭ぐらいの製品だろうか? かなり重量感のあるギターだった。

 ギター談義以外にも耳寄りな話はいろいろうかがえたのだが、残念ながらここでは詳しく書けない。7月発売予定(とってもきついスケジュール!)のアコースティック・ギター・ブックに載せる予定なので、興味のある方はごらんください。

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