« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »

2013年8月

2013年8月30日 (金)

羊頭狗肉なCD

 ネットのCDショップで、クレイトン・マクミケン(McMichen)のCD『THE TRADITIONAL YEARS』を購入した。1920年代~30年代にかけて活躍したオールドタイム・バンド、スキレット・リッカーズのフィドラーのソロ・コレクションらしいのだが、詳しいデータはよくわからないままに注文したものだ。

Mcmichen

 わくわくしながら再生してみると、どうも様子がおかしい。甘いコーラスを前面に出したブルーグラス風の音だ。ジャケット裏に書かれている曲目も一致しない。CDに印刷されているタイトルだけは合っているみたいだけど、中身は全然別物なんじゃないか、これ?

 LPでレーベルが間違って貼られているものなら、いくつかつかまされたことはあるが(ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』とかインクレディブル・ストリング・バンドとか^^;)、それでも中身の音は間違っていなかった。こんなケースは初めてだ。なんか手作りっぽい感じ(CD-R?)だし、これもレーベルを貼り間違えてたりしてね。

 しょうがないので、ネットショップにアクセスして商品を交換してもらう手続きをとった。でも、ロット単位で間違っている可能性もありそうだしな~。どうなることやら。ちょっとどきどき。

2013年8月28日 (水)

書評3

 エミルー・ハリスさんのハンバーガーを半分わけてもらったときのスティーブ・アールさんは、こんな気分だったのかもしれない。いや、全然違うかな?

 シンガーソングライターの中村まりさんが、ミュージックマガジン誌で、『アメリカン・ルーツ・ミュージック』(アルテスパブリッシング)の書評を書いてくださっていると聞いて、一目散に近所の本屋まで走り、1冊買ってきた。

Musicmag

 中村さんのステージは、ソロのときも、ロンサム・ストリングスといっしょだったときも、エイモス・ギャレットさんやジェフ・マルダーさんのゲストで「真夜中のオアシス」を歌っているのも見てきた。そういえば、ゴスペル(シェープノート・シンギング)のワークショップでお会いしたときに、ちょっとだけお話をさせていただいたこともあったな。

 そんなひたすらリスペクト--というか、ほとんど信仰の対象のようにしていた方に、自著を取り上げていただけるなんて、夢にも思っていなかった。おまけにずいぶんと読み込んでいただいたようで、するどい論旨に感心させられた(……って、なんか話が逆なような?)。前著との関連について言及していただいたのも、ありがたや。

 それはそれとして、「両著とも宝のような本であり、実は内緒にしておきたい本でもあるのだ」--なんて心配しなくても、どうせたいして売れないんだから^^; よかったらもっと宣伝してやってください……。

2013年8月25日 (日)

大人のトイピアノの時間

 夢の中の遊園地に迷い込んだような気分。まるで、めくるめくメリーゴーランドや、小さな人形たちの踊りの輪の中で、不思議な音に包まれているみたいな。

 ノーベルセルポエムはトイミュージック専門の音楽レーベル。その設立15周年を記念して、表参道のアンティークショップ、パス・ザ・バトンのギャラリーで開催中のアンティーク・トイピアノの展覧会を見に行った。

Dsc06969

 土曜日の表参道。アンティークショップのギャラリーに無造作に並べられたおもちゃの楽器たち。午後3時から、このトイピアノを使った良原リエさんのミニライブも開かれた(実はこれがお目当て。以前からのファンなのだ^^)。この人の手にかかると、古びたおもちゃの楽器が、ほんとにいきいきと輝きだす。きっと魔法の呪文を知っているに違いない。

Dsc06975

 グランド・トイピアノ(!)を使ってのパフォーマンス。小さな椅子に座って。そもそもトイピアノは椅子とセットで販売されるのが一般的だったそうな。

Dsc06980

 トイピアノとピアニカ(--というかスズキ製のメロディオン?)を弾きながら歌を歌う。

Dsc06985

 エンディングは、お客さんとのセッション(!)。トイピアノやリコーダー、パーカッションを各自にわりふって、即席の演奏指導。どうなることかと思ったけれど、ちゃんと音楽になるところが素敵。

Dsc06970

 ギャラリーではトイピアノやオート・トイピアノ以外にも、オート・トイサックス、おもちゃの鉄琴なども売られていた。これはチター属の弦楽器だけど、正規の名前はわからない。たぶんおもちゃじゃないよね? う~ん……、ちょっとほしいかも。

Yosihara

 このミニ・ライブは、良原さんのニュー・アルバムのプロモーションも兼ねていた。タイトルは『Oh, what a beautiful day!』。トイピアノが大活躍するかわいらしいアルバムだ。しかも鳥型の水笛のおまけ付き。ぴろぴろぴろ……。

2013年8月24日 (土)

出版記念イベント第2弾

 今度はじゃずです。

Jazzy

 8月1日のトーク&ライブに引き続き、拙著『アメリカン・ルーツ・ミュージック』の出版記念イベントを開催します。

 今回の会場は、東京・四谷のジャズ喫茶いーぐる。9月21日(土)午後3時半より、「Kind Of Blue ブルース以前とブルース以後」と題して、アメリカン・ルーツ・ミュージックについてしゃべります。

 今回は場所が場所だけに、大人の雰囲気でDJに徹する予定。--というか、全然知らないお店だし、ジャズは詳しくないしで、ぶっちゃけた話、アウェイ感120%^^; 1人だと心細いので、お暇な方はぜひ応援に来てください--なんちって。サウンド・システムはすっごくいいそうなので、そちらは期待できるかも。

 参考までに、お店に提出した企画の趣旨めいた文章を貼り付けておきます。

「アメリカ音楽の歴史をたどっていくと、ブルース以前と以後とでずいぶんその様相が変わっていることがわかります。前後の音を聴き比べながら、その発展の過程をさぐっていければと思います。併せてストリング・ジャズやアコースティック・スイングなどの音源もご紹介する予定です」

 そんなこんなで、どうかひとつ。

2013年8月23日 (金)

ネコのおくりびと

 はじめにことわっておくと、ちょっとグロいです。念のため。

 野良ネコにめったやたらと餌をふるまう人がいるもので、周りにネコが増えすぎて困っている。ウンコをされたり、植えている植物を痛めつけられたり、といった被害もさることながら、一番始末の悪いのは、家の周りで逝かれてしまうことだ。

 向こうも死にたくて死んでいるわけではない、というのはよくわかる。とはいえ、片付ける身には、何のなぐさめにもならない。

 人目につかないところでひっそりと……というパターンが多いので、なかなか発見できないこともある。強烈な匂いがしてきてやっと気づいたりしたひには、目も当てられない。早い話が、ぐちゅぐちゅのじゅぶじゅぶ状態である。

 ゴミの日まで待って出すわけにもいかないから、区の清掃局に引き取りをお願いすることになるのだが、しっかり料金を取られるんだな、これが。「うちとは縁もゆかりもないんですけど……」なんて言ってもムダなのだ。

 おまけに「段ボールに入れておいてくださいね」なんて念を押されることもある。係りの人もさわりたくないんだな、きっと。

 そんなときはマスクと手袋をして、ずるずるになった遺骸を回収する。うじうじさんが全体を覆ってうじうじ蠢いていたりもするからたいへんだ。『おくりびと』のモックンが鶏鍋を食べられなくなった気持ちがよくわかる。モツ鍋ならさらにいけない^^;

 幸い今日は発見が早かったので、まだ匂いはしていなかった。これなら比較的楽だ。清掃局の方がスコップですくって、ゴミ袋に入れて一見落着。最後に回収料金2,600円也をとられた。こいつが地味に痛いな~。

 なにはともあれ、南無阿弥陀仏。

 ほんとは出版記念イベント第2弾の話を書くつもりでいたのだが、そんな気分ではなくなった。そちらはまた明日にでも……。

2013年8月21日 (水)

雨に濡れても

 午後2時から、某編集部にて出張校正。おおむね自分の原稿の後始末(早い話が著者校正)だが、他所様の原稿にも赤字を入れる。もちろん私が希望したわけではなく、編集部のご意向だ。それでなにがしかのお金がいただけるなら、やらないわけにはいかん^^;

 --というわけで、久々に校正マンに変身。3時間ほどゲラと格闘した。この前も思ったけれど、たまにやると編集作業も楽しいね。

 帰る頃には大雨。雷も鳴っている。う~む……だいぶ濡れてしまった。これで一気に疲れたよ。ふ~。

2013年8月20日 (火)

感激の涙?

 明け方に見た夢。

 スーパーの野菜売り場で買い物をしている。カット野菜を袋につめようとするが、どうもうまくいかない。おかしいなと思ってきょろきょろすると、カット野菜を入れる容器が別途用意されているではないか! これに入れればよかったのか。あせって容器を手にしてカット野菜のコーナーに戻るが、先客のお兄さんがのんびりと野菜をつめていて、なかなか順番が回ってこない。

 なんとか買い物をすませて帰宅することに。今日は母親とお正月のための買出しにきていたのだった。家で待っていた父に抱きつく母。両親がこんなに仲がいいところを見るのは初めてだ。いつまでも抱きあっていると思ったら、今度は2人とも目の幅涙を流して泣きだした。感極まったって感じ? ここで2人ともとっくに死んでいたんじゃなかったっけと気づいた。これは夢に違いない。そう思ったところで目が覚めた。

2013年8月19日 (月)

似たもの同士?

 理由はよくわからんけど、飛行機とか車とか好きな男の人って多いよね?

Joewalsh Johnhartford

 左はジョー・ウォルシュさんのアルバム『SO WHAT』。右はジョン・ハートフォードさんの『AEREO・PLAIN』。奇妙にテイストが似ている。サウンド自体は、かたやロック、かたやブルーグラスであんまり似てないんだけどさ。

 そういえば、いまは亡き父親ときたら軍隊大好き人間で、どっからか昔の戦闘機乗りの帽子みたいなの(ゼロ戦のパイロットとか『紅の豚』とかの耳がすっぽり隠れるアレ)を調達してきて、小学生の私にかぶせて悦に入っていたことがあった。ほんとにしょ~もない……。

 なにはともあれ、そっちのほうに進ませられなくてよかったよ。いろんな意味で^^;

2013年8月17日 (土)

すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバル

 先月からぐちょぐちょと続いていた仕事も、なんとか一段落。最後はへろへろになって、何を書いているかよくわからなくなる感じだったけれど^^; とにかく終わった。

 --というわけで、今日は久々のオフ。知り合いのバンドのフリー・コンサートがあるというので、午後から出かけることにした。それにしても暑い!

 第4回すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバルの一環で、東京・錦糸公園の特設ステージで演奏をするという。このフェスティバル、なかなかどうして大きなイベントらしく、17日(土)、18日(日)の2日間にわたり、「錦糸町駅北口・南口および東京スカイツリー周辺を中心とした墨田区内の屋内外全32ステージ」で演奏が行なわれるそうな。ほぇ~。

 知り合い(マンドリンの竹内信次さん)の出番は、錦糸公園のサブステージで午後3時から。ユニット名は、アコースティック・ソリューションズ。メンバーは全員スタジオ・ミュージシャンだという。バイオリン、マンドリン、ギター2人、パーカッション2人という編成で、アコースティック・ジャズ風の演奏を聴かせてくれた(本来はバイオリンがもう1人いるらしい)。

Dsc06953

 アコースティックとはいえ、弦楽器は全員プラグ・イン。ガット・ギター、マカフェリ・スタイルの生ギター、マンドリンの音色が、どれもほとんど同じに聴こえたのは、PAのせいだろうか?

Dsc06957

 レパートリーはチック・コリア、ビリー・ラグレネ、ジョン・マクラフリン、DGQなど。とくにフロントのバイオリンとマンドリンのパフォーマンスがいい感じだった。

Dsc06962

 こちらはメインステージ。屋台もいっぱい出ていて、なかなか盛り上がっていた。とりあえず私はハイネケンを1杯(ハイネケンがサブステージをスポンサードしてたのかも?)。

2013年8月12日 (月)

書評2

 知る人ぞ知るブルーグラス専門誌『ムーンシャイナー』に原稿を書かせてもらった。見本誌を送っていただいたので(わ~い!)、ここでご紹介する。

Moonshiner

 何のことはない。拙著『アメリカン・ルーツ・ミュージック ディスクでたどるアメリカ音楽史』(アルテスパブリッシング……長い^^;)の紹介記事なのだった。自著を紹介するというのも、意外と難しいもので。なるべく宣伝くさくならないように書こうとしたら、逆に自分語りのような内容になってしまった。う~む……。

 ちなみに表紙のイラストは、拙著の表紙も描いてくださった伊藤あしゅら紅丸画伯である。いまさらながらではあるけれど、似顔絵うまい!

 これだけだと、さすがにアレなので、ネットの書評をもう1つ。

 Book Newsというサイト、恥ずかしながら全然知らなかったけれど、取り上げられている本のラインアップがなかなか面白い。ーーというところで、取り上げていただいてありがとうございます。

 貼り付けてあるYouTubeの音源が面白くて(いや、当然聴いたことあるものばかりなんですけど)、全部聴き返してしまった。明日締め切りの原稿があるっちゅ~のに^^;

2013年8月 9日 (金)

大人の事情?

 某ムックの仕事で和幸のアルバム『ひっぴいえんど』のレビューを書いたのだが、なぜかジャケット掲載の許可が下りないという。正確に言うと、掲載料1万円を請求されたそうな(念のためにおことわりしておくと、私が直接交渉にあたったわけではないので詳細な経緯は不明。なにやら誤解があるのかもしれぬ)。

 当然ながら出版社は払いたくないという。こちらとしては紹介させていただく立場なので(ディスクの権利者に対しても、ムックの出版社に対しても)、残念ながらあきらめざるを得ない。別のアルバムとさしかえることにした。ふ~。

 CDのジャケットや本の表紙は、原則、著作権フリーという認識でいたので、少々とまどっている。まあ、律儀に掲載の許可を求める出版社も見上げたものだけれど……^^;

 『ひっぴえんど』はいいアルバムだと思うし、企画の内容にもぴったり合っているしで、ぜひ紹介したかったんだけどな~。それにしても、全編パロディに満ちたこのアルバムで、こういう事態になるのは、なんか皮肉……。

 ↑ここにジャケ写を貼り付けようかとも思ったが、挑発ととられても心外なので自粛。

2013年8月 8日 (木)

通院日記(14)

 午後から、久々に御茶ノ水の歯科病院へ。

 今日は歯石の除去と歯の型とり。いよいよ、右上の奥歯のインレイを作ることになるようだ。これまでは、ずーっと仮歯状態だったもんね。ここ数ヵ月、とくに支障はなかったので、このままでもいいような気もしないではないのだけれど……^^;

 本日の治療は1時間足らずで終了。それでも家に帰ってみたら、ちょうど1kg痩せていた。歯医者ダイエットというのも、ありかもしれんね???

 次回は9月12日(木)午後1時から。その頃には暇になってるといいな。

2013年8月 4日 (日)

マークさんへのインタビュー

 昨日は……というか、もう一昨日になってしまうが、乃木坂のエピックソニーのスタジオで、元ガロのマークこと堀内譲さんにインタビューをさせていただいた。その前日がアメリカン・ルーツ・ミュージックのイベントだったもので、切り替えがたいへんだったけれど、なんとか無事にこなせたかと思う。

 主なテーマは、ガロ時代に愛用していたマーティンD-45というギターの話と、37年ぶり(!)のニュー・アルバムの話。マークさんとD-45との関わりはあまりにも有名なので、事実の再確認に終始するかと思っていたら、意外や耳寄りなお話をうかがえて、思いのほか盛り上がった。ここでは詳しく書けないけれど、近いうちに原稿にまとめるので、乞うご期待^^;

 個人的には、トレードマークのサングラスをまだ愛用してらっしゃったのが、なんとなくうれしかったよ。それと、いまでもCSNYが好きなんだな~というのも。

2013年8月 2日 (金)

トーク&ライブ

 8月1日(木)午後7時半より、武蔵小山のライブ・カフェAgainで、『アメリカン・ルーツ・ミュージック ディスクでたどるアメリカ音楽史』(アルテスパブリッシング)の出版記念トーク&ライブ。たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。

 たいへん興味深い話を聞かせていただいた大和田俊之先生、クロージング・タイムのとびさん、熊五郎さん、メイン・アクトのハニー・クッキーズのみなさん、そして特別ゲストの伊藤あしゅら紅丸画伯とトムス・キャビンの麻田浩さん、煩雑な諸作業をサポートしてくださったアルテスパブリッシングのみなさん、会場を提供してくださったAgainのみなさん、たいへんお世話になりました。予定の時間をだいぶ延長してしまってすみません^^;

Dsc06910

 第1部のトークは、慶應義塾大学准教授の大和田先生と2人で、CDをかけながらの音楽談義。ミンストレル・ショウの話から始め、ストリングバンドの系譜をフィドルに注目してさらっとご紹介。

Dsc06922

 第2部のライブは、クロージング・タイムwith山崎熊五郎でスタート。

Dsc06938

 お待ちかねのハニー・クッキーズ。いつものトリオにバンジョーを加えた4人編成で。最後は特別ゲストの麻田浩さんもボーカルで登場。

Dsc06942

 表紙のイラストを描いてくださった豹柄のカトゥーニスト、伊藤画伯もさすがの大活躍!

Dsc06943

 エンディングは出演者全員集合のブルーグラス・ジャム。お疲れ~した!
(写真はお客様の飯田さんに撮っていただいちゃいました^^;)

« 2013年7月 | トップページ | 2013年9月 »