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2014年6月 3日 (火)

ソーラスのライブ&打ち上げ

 う~。かなり眠たい上に、やや二日酔い気味。少しワインを飲みすぎた……。

 昨夜は渋谷duo MUSIC EXCHANGEでソーラスのライブを見た。ニュー・アルバム「SHAMROCK CITY」をたずさえての日本ツアーである。

 メンバーは、シェーマス・イーガン(ギター、テナー・バンジョー、ロー・ウィッスル、ウッド・フルート)、ウィニフレッド・ホーラン(フィドル)、イーモン・マッケルホルム(ギター、キーボード)、ジョニー・コノリー(メロディオン)、そして急遽来日が決まったボーカルのカラン・ケイシー。

 ここでメンバーを列挙したのは、ソーラスがよく人が入れ替わるバンドだからだ。アルバム「SHAMROCK CITY」のボーカルはノリアナ・ケネディで、当初はこの人が来日する予定だったようだが、これが果たせず。代わりにオリジナル・メンバーのカラン・ケイシーが参加することになった。カランさんの大ファンである私としては、この変更はうれしいハプニングだったとは言える。これでギターもジョン・ドイルだったら……なんて、こぼれたミルクのことを考えてもしかたがない。

 今回の新作は、米国へ渡ってきたアイルランド移民の苦難の歴史を綴るコンセプト・アルバムになっている。かつて銅の採掘で栄えたモンタナ州ビュートは、アイルランド系労働者が多数住み着いたことで「シャムロック・シティ」(シャムロックはアイルランドの国花だそうな)と呼ばれるようになった。アメリカへ渡った息子とアイルランドに残った母親の相互の思いを描く「Far Americay」、ブルーグラス風スタイルで歌われる銅鉱山の労働者の独白「Tell God and the Devil」、そしてメンバーのシェーマス・イーガンの父親の曾叔父にあたるという実在の人物の物語「Micheal Conway」……。こうしたアルバムの意図を伝えるために、ステージのバックには日本語字幕入りの映像が流され、一部のMCには通訳が入るなど、観客への多くの配慮がなされていたことに、まず感銘を受けた。多数の楽器を駆使しながら、MacBook(ノートPC)で映像を操作し、フットスイッチを操り(おそらく打ち込みのベースやパーカッションの音との同期をとっていたのでは?)、MCでアイルランド移民の解説をし--と八面六臂の活躍をしたイーガンさんにも拍手。

 カラン・ケイシーさんはてっきりゲスト扱いかと思っていたら、ほとんど正規メンバーのように、全面的にフィーチャーされていた。代わって特別ゲストとして登場したのは、中村まりさん。ゲストで出演するとは聞いていたけれど、カランさんとのデュエットに、ソロ・ボーカルにと、第2部のステージではほとんど全曲参加しそうな勢いで、これには心底驚いた。

 中村さんと「音楽夜噺」で共演させていただいて以来、ちょっぴり身内のような気分になっていたもので(ずーずーしいにもほどがある!)、そんな人が、あのカラン・ケイシーさんとデュエットしているなんて、ほんとに夢を見ているような気分だったよ。

 終演後はおとなしく帰るつもりでいたのだが、ライター関係者のみなさんにご挨拶をしているうちに、そのまま飲みにいく話に。これでいいかげんでき上がったところで、ソーラスの打ち上げに合流することになった。昨日はツアーの最終日ということで、夜遅くまで打ち上げで盛り上がっていたようなのだ。

 私の英語じゃたいした内容のある話ができないのが残念だが、シェーマス・イーガンさんとちょっとだけ、フラナガン・ブラザーズの話などをさせてもらった。やはりアイリッシュ・アメリカンのミュージシャンにとって、フラナガン・ブラザーズの存在は大きいのだな。

 そのあと、なぜかフィドルのおねーさんにハグされたりもして。 そのときに、「オールドタイム・フィドルも弾くのか?」と聴いたら、「A little bit」という返事。まあ、ご謙遜を。実はシェーマス・イーガンさんにも同じ質問(彼女はオールドタイム・フィドルを弾くのか?)をしたのだが、この答も「A little bit」だった。アルバム「SHAMROCK CITY」にはそのコンセプトを活かすためか、ところどころでオールドタイム・フィドルっぽいニュアンスの演奏が聴けるんだよな~。

 そんなこんなですっかり遅くなってしまった。なんとか終電で池袋まで出て、それから歩いて帰る。

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