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2013年11月 6日 (水)

トリニテの1つの到達点となったコンサート

 1つのバンドの全盛期というのは、意外と短いのではあるまいか。ゆっくりと下ったり、迷走を繰り返したり、いきなり解散したりとパターンはさまざまではあるものの……。

 なんて、極楽トンボな私にしては、珍しくネガティブな話から始めてしまったけれど、そんなよけいな心配をしたくなるくらい、昨夜のトリニテの演奏はすばらしかった。

 初めて訪れたコンサート・ホール、ティアラこうとう。2013年のツアーのファイナル・ステージだけあって、バンドのアンサンブルが練り上がっていたのはもちろんのこと、1人1人のプレイが、おそろしいほど神がかっていた。

 燃え上がるような弓さばきのバイオリン、緻密に構築されたアレンジを気持ちよく蹂躙していくパーカッション……。全体をまとめるはずのピアノもいつになく饒舌だったような。むしろソロ楽器のはずのクラリネットが、バンド全体を包み込むような役割を担っていたのが面白かった。まるで3人のドラ息子とドラ娘にやさしいお母さんといった風情ではないか。

 組曲『PRAYER』をはじめ、演奏された曲はすべて聴いたことのあるものばかり。しかし、どの曲にも新たな展開があり、はっとさせられた。よいコンサートだったと思う。

 今回の「日本ツアー」で1つのピークを迎えた観のあるトリニテ。はたして今後の展開はどうなるか? はらはらしながら見守っていきたい。

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