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2015年12月30日 (水)

『ベルウッドの軌跡』制作ノート(1)

 昨日、ディスクユニオン池袋店で、やっと店頭に並んでいるところを確認できた。ペーパーバック版の『ベルウッドの軌跡』。古い人間なもので、フツーにブックコーナーに置かれているのを見ると、やはりほっとする。ネットで確認したところでは、ディスクユニオン新宿地下一階の「日本のロック・インディーズ館」や、ディスクユニオン北浦和店にも置いてあるようだ。これで気楽に立ち読みしていただける環境が曲がりなりにも整ったわけで、なにはともあれめでたい^^;

 ……と、これだけで終わるのもナニなので、これから何回かに分けて、この本ができるまでの過程についてあらためて振り返ってみたい。これまで本の中身についてはあまりふれてこなかったこともあり、拙著の内容紹介も兼ねて。正直、面白い読み物になるかどうかは、よくわからないのだが、とりあえず成り行き任せでいってみよう。

 最初に時間的な経緯をまとめておくと、神保町のインプレスR&Dで、初めてこの企画のプレゼンをしたのが今年の4月22日。もっとも、「電子書籍とオンデマンド出版の2本立てで本を作るからお前も何か書け」と声をかけられたのはそのずいぶん前だった。電子書籍には以前から興味があったし、親会社のインプレスとは多少の縁もあった。音楽の本なら書いてもいいと応じたのだが、この決断についてはあとで何度か後悔することになる。本作りのやり方、流通、宣伝など、当たり前ながら紙の本とは全然別物なのだな。これには最初から気づいていてしかるべきだった……。

 それはともかく、最初に用意したいくつかの企画案は、いろいろ行き違いがあってうまくまとまらず。あらためて4月22日に提出したのが、ベルウッドという音楽レーベルの歴史についてまとめるという企画だった。

 ベルウッドには、以前から強く惹かれるものがあって、いつかは何らかの形でまとめたいとは思っていたものの、このとき企画書を書く気になったのは、たまたま高田渡さん関連の書籍やCDが相次いで発売になった時期と重なったことが大きかった。いまなら企画が通りやすいかもと思って提出してみたところ、この作戦がうまいことはまったようで、すぐにゴー・サインが出た。

 これを受けて、5月19日にキングレコードにごあいさつにうかがう。企画意図を伝えて、出版してもいいという了承をいただき、さらに三浦光紀さんをご紹介いただく算段も取り付けた。

 ベルウッドを一から作り上げた三浦さんへの取材が、今回の本の要になることは最初からわかっていた。すべての成否はここにかかっている。結局、編集者を通さずに、私が直接電話をかけてインタビューのお願いをすることになるのだが、時間の都合でその話はまた次回に……。

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