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2015年11月

2015年11月24日 (火)

シェープ・ノート・シンギングのワークショップ

 昨夜は池之上青少年会館で開催されたシェープ・ノート・シンギングのワークショップに参加した。2012年6月にも同じ趣旨のワークショップに参加しているから、3年ぶり2回めの受講になる。講師のサム・クック先生は、前回のワークショップではアラバマ州立大学の教授だったけれど、いまは青山学院大学の先生だそうで、なんと日本に引っ越していらしていたのだ! 3年経てばいろいろあるもので……。

 ワークショップの内容は、基本的に前回と同じ。シェープ・ノートで書かれた四重唱の楽譜を元に、初見でセイクレッド・ソング(宗教歌)をハモろうという講座だ。正直、聖歌隊やゴスペル・カルテットとは、まったく関わりない人生を送っているのだが、アメリカのルーツ・ミュージックを知る上でシェープ・ノート・シンギングを実際に学ぶことは意味のあることだろうと思い参加させていただいた。恥ずかしながら、楽器がないと楽譜が読めないデクノボウなので、シェープ・ノートの効果を知るにはちょうどいいレベルだというのもある。

 トレブル(ソプラノ)、アルト、テナー(主旋律)、ベースの各パートをひととおりさらったあと、各パートに分かれてハーモニーで歌う。2時間みっちりやったらかなりバテた。でも、なんとなく、シェープ・ノート・シンギングのハーモニーの構造がわかってきたような気がするな。そのうちなんらかの形で文章にまとめよう。

2015年11月23日 (月)

三浦光紀トリビュート・ライブ

 大手町経由、千代田線で乃木坂へ。昨夜は六本木バニラムードで三浦光紀トリビュート・ライブ(ベルウッド編)なるイベントがあった。三浦さんが関わったベルウッド関連の曲がまとめて演奏されるというユニークなコンサートである。

 このイベントについは、先日校正でお会いしたときに三浦さんから直接教えていただいた。三浦さんも特別ゲストのような形で呼ばれているという。ちょうどベルウッドの話を書いていたこともあり、これは出かけぬわけにはいかんだろう。

 トリビュート・バンドのリーダー格の、いちかたいとしまささんのパフォーマンスは、武蔵小山のライブハウス、アゲインで大瀧詠一さんのイベントがあったときにすでに拝見していた。今回は6人編成のロック・バンドを従えての演奏だ。ゲスト・ミュージシャンとして、元はちみつぱいの和田博巳さんと本多信介さん、はっぴいえんどのライブでベースを弾いていたこともある野地義行さん、さらに昔の曲を積極的にカバーしている若い世代の前園直樹さんも登場した。

 カバーされた曲は、はっぴいえんど、はちみつぱい、大瀧詠一、細野晴臣、あがた森魚、西岡恭蔵、ディランII、南正人、高田渡、六文銭など。いちかたいさんが大瀧詠一カバーを得意としているのは存じ上げていたものの、こんなにレパートリーが広いとは……。個人的には、南正人さんの「午前4時10分前」、ディランIIの「サーカスにはピエロが」あたりがツボだった。

 ゲストの演奏は、野地義行さんが大瀧さんの「五月雨」「びんぼう」のベースとオリジナルのブルース曲、前園直樹さんがはっぴえんどの「夏なんです」など、はちみつぱいのお2人は、「大道芸人」「こうもりが飛ぶ頃」のメドレーと、「煙草路地」。このお2人が加わることで、本物のはちみつぱいの音になったのは、やはりすごいと思う。「煙草路地」が始まる前に本多さんが「おやすみなさい」とボケたのが、『センチメンタル通り』のファンにはたまらなかったよ。

 ステージの合間には、三浦光紀さんのありがたいお話も。新しい本の宣伝をしてくださるとはうかがっていたのだが、いきなりステージに呼び出されるハメになるとは思っていなかったので、一瞬あせった。過分のお褒めの言葉もちょうだいして、穴があったら入りたい気分……。そして、ご厚情にひたすら感謝。

 おかげさまで、終演後にいろいろな方から声をかけていただけた。どの出会いも感慨深いものだったとはいえ、いちばんびっくりしたのは、やはり前園さんから拙著を読んでいると声をかけられたことだろうな。あまりよく知らぬまま(すいません!)、渋谷系のおしゃれな音楽の方かと思っていたので、アメリカン・ルーツ・ミュージックにまで手を伸ばしていらっしゃるとは思いもつかなかった。おみそれしました!

2015年11月21日 (土)

アコースティック・ギター作りの匠たち

 個人のギター・ビルダーの楽器に的をしぼった本は、意外とありそうでなかった気がする。そんな手工ギターのムックが、シンコーミュージックから発売された。

Sinko

 1点物の楽器を扱うとなると、なかなかに切り口が難しいようにも思うが、楽器の紹介に始まり、プレイヤーやビルダーさんへの取材、楽器店のインタビュー、ギターの木材の基礎知識などを絡めて、すっきりとまとめている。私が以前に取材したことのあるビルダーさんも何人かいらっしゃったりして、興味深く読んだ。

 でもって、私の原稿はというと、以前にアコギブックに書いた記事の再録が2本。ジャン・ラリビーさんのインタビューと、マホガニーの解説。これ以外にも、ちょこっとだけお手伝いさせていただいた。再録でお金をもらえるのは、額の多少に関わらず(いや、安いんだけどさ^^;)、ありがたい。

 そんなこんなで、手作りのカスタム・ギターに興味のあるような方は、一度お手にとってご覧あれ。あ、もちろん押尾コータローさんのファンもね!

2015年11月19日 (木)

アコースティック・スウィング特集のオンエア・リスト

 10月12日(木)午後8時からFMラジオ「A・O・R」で放送された、アコースティック・スウィング特集のオンエア・リスト。

  20:02 Stompin' At The Savoy / The Central Park Sheiks
  20:07 The Flower Garden Ball / Ian Whitcomb
  20:15 Am I Blue / Milton Brown & His Musical Brownies
  20:17 Let Me Play With It / Hartman's Heartbreakers
  20:22 Sweet Sue(Just You) / Jon Sholle
  20:25 Stinkin' / Asylum Street Spankers
  20:30 That's Love / Janet Klein & Her Parlor Boys
  20:33 Ain't Misbehavin' / Mark O'connor
  20:40 Barkley's Bug / David Grisman Quintet
  20:42 I Hope Gabriel Likes My Music / Stuff Smith
  20:46 We Three / Mike Marshall

 今回は、ほぼ私の選曲どおりだったような。ウェスタン・スウィングにジャズ・バイオリン、ジプシー・スウィングにドーグ……と、いろいろ集めてみたつもりだけど、みなさまの評価はいかに? あ、ダン・ヒックスさんが落ちちゃったんだな。

 ちなみに、マーク・オコーナーさんの「Ain't Misbehavin'」は、ステファン・グラッペリさんとのツイン・バイオリンであります。

 番組の収録でもしゃべったのだけれど(まだ聴いてないので使われたかどうかは知らない^^;)、アコースティック・スウィングのバヤイ、1930年代の録音も21世紀の録音も、ほとんど変わりがなかったりするのがすごい。もちろん録音の違いはあるにせよ、どれが新しくて、どれが古いのか、一瞬わからなくなったり……。

 --というところで、次回は「もっとディープなアメリカン・ルーツ・ミュージックを」というリクエストが、番組サイドからきている。だとすると、アレとか、コレとか???

2015年11月17日 (火)

2人で校正を

 原稿を書いたらすぐ本にしてもらえるのはたいへんありがたいことではあるのだが、その一方で、それなりに時間をかけないといいものはできないという思いもある。今回は異例の速さで出版するというので、著者校正も超特急ですませなければならなかった。おまけに取材の比重が高い本なので、インタビューをさせていただいたご本人にも原稿のチェックをしてもらわなくてはいけない。なんとか無理をお願いして、短時間でゲラを読んでいただいた。

 そんなわけで、昨日は吉祥寺で、伝説の音楽プロデューサーと言っても過言ではない三浦光紀さんと、赤字の読み合わせをすることに。最初に取材をお願いしたときは、まさかこれほどまでお手を煩わすことになるとは思っていなかった。ただただ恐縮するばかりだ。

 喫茶店で三浦さんのご意見をうかがいつつ、校正紙と格闘することしばし。ふと我に帰ってみれば、客観的には天下の大プロデューサーに自分の校正を手伝わせているような図式ではないか。いきなり「オレはとんでもないことをしているな」という気分になった。背中に冷や汗が……。それにしても、よくぞここまでしていただけたものだ。ご厚情にひたすら感謝するしかない。ありがとうございました。

 2時間ほどかけて、赤字の追加は終了。その場で編集者を呼び出して、なんとか校正紙を渡すことができた。かなりあわただしい作業だったため、どこまでちゃんとできたか、やや不安は残るけれど……。

2015年11月14日 (土)

現実的な夢?

 う~。ゲラ刷りの校正をしている夢を見てしまった。それも、ちゃんと文章になってないところがあって、どうごまかすか必死に考えている夢。……やな夢だね、しかし。

 そんなこんなで、あまり気分のよくない目覚めだった。しばらく現実とごっちゃになって混乱してたし。

 先日のインタビューの起こしがまだ終わってないところに250ページ分の校正紙が送られてきて、それに赤字を入れて早急に送り返さなくてはいけない。あ、これは現実の話ね。

 テープ起こしは中断して、こっちに専念しようかと思っていたところだったので、それがもろに影響してこんな夢を見たんだな。しょ~もない^^;

Dsc08077

 これがその校正紙なんだけど、縮小して1枚に2ページ分ぶちこんである上に、両面印刷なので、実際にはこの4倍あるのだよ。字が細かすぎて裸眼では読めないから、100円ショップの眼鏡のお世話になることにした。あ~目が疲れる

2015年11月13日 (金)

開港資料館の企画展

 ちょっぴり時間に余裕ができたため、昨日は横浜開港資料館の企画展「その音・奇妙なり 横浜・西洋音楽との出会い」を見に行ってきた。

 ペリーの黒船艦隊に同行してきた楽士たちの新たな資料でも見つかれば、と思って出かけたのだが、残念ながらミンストレル・ショーに関する展示は何もなし。意図的に隠されたと見るのは考えすぎだろうか? 顔を黒く塗った白人が黒人に扮して芸をするというのは、人種問題もからむ微妙なネタだからなぁ……。

 そんなこんなで、個人的にはやや物足りなかったものの、古い楽器や図版、写真、楽譜などをひととおり見て、そこそこ楽しめた。写真は、お土産に買った絵葉書より。

Gakusi

 赤レンガ倉庫のあたりをうろつき、居酒屋で一杯(ほんとは4杯^^;)飲んで帰る。いい気持ちで家に着いたら、書籍のゲラ刷りが上がったという。ソッコーで赤字を入れて返さねばならんらしい。どよ~ん。

2015年11月10日 (火)

モーリス持てばスーパースターも夢じゃない

 昨日は午後4時から赤羽橋で取材。元アリスの堀内孝雄さんに、ギターにまつわるお話をいろいろうかがった。

 まずはギターとご本人の写真撮影。そのあとインタビュー。堀内さんと言えばやはりモーリス--ということでモーリス・ギターの話題が中心になったものの、それ以外の国産ギターや、ギブソン、マーティン、オベーション、ドブロなどの話もたくさん出てきた。やっぱりいっぱい持ってらっしゃるのだな。

 事前の下調べが役に立って、インタビューはつつがなく終了。ギターが大好きな様子がビンビン伝わってくるのが楽しかった。それにすっごいいい人だったよ。

 以下個人的な覚書。赤羽橋には三田→大門→赤羽橋と都営地下鉄3線を乗り継いで行ったのだが、着いてみたら三田線の芝公園駅も近いことがわかった。次回(があるかどうかよくわからんが)は芝公園で降りること。

2015年11月 6日 (金)

次はアコースティック・スウィングの特集

 年末進行が始まっているせいか、よそで穴の空いたらしい臨時の仕事がいろいろ回ってきて、そこそこ忙しい。これもいわゆるひとつのすきまビジネスか? この時期に1年分稼げるといいな~。<それは無理^^;

 なんて言いつつ、今日は麻布十番のスタジオで、FMラジオ「A・O・R」のコメント収録。なんだかんだでレギュラーみたいになってきたかも。

 今回のお題は、アコースティック・スウィング。確固とした音楽ジャンルといえるのかどうかはビミョーなところだが、ある種のサウンドや演奏スタイルを包括する用語としてはなかなかに便利--というか、使い勝手のいい言葉だ。

 あくまでもアメリカン・ルーツ・ミュージックの特集ということで、選曲は、ミルトン・ブラウン、スタッフ・スミスから、アサイラム・ストリート・スパンカーズ、ジャネット・クラインあたりまで。もちろんドーグ・ミュージックも忘れずに。わりと面白い曲がかかると思うので、みなさま、どうぞよろしゅ~に。

 あ、放送日を聴くの忘れちゃった! とりあえず来週以降の木曜午後8時台ということで……^^;

2015年11月 3日 (火)

LP撮影大会

 今日は朝からLPジャケットの撮影。いちおう仕事である^^;

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 記事に添えるジャケ写は、レコード会社から提供していただくのが、クオリティ面からいっても、オフィシャル度からいってもベストのはずだ。ほかにも方法はないわけではないし、自分で用意することだってあるのだが、今回はクオリティの高い写真をと思って、自前はほとんど念頭になし。ところが編集者のお達しは「全部そちらで用意しろ」だって。

 CDはスキャンすればなんとかなるとして、LPはうちのスキャナでは取り込めないんだな。大きすぎて。--というわけで、 本日の撮影大会になったわけだ(CD持ってないんだよ。すいませんね)。

 LPの撮影のノウハウは、音楽雑誌の編集者だったころに覚えた。撮影面がテカらないように、ちゃんと真四角でゆがまないように……。それはまあいいのだが、日本盤のLPの撮影でいちばんたいへんなのは、帯をはずさなければならないことだ。数ある中にはなかなかはずれないもの、もっと悪いことに一度はずしたら元に戻せないものもある。そんなこんなでどたばたしていたら、汗だくになった。

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 最後に残った帯を戻せないLPたち……。このあと1枚1枚格闘してなんとか元の鞘に納まっていただいた。ちょっと破れたのもあったけど^^;

 なんとか午前中で片付けて、午後は銀座のヤマハで開催されていたアコースティック・ギターのフェアに顔を出す。思っていたより地味めなイベントだった。

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