Too many banjos!
日曜日の午後2時から、銀座のライブハウス、ロッキートップで変わったイベントがあった。ゴンチチのチチ松村さんがホストを務める「バンジョー好きが集まる会~同時開催:乙女バンジョー祭り~」……なんじゃそりゃ? よくわからないままに顔を出す。お守り代わりにギブソンのマンドリン・バンジョーを抱えて行った。
午後1時にはウォームアップジャムが始まっていたそうで、たどり着いたときには、すでに宴たけなわ。腕に自慢のみなさんが、ばりばり弾きまくっている。う~む、さすがに関係者の集まりというか、よく知っているお顔が多いな。不義理をしていてすみません^^;
第1部は実演も交えたバンジョーの歴史の紹介。ミンストレル・バンジョーやオールドタイム・バンジョー、ブルーグラス・バンジョーの奏法の違いを体験する。ブルーグラス・バンジョーのパフォーマーはイケメンプレイヤーの桑原達也さんだった。相変わらずイイオトコだし、若いし、テクニックもセンスも抜群だしで、いうことなし! また機会があったら、セッションさせていただきたいものだ。
その後、予期せぬ展開があって、なぜかステージに引っ張り上げられ、持参のマンドリン・バンジョー(1920年頃に製作されたトラップドア・タイプのギブソンMB)の紹介をさせられた。いや、そんな話、聞いてないから^^; こんなことになるなら、事前に何か仕込んでおけばよかったな……。
第1部の最後は、個人的なお目当てだった、チチ松村さんによる世界のバンジョー・ミュージックの紹介。インドネシア、タイ、アルジェリア、ブラジル……そして日本も含めて、バンジョーの入ったさまざまな国の音楽を聴かせてもらって大満足。それにしても、美空ひばりさんの「港町十三番地」って、オリジナルのシングル盤ではバンジョーがフィーチャーされてたのね……。
休憩を挟んだ第2部は、「乙女バンジョー祭り」。何のことかと思っていたら、バンジョーを弾く女性ミュージシャンを集めた企画ライブだった。ほとんどがアマチュア・プレイヤーだったけれど、最後のほうで中村まりさんが登場したのにはびっくり。うかつなことに、クロウハンマー・バンジョーも弾かれるとは知らなかった。メイン楽器じゃなくても、プロの演奏はやっぱり一味違ったような。
終演後、「2月1日のイベント、よろしくお願いします」とご挨拶。よい機会なので、ちょこっとだけ打ち合わせめいた話もした。あ、そうか! どうせステージに立ったんなら、2月1日の宣伝もすればよかった。
話が前後するけれど、「乙女バンジョー」のあとは、青木研さんのプレクトラム・バンジョーによる超絶技巧「Suwannee River」で、一気に会場はヒートアップ。そしてエンディングは、バンジョー・プレイヤーが勢ぞろいしたジャム「Lonesome Road Blues」。
前列左から、渡辺三郎さん、チチ松村さん、有田純弘さん。後列左から、ぎっちょさん(実は本名を存じ上げていない^^;)、原さとしさん、青木研さん……。いや~ものごっついメンバーであります。
終演後、みなさんにご挨拶をしていたら、かたじけなくも打ち上げのお誘いをいただく。ありがたくお受けしたのだが、このメンバーがまたものごっつくて……。ホスト役のチチ松村さんを筆頭に、世界屈指のバンジョー奏者2人(5弦の有田さん、4弦の青木さん)、関西ブルーグラスのドン(渡辺三郎さん)、若手マンドリニストのトップランナー(TAROさん)、東京のブルーグラス界を代表するギタリスト(山口さとしさん)。う~ん……。イベント自体も濃ゆかったけれど、それに輪をかけて濃ゆい打ち上げだったのだ。とくに有田さんの実践的な音楽理論の話、勉強になりました。
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