« 世界屈指のフィドラーにインタビュー | トップページ | 正義のヒーローここに登場す »

2016年2月28日 (日)

(取次版発売記念)巷の評判

 ファッション誌にはまったく縁がない人間だと思っていたのだけれど、私の本の書評が載っているというのを聞きつけて、珍しく買ってみた。『FREE & EASY』3月号(イースト・コミュニケーションズ)。何の因果か終刊号だそうである。

Freeeasy

 ファッション誌に縁はないと書いたものの、『ベルウッドの軌跡』はコアな音楽ファンに限らず、広く一般の読者に受け入れてもらえればいいなと思いながら書いた本なので、こういう形で取り上げていただいて、悪くない気分ではある。

 ここだけの話、取材のテープをまとめながら、「この内容ならビジネス書のスタイルでも書けるんじゃないか」なんてことを考えたりもしていたのだ。それだけ従来の慣習に囚われない三浦光紀さんの仕事の進め方には、心躍らされるものがあった。なにしろ「最強の起業型プロデューサー」とまで称されたような方だから。

 もとよりビジネス書にするつもりはなかったので(三浦さんにも怒られそう^^;)、フツーの音楽書に仕上げたわけだけれど、いまでも『プレジデント』誌あたりで紹介してもらえたらすっごく面白いんじゃないか、とは思っている。

 音楽専門誌では、『サウンド&レコーディング・マガジン』(リットーミュージック)3月号が書評で大きく扱ってくださったのがありがたかった。もったいなくも横川理彦さんの記名原稿だ。横川さんは同誌でずーっと書評欄を担当していらっしゃるようで、そのするどい切り口にはいつも感心させられてきた。以前に『アメリカン・ルーツ・ミュージック』を評していただいたこともあり、今回も書いていただけたらうれしいなと、実は個人的に編集部に売り込みもしていたのだ。全然コネはなかったので、まったくの跳び込みだったのだけれど。

 「制作の現場についての多くの証言から、当時のアーティストやコンサートの空気が鮮烈に伝わってくる好著になっている」--という評は、そのまま本の帯に使わせていただきたいほどだ。私は多くを語らず、そうなっていたらいいなとだけ書いておこう。

 調子に乗って、Webの評もいくつか拾わせていただく。

 三浦さんの証言が効いているという評は、阿佐ヶ谷さんマキジイさんほかいくつも。この点については著者も異論はない。徹頭徹尾、三浦さんのインタビューのおかげで成り立っているような本なのだから。

 マキジイさんは本書の中にも何度か登場されているような「関係者」だし、厳密には中立の第三者とは言えないのだけれど、「ありがちな手柄話は一切ありません。事実に即し、あるいは事実だっただろうことを淡々と積み重ねています」--と著者の意図を的確に読み取っていただいたことに、まずお礼を申し上げたい気分。

 業界関係者といえば、snakefingerさんの怒涛のツイートには、どきどきさせられた。当時の事情をよくご存知のようで。「これが一般流通してないのは罪深い。心ある者は迷わず買えよ」ともつぶやかれていたが、このほどめでたく一般流通に乗ることになりましたので……。

 しぎょういつみさんのツイートは、IT業界との比較という視点が、なかなかに新鮮だった。

 関西の事情を教えてくださったヨゾラ舎通信のブログもたいへん読み応えがあった。「あらためて当事者の方から語られる事実には初めて知ることや興味深い話が多々登場する」--やはり三浦さんの証言が大きいという結論に尽きるようで……。

« 世界屈指のフィドラーにインタビュー | トップページ | 正義のヒーローここに登場す »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (取次版発売記念)巷の評判:

« 世界屈指のフィドラーにインタビュー | トップページ | 正義のヒーローここに登場す »