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2015年5月24日 (日)

東京ハンドクラフト・ギターフェス初日

 錦糸町のすみだ産業会館(サンライズホール)で、恒例のハンドクラフト・ギターフェス。これまでは2日通し券のみだったと記憶しているが、今回は通し券が2000円。1日券が1300円。去年は通し券で1200円だったかな? 実質的にかなりの値上げである。ここは1日券でいくしかない^^;

 さて、元を取るにはバンバン弾きまくらなければ。会場を入ってまず目についたのが、DAISAKU GUITARSのポルトガル・ギターだった。ポルトガル・ギターは全然弾けないのだが、ここはチャレンジだろ。手探り状態で弾いてみたけれど、面白い音がする。ギリシャのブズーキをやや硬質にしたようなサウンドとでもいうか。作者の小林大作さんによれば、初めて製作されたそうで、トップの板にアーチをつける作業などに、苦労されたとのこと。今後はビオラ・ダ・ガンバやリュートの製作も手がけるそうな。

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 ナインノーツの、シンクロナイズド・トレモロユニットをマウントしたフラットトップ・ギターにも驚かされた。マーシャル・アンプにつなげて弾くことを想定して製作したそうで、生音はほとんど鳴らなかったが、アンプを通して弾かせてもらったら、なかなか楽しめた。演奏性はほとんどエレクトリック・ギターと言っていいような。トレモロの効きぐあいも上々。面白いこと考える人がいるもんだ。フィードバックのコントロールがちょっと気になるところではあるけれど……。

 こちらは希少なブラジリアン・ローズウッドを使用した本格的なD-45コピー。ピックガードがデラックス仕様になったゴージャスな逸品だ。これを作ったエム・シオザキ弦楽器工房の前身は、マーティン・コピーで評価の高かったシーガル。「シーガル・ブランドのギターはもう作らないんですか?」と塩崎さんご本人にうかがうと、「これからはエム・シオザキ1本でいくつもり」とのお話だった。

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 この展示会に毎回マンドリンを出品しているHATTA works。今回はオーバル・ホールのF-4タイプ。ウッド・バインディングのナチュラル・フィニッシュ、アバロンのインレイも入った美しい楽器だった。完成したばかりということで、まだ鳴りは若かったものの、繊細なよい音がする。こういうブルーグラス向きじゃないマンドリンも、もっと注目されていいのにな。

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 フェルマー/マカフェリ・タイプのギターを展示していたA.T.ギターズ。このギターにはエイジド加工が施されている。ピック・スクラッチがやけにリアルで感心した。レリック加工のギターは好きじゃないんだけど、これには脱帽。

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 このあたりでカメラの電池が切れたため^^;写真はないけれど、SUMI工房のオール・カーリーコア・ボディの00モデルは、めちゃくちゃいい音で気に入った。12フレット・ジョイントのオールド・ファッションなデザインながら、ネックは比較的細めで弾きやすかったし。お金があれば買いたいところだったけどな。

 余談ながら、マリンバの材を流用したらしきギターやウクレレが目についたのは、何か裏事情がありそうな……。

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