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2016年4月 1日 (金)

三文安くてもいいじゃないか

 エイプリル・フールにウソのような本当の話を書くというのはどんなものだろうね? 私の両親は、私と60歳近く歳が離れていた。年寄りっ子は三文安い--などとよく悪口を言われるようだけれど、私の場合は、これに加えて一人っ子、おまけに世間知らずのボンボン(自分で書いちゃった)でもあったので、三拍子揃った筋金入りのダメ息子だったと言えそうだ。

 この3つの属性に共通しているキーワードは、「甘やかし」である。はいはい。骨の髄までてれ~っと育っちゃったのは認めますよ。とはいえ、年寄りっ子に限っては、祖父母世代の両親だったとはいえ、本物のおじいちゃん、おばあちゃんだったわけではないからね。それなりに厳しくしつけられたところもあった……と思う。

 それよりも、両親の年齢が高い分、ちょいとばかり世間の常識からズレた育てられ方をしてしまったことのほうが問題だったような気がする。ガキんちょのくせにやけにじいさんくさい物言いのところもあったりして、小中学校ではかなり浮いてたよ(まあ、浮いてた理由はそれだけではないかも……)。

 いまでもよく覚えているのは、「ギンガムチェック」という用語がわからなくて、クラスの女の子に説明してもらい、「あ、格子縞のことか!」と返して爆笑されたこと。あのときはクラス全員に大受けしたな……。

 これに限らず、ファッション関係はボロボロで、初めのうちはラクダの股引きを履かされていたのだけれど、身体検査のときに見つかって、やはり大騒ぎになった。これはわりと堪えたな。だから短パンに変えてもらったときは、すごくうれしかったよ。

 林間学校に行く前には、学校から事前に渡されたプリントの「水に入ってもいい用意をさせること」という一文が元で家族会議が開かれた。要するに「これは水着のことを言っているのか、そうじゃないのか」が問題になったのだ。両親の間で活発な議論が交わされた末の結論は、「下着で水に入ればいいから水着はいらない」--というもの。なんかヘンな気はしたものの、事を荒立てるのもナニなのでそのまま持たずに出かけたところ、「わぁ、水着忘れたんだ。かわいそ~」みたいなことを言われて、結局脇で見学させてもらうことに。まあ、別に水遊びをしたかったわけではないので、それはそれでいいのだ……。

 そんなこんなで、いろいろあったけれど、あの歳で苦労して育ててくれた両親にはほんとに感謝している。なのに立派な人に育たなくてごめんなさい。

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