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2014年6月

2014年6月26日 (木)

見知らぬ肖像写真

 いまでも充分その資格はあるのだけれど、ガキんちょの頃はほんとにハンパじゃなく世間知らずだったから、何度も同級生にだまされた^^;

 小学校の遠足で、朝の通勤時間帯に山手線(だったかな?)に乗ったときのこと(いま考えてみると、いろんな意味で迷惑な計画だよなぁ……)。

 「おまえな~、国鉄(JR)のラッシュはほんとにすげ~んだぞ。人が降りたあとにはな、耳とか小指とかいっぱい落ちてるんだ」「ひえ~!」

 どうしたら耳を取られないでいられるかと思案する間もなく次の駅。プラットフォームには乗車待ちのものすごい人の列が! もうだめかと思ったが、ありがたいことに「この駅で降りるぞ」という先生の声がして、九死に一生、なんとか五体満足のまま降りることができた。その後、何度もラッシュの電車に乗ったけれど、耳や指が落ちているのを見たことは一度もない。

 すっかり忘れていたこんな事件を、いきなり昨日思い出し、ほんとにバカだったな~と恥入りつつも、ちょっぴり懐かしくもなって、昔の写真を探してみたのだ。見つけたアルバムを開くと、いっぱい写真が貼り付けてある。それはいいのだが、なんとも不思議な感覚にとらわれてしまった。

 小学校や幼稚園の頃の写真は、たしかに自分だとわかるのに、それより昔の写真には、まったく見覚えがない。たしかに父親の字で、脇に自分の名前は書いてある。しかし、まったくリアリティがない。誰だこいつは? 何かの拍子に、この子と自分が入れ替わり、そのまま誰にも気づかれないまま育ってきてしまったような気分になった。

Kazu03

 こういう感覚って普通にあることなのかしらね。--というわけで、これがその写真の1枚。背景もまったく記憶にないな。自分がこの世界で生きていたという気がしない。ふ~む……。さて、この男の子はいったい誰でしょう?

2014年6月17日 (火)

国産ギターのカタログ

 少し前に楽器のカタログ類を整理した話を書いたけれど、そうこうするうちに、またこのカタログが必要になるような仕事が飛び込んできた。今度は古い国産ギターのデータを参照しないといけない。ふ~む。やはり整理整頓を心がけるといいことがあるのかな?

Kyairi1

 そんなわけで、これはKヤイリのカタログ。発行年は不明だが、70年代のものだろうか? 表紙を飾っているのは、マーティンD-45コピーのDY-45だ。スペック表を見ると、トップは「最高級えぞ松又はスプルース単板メキシコ貝入り」、バック&サイドは「最高級ハカランダ単板」、ネックは「ホンジュラスマホガニー」--となっている。まあ、なんとぜいたくな。ハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)はもちろん、ホンジュラス・マホガニーも、いまではなかなか手に入らない材ではないか。いまこのギターがあったら、かなりの値打ちものかもね。この下のクラスのYW-1000は、バックがスタイル35みたいな3ピースだった記憶があるけれど、DY-45はどうだったんだっけ?

Kyairi2 Kyairi3

 2つ折りのカタログの内側はこんな感じ。マーティン・コピーのほかに、グラマー・コピーやギルド・コピーも製作していたことがわかる。

Headway1

 もう1つ、ヘッドウェイのカタログも。これも年代は不明だが、やはり70年代かな? ほぼ同じ判型の紙を、やはり2つ折りにしてある。

Headway2

 ヘッドウェイといえば、HD-115はブルーグラス・プレイヤーに人気があったっけ。ヘリンボーンのマーティンD-28のサウンドを志向した、意欲的なモデルだったと思う。あらためてカタログを読み返してみると、ピックガードは本鼈甲だったんだな。トニー・ライスよりもこちらのほうが古いよね、たぶん。

2014年6月 9日 (月)

ジューンベリーの収穫と携帯電話の帰還

 梅雨の晴れ間にジューンベリーの収穫。熟しすぎているもの、まだ青いものはよけて適当に。上のほうは採りきれなかったけれど、そこそこの収穫量。一度に食べるには多すぎるかな?

Dsc07392

 収穫といえば、なくしたと思っていた携帯電話が戻ってきた。警視庁の遺失物センターに保管してあるという連絡をもらって、無事回収。遺失物センターってことは、盗まれたんじゃなかったってこと?^^;;; なんにせよ、届けてくださったご親切な方、ありがとうございました。

 ともあれ、家の電話でロック解除の手続きをしたら、また使えるようになった。これからは、派手なストラップでもつけてなくしにくいようにしなくちゃ。どんなのがいいかしらね?

2014年6月 8日 (日)

イランの蕎麦はどんな味?

 明け方に見た夢。

 薄暗い大学の教室。講義の途中でなにやらトラブルが発生したようで、いきなり休講に。それなら早めに昼飯にしよう。ずーっと降り続いていた雨もあがったようだし、外出しようかな? そう思って玄関口まで出たところで、雨がまた激しく降ってきた。外にいた人たちがあわてて、建物の中に駆け込んでくる。こりゃだめだ。外に出るのはあきらめて、久しぶりに学食を利用しようと考え直す。

 学食にはたくさん人がいて、ずいぶん活気がある。食券を持ってないから買わなくちゃと思いつつ、とりあえず一回りしてどんなメニューがあるのかをチェック。選びそびれて、端のほうまでくると、蕎麦屋の看板があった。蕎麦くらいが無難かもしれないなと思い、そのまま中に入る。

 店内はいい具合に混んでいた。同級生のHくんが知らない女の子と2人で座っているのを見つける。2人はこちらに気づかず、おまけになんとなく話しかけづらい雰囲気なので、そのまま素通りして空いていた席に向かう。前方に片思いしていたMさんがいるのを見つけたが、やはり気づいてもらえない。席に座ると店員にメニューを渡される。「フランス」「トルコ」「イラン」……といった国名の下に、知らない名前の蕎麦ばかり並んでいて、なんだかさっぱりわからない。メニューを指し示して、「この蕎麦は何ですか?」とたずねることにする。「中央区の銀座にイラン料理の店があってね……」と話し出す店員。えんえんと話は続くが、肝心の蕎麦の説明にはなかなかたどり着かない。あきらめて、その蕎麦を頼んだ。どんなものが出てくるかな? どきどき。

2014年6月 6日 (金)

ギブソン'50sギターガイド

 1950年代は、ギブソンのソリッド・エレクトリック・ギターの黄金期でもあった。--というわけで、この時期のモデルをまとめたムック『ギブソン'50sギターガイド』(三栄書房)が刊行された。60年代のムックのほうが先に出ていたので、ようやく揃ったかという感じだ。

Gibson50

 モデルの紹介は、まずレスポール・スタンダードが年代順にどばどばどばときて、そのあとにカスタム。そしてコリーナ・ウッドのフライングVとエクスプローラー。さらにレスポール・ジュニア&スペシャル……。

 オリジナルのフライングVとエクスプローラーの写真もすごいけれど、個人的に興味深かったのは「ダブル・マンドリン」。……と言っても、ダブルネック・ギターの左側はショート・ネックの6弦で、ギター/オクターブ・ギターのダブルネックと呼んだほうがよさげなシロモノ。とはいえ、ボディのデザインは、ザ・バンドの映画「ラストワルツ」でロビー・ロバートソンさんが弾いていたダブルネックのギター/マンドリンによく似ている。これはほんとに珍しい!

 ちなみに、かく言う私は、レスポール・リイシューの歴史をまとめた記事と、レスポール・ジュニア、スペシャルのモデルの解説を書かせていただいた。興味のある方は、ぜひ立ち読みなんぞを……。

2014年6月 5日 (木)

昔懐かしギターの試奏

 あいにくの雨になったけれど、小川町のシンコーミュージックまで出かけて、久々にギターの試奏をしてきた。

 例によって、「アコースティック・ギター・ブック」の仕事。今回は一度に10数本チェックするようなシビアなスケジュールではなく、5本だけ。しかもたんなる新製品チェックではなく、コンセプトのはっきりしたセレクトがされていたので、ずいぶんやりやすかった。

 個々のモデルの名前はここでは書かないけれど、定評のある国産アコースティック・ギターの後継モデルを中心に、20~30万円代のミドル・クラスのギターばかり。「あ、大学の先輩がこのギターを使ってたな」なんて記憶がよみがえってきたりして、ちょっぴり懐かしい気分にもなった。

 正味2時間ほどで試奏は終了。雨がひどくならないうちに帰れてよかったよ。

2014年6月 3日 (火)

ソーラスのライブ&打ち上げ

 う~。かなり眠たい上に、やや二日酔い気味。少しワインを飲みすぎた……。

 昨夜は渋谷duo MUSIC EXCHANGEでソーラスのライブを見た。ニュー・アルバム「SHAMROCK CITY」をたずさえての日本ツアーである。

 メンバーは、シェーマス・イーガン(ギター、テナー・バンジョー、ロー・ウィッスル、ウッド・フルート)、ウィニフレッド・ホーラン(フィドル)、イーモン・マッケルホルム(ギター、キーボード)、ジョニー・コノリー(メロディオン)、そして急遽来日が決まったボーカルのカラン・ケイシー。

 ここでメンバーを列挙したのは、ソーラスがよく人が入れ替わるバンドだからだ。アルバム「SHAMROCK CITY」のボーカルはノリアナ・ケネディで、当初はこの人が来日する予定だったようだが、これが果たせず。代わりにオリジナル・メンバーのカラン・ケイシーが参加することになった。カランさんの大ファンである私としては、この変更はうれしいハプニングだったとは言える。これでギターもジョン・ドイルだったら……なんて、こぼれたミルクのことを考えてもしかたがない。

 今回の新作は、米国へ渡ってきたアイルランド移民の苦難の歴史を綴るコンセプト・アルバムになっている。かつて銅の採掘で栄えたモンタナ州ビュートは、アイルランド系労働者が多数住み着いたことで「シャムロック・シティ」(シャムロックはアイルランドの国花だそうな)と呼ばれるようになった。アメリカへ渡った息子とアイルランドに残った母親の相互の思いを描く「Far Americay」、ブルーグラス風スタイルで歌われる銅鉱山の労働者の独白「Tell God and the Devil」、そしてメンバーのシェーマス・イーガンの父親の曾叔父にあたるという実在の人物の物語「Micheal Conway」……。こうしたアルバムの意図を伝えるために、ステージのバックには日本語字幕入りの映像が流され、一部のMCには通訳が入るなど、観客への多くの配慮がなされていたことに、まず感銘を受けた。多数の楽器を駆使しながら、MacBook(ノートPC)で映像を操作し、フットスイッチを操り(おそらく打ち込みのベースやパーカッションの音との同期をとっていたのでは?)、MCでアイルランド移民の解説をし--と八面六臂の活躍をしたイーガンさんにも拍手。

 カラン・ケイシーさんはてっきりゲスト扱いかと思っていたら、ほとんど正規メンバーのように、全面的にフィーチャーされていた。代わって特別ゲストとして登場したのは、中村まりさん。ゲストで出演するとは聞いていたけれど、カランさんとのデュエットに、ソロ・ボーカルにと、第2部のステージではほとんど全曲参加しそうな勢いで、これには心底驚いた。

 中村さんと「音楽夜噺」で共演させていただいて以来、ちょっぴり身内のような気分になっていたもので(ずーずーしいにもほどがある!)、そんな人が、あのカラン・ケイシーさんとデュエットしているなんて、ほんとに夢を見ているような気分だったよ。

 終演後はおとなしく帰るつもりでいたのだが、ライター関係者のみなさんにご挨拶をしているうちに、そのまま飲みにいく話に。これでいいかげんでき上がったところで、ソーラスの打ち上げに合流することになった。昨日はツアーの最終日ということで、夜遅くまで打ち上げで盛り上がっていたようなのだ。

 私の英語じゃたいした内容のある話ができないのが残念だが、シェーマス・イーガンさんとちょっとだけ、フラナガン・ブラザーズの話などをさせてもらった。やはりアイリッシュ・アメリカンのミュージシャンにとって、フラナガン・ブラザーズの存在は大きいのだな。

 そのあと、なぜかフィドルのおねーさんにハグされたりもして。 そのときに、「オールドタイム・フィドルも弾くのか?」と聴いたら、「A little bit」という返事。まあ、ご謙遜を。実はシェーマス・イーガンさんにも同じ質問(彼女はオールドタイム・フィドルを弾くのか?)をしたのだが、この答も「A little bit」だった。アルバム「SHAMROCK CITY」にはそのコンセプトを活かすためか、ところどころでオールドタイム・フィドルっぽいニュアンスの演奏が聴けるんだよな~。

 そんなこんなですっかり遅くなってしまった。なんとか終電で池袋まで出て、それから歩いて帰る。

2014年6月 2日 (月)

孔雀の舞

 渋谷・文化村オーチャード・ホールでヤン・リーピン「孔雀」を見る。

 ヤンさんのステージを見るのは「シャングリラ」「クラナゾ」に続いて、これが3回めだが、やはりこの「孔雀」が代表作なのかな? 十八番の孔雀の舞が全編で見られて、もう思い残すことはない(?)。

 舞台の脇に演奏者がいて、一部生演奏だったり、ステージ上でハングドラムやディジャリドゥ(だよな?)の合奏があったりと、演出もなかなかこっていて面白かった。最初から最後まで、ず~っと回リ[続けている女の子もいたりして……。

 --というところで、日付が変わって、今日は同じ渋谷でソーラスのコンサート。新作の「SHAMROCK CITY」がよかったし、カラン・ケイシーさんもゲストで参加するそうだしで、めっちゃ楽しみなのだ。

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