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2015年7月

2015年7月30日 (木)

ベルウッド関連の取材の続き

 関係者に電話をするなど、いろいろ調べてくださっていたらしい。途中でメールが入り、ご本人の記憶と異なるちょっとした事実が判明したりもした。ありがたや。

 29日(水)午後2時から、吉祥寺の喫茶店で、三浦光紀さんの2回めの取材。前回うかがい足りなかった点、疑問点などを確認させていただくことができた。こうしてボールはこちらに戻された。あとはなんとか力技でまとめなければなるまい。

 取材終了後、またしても居酒屋でご馳走になる。恐縮するばかりだが、今回は拙著を差し上げたので、それでなんとかチャラに……はならんだろうな、やっぱり。

 酒の席でうかがった直接取材とは関係ない話も、なかなかに興味深かった。ともあれお元気なご様子なのはなにより。この勢いで、まだまだもうひと仕事、ふた仕事していただきたいものだ。

2015年7月27日 (月)

閲覧注意!の通院日記

 最初は虫さされかと思って、あまり気にしないでいた。ところが、どんどん炎症が広がり、気持ち悪いボツボツもたくさん出てきた。かゆいを通り越してひりひりと傷む。

 これは尋常じゃないなということで、今朝早く皮膚科へ行ってきた。診断結果は、帯状疱疹……。う~ん、やっぱりそうだったか。そういえば、3、4日前からだるい感じで、仕事が手につかなかったんだよな。ぼ~っとしてるのも、仕事したくないのも、いつものことなので^^;油断していた。

Hohsin

 --というところで、帯状疱疹記念の自撮り写真。クローズアップは自主規制。白い肌に赤いポツポツがよく映えてると思う。こんなことのために、久々に三脚を取り出しちまったぜ。

 昨日、一昨日は、もっと真っ赤っかだったんだけど、今日は炎症がひいてしまって残念。……って、そこは喜ぶとこだわな。

 そんなこんなで、「もっと痛くなるかも」なんて脅かされつつ、飲み薬と塗り薬を出してもらったのだが、保険適用&ジェネリックでもすっごい高い! シクシクシク……。

2015年7月24日 (金)

アコギブック41

 なんだかんだでわりとあわただしい状況なのだが、『アコースティック・ギター・ブック41』(シンコーミュージック)が届いたので、さらっとご紹介。

Agb41

 巻頭の特集は「フォークの時代」だそうで、森山良子さんと小倉博和さんの対談を軸に、なぎら建壱さん、高田漣さんのインタビューなど。私は、そのなぎらさんのほか、ジャン・ラリビーさん、住出勝則さんと、インタビュー記事を3本書かせていただいた。それぞれ趣が異なる面白い取材だったのだけれど、いま70年代フォークについて個人的にいろいろ調べているところなので、そういう意味ではなぎらさんのインタビューはいろいろ得るところがあったような。

2015年7月21日 (火)

恋人(?)の撮影会に立ち会う

 午後2時から日本橋本町で打ち合わせ。打ち合わせと言いつつ、本日のメインは実はギターの撮影なので、ギターも持っていかなければならない。重たいレスポールを担いでギンギンギラギラの炎天下を歩いたら、かなりへたばった^^;

 撮影のお話が来たときには、たいして珍しいギターでもないからとご遠慮しかけたのだが、それも含めての仕事の依頼かと思えば、無碍に断るわけにもいくまい。結局、ほいほいとお引き受けすることになった。

Dsc07896

 やけに広いスタジオでのブツ撮り。ギター専門の写真家の仕事ということで、さすがにきれいな写真が撮れてくる。プロのカメラマンに恋人のピンナップを撮られて、「こんなにきれいだったんだ」とびっくりする男の心境って、こんな感じかもしれないな。全身像の裏表、さらにセッティングを変えてのクローズアップ撮影も合わせて、約1時間。その間に原稿の打ち合わせもすませたから、ずいぶん効率の良い仕事だったと言えるかも。

2015年7月13日 (月)

祝 CRANE 20周年!

 古い楽器に関する情報や楽器のリペアのノウハウなどで、私がひとかたならぬお世話になっているクレーンホームページが、このたびめでたく20周年を迎えられたとのこと。これを記念して、オリジナル・デザインの手ぬぐいを作られたとかで、なんと私のところにまでそれを送っていただいちゃったのだった。本来であれば、私のほうから盆暮れの付け届けをしなければいけない立場だというのに、申し訳ないやら、ありがたいやら、うれしいやら。

Dsc07894

 そんなわけで、これがその手ぬぐい(の一部)。特岡生地に住染手染めだそうだが、何のことやらよくわからない^^; 早い話が伝統技法による手作りということで……。絵柄はバロック・ギターでいいのかな? 画角の都合で半分に畳んで撮らせていただいたが、この先にネックもペグヘッドもしっかり描かれている。こりゃあ、ええもんだ。

2015年7月12日 (日)

オリジナル・ザ・ディランを知ってますか?

 いままで公表したことはなかったけれど、関西フォークのディランIIにどっぷりハマっていた時期があった。とくにセカンド・アルバムは愛聴盤で、いまでも全曲歌えるのではないかと思う。

 それだけにオリジナル・ザ・ディランのアルバム『悲しみの街』を最初に聴いたときには、強烈な違和感を覚えた。まったく違う音じゃないか! オレの愛するディランIIは、いったいどこへ消えたのだ? そんなわけで、なかなかこのアルバムを受け入れることができずにいた。

Originalthedylan

 それから幾星霜。いま冷静になって聴き返してみると、まったく違った印象を受けることに驚かされる。とくにサウンド面では、ディランII関連の作品の中でもベストなくらいかもしれない。

 バックのメンバーは、ほぼ固定で、ギターが石田長生、キーボードが佐藤博、ベースが田中章弘、ドラムスが林敏明。この4人にディランIIの2人が加わって、パーマネントなバンドの音を作り出している。ソリッドかつファンキー。ベースとドラムスのコンビネーションもすばらしいけれど、キーボードとギターの才能のひらめきは、それに輪をかけてすごい! このよさがわからなかったなんて、ずいぶん人生を損していたような気がしないでもない……。

 オイルフット・ブラザーズ、オリジナル・ザ・ディラン、ハックルバック、ソー・バッド・レビュー……といった関西ロックの流れは、はっぴいえんどやはちみつぱいのような風都市系のバンドに比べると、充分な評価を得ているとは言い難いだろう。いつかこのあたりの系譜もしっかりまとめてみたいものだ。

2015年7月11日 (土)

月の歴史と掌底突きと

 7月10日は、ご存知、納豆の日。そしてティアラこうとうの小ホールでは、トリニテのニュー・アルバム『月の歴史』の発売記念コンサート。

 トリニテとつきあいもずいぶん長くなった。だから、たいていのことではもう驚かない。静かな立ち上がりの前半は、やや物足りないくらいだった。バイオリンとクラリネットの絡みは想定内だったし、パーカッションは抑えめな印象。ピアノも破綻を生み出すほどではなかったような。円熟期を迎えた余裕のステージという印象すら受けた。

 景色が変わったのは後半で、「テロメア」の変拍子と「グラニオン・ダンス」のフリーなインプロビゼーションにぐいぐい引き込まれた。ピアノは必殺の掌底突きもガンガンと。やっぱり、この人たちはワイルドじゃないとあかんな。

2015年7月 7日 (火)

首が回らないのでラジオの話でも

 首を寝違えたらしく、朝から右肩のあたりが痛くて横を向けない。やれやれ。

 日曜日の昼間は、インターFMにレオナさんご夫妻が生出演しているのを聴いた。木曜日に立教大学でお会いしたばかりだが、現在日本ツアーで全国を忙しく飛び回っているようだ。最新アルバムから2曲かけたほか、生演奏あり、トークありで、トータル30分ほど。わきあいあいとした雰囲気で、なかなかに楽しげだった。

 FMラジオと言えば、5月に「A・O・R」のケイジャン特集の収録をした話を書いたけれど、その放送の音源を先日やっと聴くことができた。今回はわりと緊張せずにしゃべれていたような気がするものの、そのぶんやや早口になりすぎたかも。次回は、もう少しタメを作ってみよう--なんちって。

 参考までに、放送された曲目のリストを番組のサイトからコピペしておく。

  20:08 Louisiana Man / Doug Kershaw
  20:13 C’est Trop (Too Much) / Steve Riley & The Momou Playboys
  20:18 La Valse de la Riviere Rouge(Red River Waltz) / Bruce Daigrepont
  20:22 Simple Things / Amanda Shaw
  20:30 Sam’s Big Rooster / The Savoy Family Band
  20:34 Big Bayou / Swampwater
  20:39 Newport Waltz / The Balfa Brothers
  20:43 Lou’ragon (The Hurricane) / Beausoleil
  20:46 Acadian Driftwood / Zachary Richard

 ミュージシャンの顔ぶれは、ほぼこちらの推薦したとおりだったけれど、曲目は番組独自のものに変わっていた。こちらの選曲のままだったのは、スワンプ・ウォーターの「Big Bayou」くらい。それはそれで、「あ、こうくるか!」という意外性があって面白かった。「Acadian Driftwood」はケイジャンの曲じゃないけど、ここに持ってきたくなる気持ちはわかるな~。

2015年7月 3日 (金)

アイルランド大使館の饗宴

 アイルランド大使館公邸でのイベントと聞いて、はたしてすんなり入れるものか心配していたのだが、要所要所に係の方が配置されていて、道案内をしてくださるは、ドアを開けてくださるは。非常にスマートな対応で、ストレスなく会場までたどり着くことができた。さすがの計らいと言うしかない。大使館をあげての歓迎ムードがよく伝わってきた。

 おおしまゆたかさんの著書『アイルランド音楽 碧の島から世界へ』(アルテスパブリッシング)の出版記念イベント。楽器の実演もまじえたアイリッシュ・ミュージックのレクチャーとセッション・パーティという、至れり尽くせりの企画。おまけにアイルランド大使館が全面協力となれば、最初からほぼ成功は約束されたようなものだ。

 おおしまさんの講演は、プランクシティ、ボシイ・バンド、デ・ダナン、チーフテンズなど、アイリッシュ・トラッドを代表するバンドを順に紹介するというものだった。生演奏を担当したメンバーは、ジョンジョン・フェスティバルの3人(フィドル、ブズーキ、バウロン)に、野口秋生さん(イリアンパイプ)、長尾晃司さん(ギター)を加えたユニット。これ以上望みようがないような顔ぶれと言っていい。バンド全体での演奏はもちろん、パートごとの演奏もピックアップして聴かせてくれるなど、全体の構成もよく練れたすばらしいものだった。それぞれのバンドの演奏スタイルの再現もよかったけれど、最後に演奏されたジョンジョン・フェスティバル自らの演奏が際立って素晴らしかったのは、当然といえば当然か。

Planxbothy

 --というところで、会場にいらっしゃった人にはわかる(しかわからない?)自撮り写真。昨日はカメラを持っていかなかったので、代わりにこれを貼り付けておく。私が持っているくらいだから、「日本に10枚くらいしか入ってない」なんてことはないと思うよ、おおしまさん^^;

 一箇所だけ気になったのは、「6弦3コースだったギリシャのブズーキを改良して8弦4コースのアイリッシュ・ブズーキが生まれた云々……」というくだり。講演終了後に、僭越ながらおおしまさんにも直接申し上げたのだが、たしかに6弦3コースの楽器もあるけれど、ギリシャでも主流はやはり8弦4コースのはず。サイズもいろいろなものがあるので、スケールもことさらに長くなったわけではないのでは……。そんな話をしている中で、デ・ダナンのアレック・フィンさんが3コースの(ギリシャ式)ブズーキを使っていたことを思い出したりもして、ちょっぴり懐かしくなった。あれはほんとに珍しい楽器だったな。

 講演のあとは、いよいよパーティ・タイム。アイルランド大使館が用意してくださった、豪華な料理と、たくさんの飲み物。この饗応にはあらためて驚かされた。アイルランド大使ご本人のスピーチまであったし、正直、ここまで本気で歓迎していただけるとは思っていなかったよ。これには来場者一同感激(したはず)。

 それでは遠慮なく! ギネス・ビールとワインを飲み、料理を片っ端から食べしているうちに、オープン・セッションが始まった。来場者も含めて楽器が弾ける人は誰でも自由に参加できるという、アイリッシュ・パブを思わせるような粋な演出だ。セッションがあると聞いては首を突っ込まないわけにはいかないので、私もマンドリン(ギブソン・スタイルA)を持って行ったのだが、やっぱりアイリッシュのセッションは難しい……。ブルースやブルーグラスと違って、曲を知ってないとどうしようもないからね。しょうがないからコードを探りつつ、適当にお茶をにごさせてもらった^^;

 午後9時にセッションは終了。パーティもお開きに。あっという間の3時間だったけれど、イベントの進行もスムーズで、信じられないほど楽しい時をすごせた。出演者とアルテスのスタッフの皆様にはお疲れさま。そして、Thank you Ireland!

2015年7月 2日 (木)

立教大学でフィドル&バンジョー

 フィドル&バンジョーはアパラチアのオールドタイム・ミュージックの原点と言える。ギターやマンドリンが普及する以前は、この2つの楽器のコンビネーションがアパラチアの音楽の基本だった。ヨーロッパから持ち込まれたフィドルと、アフリカから伝わった楽器が発展したバンジョー。この2つの楽器が故郷から遠く離れたアパラチアで出会ったのは、南北戦争が終わった頃の話だという。

Leona65

 昨日は池袋の立教大学で、レオナさんご夫妻のフィドル&バンジョーの演奏を聴いた。旦那様のJ.P.マシスさんは、米国テネシー州出身。バンジョー奏者として活躍するかたわら、ケンタッキーのカレッジで准教授としてブルーグラスを教えているという骨の髄からのブルーグラス人間だ。奥様のレオナさんは、おなじみのギタリスト、徳武弘文さんの娘さんで、フィドルの修行のため、東テネシー州立大学に留学して学んだという才媛である。この2人がはからずもテネシーで出会ったことに、かつてのフィドルとバンジョーの出会いにも通じる不思議な縁を感じてしまう。

 立教大学で開催されたイベントは、「グローバル化の浸透 海外留学促進のための講演会と演奏」と題されたもの。てっきりレオナさんの留学体験をもとにした講演が主で、演奏は最後に少しだけかと思っていたのだが、実際にはほぼ半々。たっぷり1時間の演奏を聴かせてもらって、大感激だった。ブラボー、立教大学!

 フィドルとバンジョーのみの編成で、はたしてブルーグラスと呼んでいいものか、難しいところではあるのだが、演奏自体はブルーグラスのリズムがはっきり感じられるエキサイティングなものだったと思う。ところで、上の写真でもわかるかもしれないが、会場のラウンジは、周囲にPCがたくさん置かれた大きな部屋で、講演会とは関係なしに勉強をされている学生さんもたくさんいらっしゃった。大音量のブルーグラスをBGMに調べものする気分っていうのはどんなものだろうね? 実は演奏を聴きながら、ちょっぴり同情もしていたのだった^^;

 --なんて言いつつ、今日はアイルランド大使館でアイリッシュ・トラッドのイベントだ!

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