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2013年9月

2013年9月28日 (土)

七面鳥でギター・バンジョー

 カウンターで生ビールを注文したのに、なかなか出てこない。奥のほうでなにやらドタバタしているようだ。気長に待っていると、おねーさんが戻ってきて、「サーバーの調子が悪いようで……」とおっしゃる。

 だったらしょうがない。注文を缶ビールに変更。すると今度は「あ、冷えてない!」だって。そのまま受け取って席に着く。まあ、ライブハウスのメニューでとやかく言ってもね。……とは思ったものの、掛け値なしに全然冷えてないんでやんの^^;

 --というわけで、ぬるいビールをちびちびやっていたら、ライブの途中でさっきのおねーさんがやってきて、「たいへん申し訳ありませんでした」と生ビールのジョッキを置いていった。こっちはキンキンに冷えている。……なんだかんだで、ビール1本分得してしまったではないか! あ、私と面識のある方ならわかっていただけると思うけれど、おねーさんに文句を言ったり、いやな顔をしたりは絶対していないからね!

 昨夜は渋谷のライブハウス、七面鳥でShiroのライブを見た。生ビールのおねーさんもよかったけれど、肝心の演奏もなかなか。アコギのアンサンブルもコーラスもきまっていた。結成して丸3年ということで、3人の呼吸もぴったりだ。

 ゲストはJesseさん。年季の入ったマーティンD-35と、ギター・バンジョーの持ち替えによる弾き語り。1人で2曲やったあとは、Shiroとのセッションで、オリジナル曲を中心にカバーも。個人的には、ニール・ヤングwithクレージー・ホースの「Cowgirl In The Sand」と、ジミ・ヘンドリックスの「If 6 was 9」がよかったと思う。とくに後者はアコギだけでやる曲だとは思ってなかったので、意表をつかれた。でも、三者三様のギター・ソロがすっごく面白かったよ。

2013年9月25日 (水)

半沢直樹恐怖症

 ずいぶん前のことになるけれど、モモコという名前の雑種犬といっしょに暮らしていたことがあった。

 いっしょに夜の散歩に行く途中で、よく出会ったのがジョナサンという名のビーグル犬だ。ジョナサン嬢はとってもやさしい性格で、まだモモコが子どもだった頃からずいぶん親切にしてくれた。すぐに仲良くなって、大きなケヤキのある公園に行っては、よくいっしょに遊んでいたものだ。

 この公園には、ほかにもご近所の犬たちが集まってきた。普段はみんな仲良くしていたのだが、ガタイのいい2頭の雄イヌ、名前もよく似たロッキーとラッキーが、折悪しく出くわしてしまうと、場の雰囲気が一変した。互いに相手をご町内最強のライバルとみなしていた2頭は、目が合うやいなやうなりだし、いまにも取っ組み合いを始めかねない様子だった。

 そんなとき、誰よりも早くきびすを返して家に帰ろうとするのがジョナサンだった。「アタシ、喧嘩なんて大嫌い!」とでも言いたそうな表情で、目には涙さえ浮かべているように見えた。

 一方、気の弱いことでは誰にも負けないはずのモモコさんはというと、目をらんらんと輝かせ、ライバル2頭の結末を見逃すまいと身を乗り出していた。「どっちが勝つかしら? わくわくどきどき」といった風情だ。

 人間に負けず劣らず、イヌも十匹十色。まるで性格が異なるようである。ともあれ、ジョナサンの気持ちは、私にはよくわかった。共感したと言ってもいい。自分もそういう争いごとを正視できない性質だからだ。もし話が通じるものなら、「そんなに恐がらなくても大丈夫だよ」って、声をかけてあげたかったな。

 そういえば、『半沢直樹』というテレビドラマがたいへんな人気だったらしい。あんまり話題になっているので、試しに二、三度見てみたのだが、これがどうにもいけない。自分を落とし入れようとする相手にエグいカウンターを食らわせる復讐劇じゃないか。それも感情をあらわにしたものすごい形相で。だから、そういうシチュエーションは苦手なんだってば。はっきり言って、『忠臣蔵』も『モンテクリスト伯』も好きじゃないんだよ!

 ネットでは「胸がすっとした」というような感想をいくつか目にした。きっとそういう人たちのほうが世間では多数派なんだろうな、この番組がこれだけウケたということは。こうした傾向が悪いなどと言うつもりはないけれど、そんな世の中で自分が浮きまくっていることだけは確かなようだ。

 報復の「倍返し」なんて、すっごくイヤな言葉のような気がするんだけど、やっぱり私が間違ってるのかな……? モモコさんはどう思う?

2013年9月22日 (日)

四谷いーぐる

 午前中は墓参り。午後から草むしり。夏の間、草むしりをさぼっていたら、すごいことになっていた。まだしばらくかかりそうだ。剪定もしないとな。ふ~。

 昨日は四谷のジャズ喫茶いーぐるで出版記念イベントの第2弾。「Kind of Blue ブルース以前とブルース以後」と題して、アメリカン・ルーツがらみの音源をかけ、ちょぼちょぼとしゃべらせていただいた。

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 手前の小さなテーブルに陣取り、マイクを使ってDJ。老舗のジャズ喫茶ということで、もっとシブい感じの造作を想像していたのだけれど、とてもモダンで明るい雰囲気。これで少し緊張がほぐれた(ジャズ喫茶とは無縁の人生だったため、けっこうどきどきしてたのだ)。マスターの後藤さんにもフォローしていただいて、思っていたよりもアット・ホームな雰囲気の中、のびのびやれたような。オーディオ・システムも評判どおりのすばらしい音で、これにもずいぶん助けられた。

 たくさんのお客さんに来ていただき、なんとか無事に乗り切れたことを感謝。前回に引き続いての差し入れも、ありがとうございました^^

 終演後、常連さんたちを中心にお店で軽く打ち上げ。ビールと、バーボンをご馳走になる。そのあと近くの中華料理店に移って、2次会(?)。意外と評判はよかったらしく、もしかしたら来年あたり、定期的に何回かやらせていただくことになるかも。うまく話がまとまればね。

2013年9月21日 (土)

書評4

 「サウンド&レコーディング・マガジン」誌(リットーミュージック)にも書評が載った。

Soundrecord

 評者は横川理彦さん。……ってP-MODELのベーシストだった方? だとしたら、まったくの想定外。アメリカン・ルーツがらみに興味のありそうな方だとは思っていなかったもので。いまちょっと調べてみたら、マンドリンやバイオリンも弾かれるらしいから、そういう絡みもあるのかな? 今度ちゃんと聴いてみよう^^;

 3冊紹介されている書評ページの中の1冊なのだけれど、ほかの2冊は、『世界フリージャズ記』(青土社・副島輝人著)、『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』(本の雑誌社・大谷能生緒著)。ジャズやアートに関する何やら硬そうな本のようだ。アタシのところだけ妙に浮いてないか……? --と思ったら、音楽の生まれる現場をとらえた3冊」というくくりでまとめてある。ふ~む、なるほど。

 肝心の書評の中身はというと、こちらの言いたかったことを簡潔かつ的確にまとめていただいていて、さすがのひとこと。「ある程度は知っていると思っていたアメリカ音楽が全くそうぼうを変えて迫ってくる」--なんて書かれると、なんかすごい本みたいジャン。

 書評のページ以外で目についたのは「コンプが上達する1週間トレーニング」という特集。コンプレッサーの使いこなしについては、前からちゃんと学びたいなと思ってたのだ。ちら見した感じでは、やっぱりめんどくさそうだけど^^;しっかり読んで勉強しなくては。

2013年9月20日 (金)

通院日記(17)

 午前11時より、お茶の水の歯科病院で歯の治療。

 神経の処理がうまくいったようで、今日は麻酔なしでも全然痛くなかった。それでも奥のほうをがりごりがりごりやられるのは、あまりいい気分ではなかったが……^^;

 たっぷり90分かかった前の2回とは異なり、今回はあっさり30分ほどで終了。イケメン先生いわく「神経を取る作業はこれで完了」だそうな。え? まだそこだったの? 先は長そうだな~……。

 次回は10月3日(木)の午前12時から。ちょうどお昼どきジャン。昼食はどうすべきか先生にたずねると、「食べてきたほうがいいかも」だって。それって、終わってからしばらく食べられなくなる可能性があるってこと???

 帰りに書店によって、「サウンド&レコーディング・マガジン」を買って帰る。

 --というところで、明日はいよいよジャズ喫茶いーぐるでの出版記念講演(?)だ。持参する予定のCDとLPはこんな感じ。前回かけた曲はかからないはずなので(よく似たのはかかるかも^^;)、前回いらっしゃった方もぜひまたお出でませ。

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 午後3時半スタート予定。参加費600円(飲食費別)。予約はいりまへん。終演後、軽く打ち上げもあり???

2013年9月17日 (火)

オタケさんとハナコさん

 「オタケさん」という言葉を口にしないオウムは、まずいない。たいていの日本人は、オウムが「オタケさん」としゃべることを期待する。また、自分からそう話しかけたりもする。中学英語の「This is a pen」みたいなものだ。

 どうしてこんなことになったのか、にわかには見当がつかないが、起源をたどっていくと、話はシーボルトにまでさかのぼるらしい。いや、シューベルトじゃないよ。江戸時代の後期(幕末と呼ぶにはちょっと早い頃)に日本に滞在して、西洋医学の講義をしたり、植物の採集をしまくったりと活躍したドイツ人医師にして博物学者、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト先生だ。

 このシーボルト先生の日本人妻(正式に結婚はしてなかったみたいだから愛人?)のお名前が、楠本滝さん。 シーボルト先生は、家で飼っていたオウムに奥さんの名前を言わせようとがんばったらしいんだな。「おタキさん」「おタキさん」と繰り返したものの、日本語の発音がいまいちだったとみえて、オウムが覚えたのは「おタケさん」だったとか……。ことほど左様に異文化コミュニケーションというのはやっかいだ。日本語の「カキクケコ」の発音って、欧米人にはけっこう難しいのかもね。

 このちょっとおマヌケな行き違いの結果、「おタケさん」が定着したっていうお話。……なんだけど、今日のようにメディアが発達していなかった時代に、一外国人の飼っていたオウムの言葉が、そんなに全国通々浦々にまで伝播したものなのだろうか? もしこれが事実だとするなら、どうやって広まっていったかについても調べなくてはなるまい。

 --というところで、いきなり話は変わって。

 ウクレレのチューニングをするときに、「花子さ~ん」と歌ってみなさい--という教えはご存知か? 4弦から1弦に向かって、各弦を順番に鳴らしたときの音が、ちょうどこの歌のメロディに合うということらしい。

 それはまあ、いいとして、この歌の文句の起源がわからない。だって、「ハナコさん」じゃなくても、「ケイコさん」でも「サチコさん」でもいいわけじゃない? いつどこで誰がこんなこと言い出したのか? ご存知の方はお教えください。

 ちなみにアメリカではこの同じメロディで「My dog has fleas(うちのイヌにはノミがいる)」と歌うらしい。もともとウクレレはハワイ語で「はねるノミ」という意味らしいので(なんじゃそりゃ?)、少しはこの文句にも結びつくのかもしれないけれど……。

 そんなこんなで、目鼻もつかないまま、オタケさんとハナコさんの出自の研究はひとまずこれにて終了。

2013年9月15日 (日)

ただいま選曲中

台風接近中らしいが、午後からはやけに静か。荒れるのは明日になってからかな?

 なんて気にしつつ、1週間後に迫ったDJの選曲リストを検討する。すでにほとんどでき上がってはいるのだが、最後の曲がどうしても決まらない。アメリカン・ルーツがらみで、白人音楽と黒人音楽の両方の要素を持っていて、気難しい(?)ジャズのリスナーにも受けるような曲……。いろいろ候補を挙げてみたけれど、どうもピンとこない。いっそジャズ・スタンダードにしちゃおうかな? 何かよいアドバイスはありませんか?

 

いーぐる連続講演第511回
「Kind Of Blue ブルース以前とブルース以後」

9月21日(土)15:30~
600円(飲食費別途)

ジャズ喫茶いーぐる
 http://www.jazz-eagle.com/information.html

2013年9月14日 (土)

通院日記(16)

 午前10時から御茶ノ水の歯科病院。一昨日取りきれなかった神経の処理。

 う~ん。今回はかなりシビアだった。途中でイケメン先生に「水かかりましたか?」と聞かれたので、「これは汗です」と応える^^; --なんて感じで、全身にたっぷり脂汗をかいた。

 たっぷり1時間半の肉体労働(レントゲン撮影付き)。先生もお疲れ様でした~。

 家に帰って、ネットにアクセス。それからデータの整理を始めるが、どうも調子が出ない。かなり疲れているみたいなので、昼寝をした。 午後6時ごろ起きて、いまこれを書いている。

 次回は9月20日(金)午前11時から。少なくともそれまでは、右奥歯でものがかめないな。ふ~……。それに20日っていったら、いーぐるでDJをやる前日じゃないか。はたしてこっちもどうなることやら……。

2013年9月12日 (木)

通院日記(15)

 原稿の締め切りと歯医者の予約とがバッティング。おまけに取材の仕事のオファーもあったのだけれど、さすがに歯を削られながらインタビューをするのは不可能だ。涙を呑んでごめんなさいする。

 午前中は原稿書き。午後1時から御茶ノ水の歯科病院へ。待合スペースで原稿の推敲をしていると、先生が呼びにきた^^;

 本日は、ずーっと応急処置の状態になっていた右上の奥歯の治療。久々に麻酔を打たれて、ちゅい~んと削られまくる。

 あまり状態はよくないようで、結局、神経も取ることに。とほほ。なんだかんだで1時間半近くかかった。しかも、まだ続きがあるそうで、次回は明後日の9月14日(土)午後10時から。う~みゅ……。我が奥歯の運命やいかに?^^;

 かなりぐったりして帰宅後、原稿を書き直して出版社へ送信(帰りの電車の中で赤字を入れたのだ)。なんとか締め切りはクリアできた。ほっ。--ということで、いまこの日記を書いている。

 例によって綱渡りだったけれど、終わってみると、今日の取材を断ったのはもったいなかったかも~……。

2013年9月 9日 (月)

「あまちゃん」騒動!?

 NHKの朝ドラ「あまちゃん」が好評らしい。もうすぐ終わりになるのは寂しいという声も聞く。それはそれとして、以下、個人的な話。

 自分では気づかずにいたのだが、しばらく前にコンペ用に書いて没になった曲が、「あまちゃん」のオープニング・テーマに似ているのだそうだ。そう思って聴き返してみると、たしかに似ているような気も……。たまにこういうことあるんだよな~。とほほ。

 トラックダウンしたのは去年の12月29日だから、おそらく書いたのはその3、4日前くらい。時期的に真似たりはできないはずなのだけれど、世間様はそう思ってくださらないかも。

「vampire.mp3」をダウンロード

 せっかくだから、ここにこっそり貼り付けておこう。もともと歌モノで、歌詞も自分で書いたのだけれど、ここではインスト・バージョンをさわりだけ。やっぱり似てると思いますか?

2013年9月 5日 (木)

スタイル45~40を対象としたマーティン図鑑

 またまたギター関連の仕事。『マーティン・ヴィンテージ・ギター・ガイド』(三栄書房)の見本誌が届いた。

Martin

 ひとことでまとめると、スタイル45、スタイル42といったマーティンの高級モデルにターゲットをしぼった原色ギター図鑑である。

 私は、000-45、000-42、00-45、00-42、0-45、0-42、OM-45、OM-42などのビンテージ・モデルや、各種シグネチャー・モデルなどの紹介文を書かせてもらったほか、ガロのマークさんのインタビュー、プレイヤーのプロフィルなど、いろいろ担当した。

 プレイヤー編は、CSNYと加藤和彦さんをフィーチャー。さらにジミー・ロジャース、ロイ・ロジャース、ジーン・オートリー、レッド・スマイリー、ジョーン・バエズ、ライ・クーダー、デビッド・ブロムバーグ、ピーター・ローワン、ロリー・ブロック、石川鷹彦、原茂、さだまさし、アルフィー、桜井和寿(Mr.Children)などなど、20人ほどまとめて書かされた。スタイル45のプレイヤーを中心にこれだけピックアップするのは、けっこうたいへんだったのだよ。ぷふ~。

 私はタッチしていないけれど、ギター・ケースのコレクションの記事も面白かったな。

 --というわけで、マーティン・ファンも、そうでない方も、ど~ぞよろしくお願いいたします。

2013年9月 2日 (月)

ネタ切れの悲劇?

 コンビニや飲食店など、バイト先でいたずらをした写真をネットに投稿した結果、大炎上--というような事件があとを絶たない。遊園地で遊んでいて--というパターンもあったな。

 初めは「おいおい」と呆れているばかりだったけれど、あんまり事件が続くもので、もしかしたらそうせざるを得なくなる心理があるんじゃないか、という気がしてきた。ひょっとして条件さえ揃えば、自分だってやらかす可能性があったりして?

 自己顕示欲? 他人の行動を模倣したくなる衝動? 群集心理? ……なんて考えているうちに、もしかしたら単純に投稿するネタがほしかっただけなのでは、とひらめいた。

  しばらくブログ書いてないな(ツィートしてないな)
       ↓
  なんか書かなくちゃ
       ↓
  でも書くネタがない
       ↓
  だったらネタを作ればいいじゃん

--みたいな。なんでこんなことを思いついたかというと、いまちょうど依頼されている原稿のネタが見つからなくて苦しんでいたところだったから。いや、マジに、締め切りが迫っているのに書くことがないという状況はつらいのだ。

 物書きを職業にしている場合はしかたないけれど、ブログやSNSの普及で、誰もがライターみたいな社会になってきたおかげで、こういう「悩み」を持つ人が一気に増えたというのはあるかもしれない。実際、ブログ疲れ、SNS疲れなんて言葉もあるみたいだし。

 身体を張ったネタ作り自体は悪いことではないはずだけれど、他人に迷惑をかけてしまったらやっぱりNG。景色の写真でも撮ってアップしてれば何の問題もなかったのに……と言いたいところだけれど、これもそれなりに写真の才能がないと平凡なコンテンツになっちゃうし、被写体を探すのも毎日のこととなるとけっこうたいへんだし……。結局、ウケたいという欲望が根本の問題なのかもね。

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