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2015年3月25日 (水)

ミュージック・フロム・グリーンランド

 NHKラジオの小泉文夫さんの番組で、イヌイットの弾くコンサティーナの演奏を聴いて感銘を受けたのはずいぶん昔のことだ。恥ずかしながら、イヌイットの音楽に関する知識は、その頃からちっとも進歩していない。イヌイットの暮らすグリーンランドの音楽についても同様だ。

 昨夜は渋谷O-WESTに「Music from Greenland」と題されたグリーンランドのアーティスト2組のライブを見に行った。かの地のコンテンポラリーなミュージシャンを、日本に紹介するショーケースとして開催されたコンサート。グリーンランドの伝統音楽について何も知らない身でうかつなことは言えないのだけれど、2組とも欧米のロックやポップ・ミュージックの影響が色濃いフツーの音楽をやっているように聴こえた。

 最初に登場したのは、イヌイットの女性シンガーソングライター、ニーブ・ニールセン。ディア・チルドレンという名のバック・バンドを従えてのステージだ。素朴な演奏と言ってしまえば聞こえはいいけれど、何曲か聴いているうちに、友人のアマチュア・バンドを見に来ているような錯覚にとらわれそうになってしまった。初々しいと言うべきか、ステージ慣れしていないと言うべきか。正直、演奏的にはいいところを見つけるほうが難しい。それでも不思議とニーブさんの歌は魅力的だった。

 バック・バンドのディア・チルドレンは、エレクトリック・ギター2本に、ラップ・スティール、ベース、ドラムスの5人編成。リード・ギター(なのかな?)は持ちかえでバンジョーも弾いた。5弦バンジョーを4弦仕様にして弾いていたけれど、1曲(5弦なしの)クロウハンマーっぽい奏法を見せた以外は、特筆すべきポイントはなし。もうちょっとがんばりましょう^^;

 主役のニーブさんはビザールなフルアコ・ギターと6弦のテナー・ウクレレ(ギタレレ?)を弾いていた。ギターを2カポのFフォーム(つまりGのキー)で弾いていたりしたのが、ちょっと不思議だったな。

 後半のステージは、5人組のロック・バンド、ナヌーク。こちらはプロっぽいサウンドでよかったと思う。

 ギター2本に、キーボード、ベース、ドラムスという、ありがちな編成。グリーンランド語の歌詞以外は、オーソドックスなポップ・ロックという印象だった。母国語のロック、米英のメインストリームからは少し外れている点などは、日本の状況に近いのかもしれない。もう少しグリーンランドならではの個性的な音を……などと注文をつけるのは、事情を知らない部外者の勝手な言い草というものだろう。

 ともあれ、お客さんもたくさん入って、いい感じに盛り上がり、最初のイベントとしては大成功だったのではないか。出演者のみなさんがずいぶんとフレンドリーで、終演後に積極的に観客と交流をしようとしていたのも好印象だった。

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