« マロ・カワバタさんのこと | トップページ | 趣味のリストア インレイの再接着編 »

2013年3月11日 (月)

アイルランドのシンガーソングライターのソロライブ

 人生に幾多の悔恨がある中で、その最たるものと言えそうなのが、なぜポール・ブレイディの声を持って生まれてこなかったのかという思いだ。あんなにシブくて、パワフルで、説得力があって、おまけにセクシーな声で歌えたら、きっと違った人生があっただろうにな、なんて夢想してしまう。

 昨夜は吉祥寺のスター・パインズ・カフェまで、そのポール・ブレイディのソロ・コンサートを見に行ってきた。ゲストの山口洋が何曲かでサポートした以外は、たった1人だけの弾き語りパフォーマンス。ローデンのアコースティック・ギターをメインに、ピアノ、ブズーキ、マンドリン、ペニーウィッスルと、さまざまな楽器を駆使して、独自の歌世界を築いていく。

 いまどき珍しく、すべてプラグインなしの生音。それもほとんど1本のマイクでボーカルもギターも拾っているような(両サイドにサブのマイクも置いてあったようだが)非常にシンプルな音響システムだった。かなりのオフマイクにも関わらず、ボーカルのパワーが、ダイレクトにビンビンと伝わってくる。Arthur McBride、Nothing But The Same Old Story、Steel Claw、The Homes Of Donegal、The Lakes Of Pontchertrainといったおなじみのレパートリーたち。とくに山口洋のギターが加わってからの後半のステージは圧巻だった(前半はいささかお疲れ気味だったのか、微妙にノリきれていなかったような……)。

 数年前に渋谷クアトロで見たときは、情けないことに涙がとまらなくなって困ったけれど、今回は泣かないですんだぞと。最後の最後にちょっとだけうるっときたけどね。

 ステージのハイライトと言っていい山口洋さんの日本語の歌も入ったアンコール曲、The Homes Of Donegal。これは去年のステージだと思う。

 こちらの映像はだいぶ以前のパフォーマンス。ドーナル・ラニーさんのブズーキが加わったNothing But The Same Old Story。

 いささか余談めくが、オープニングがジミー・ロジャースを思わせるようなカントリー・ナンバーだったのには意表をつかれた。あまり自信がないけれどハンク・ウイリアムスの曲?

 ギターを2本使い分けていたのは、おそらくチューニングの違いだろう。1本はレギュラー・チューニング? もう1本は……。このあたりの事情はどなたかインタビューしてるのかしら?

« マロ・カワバタさんのこと | トップページ | 趣味のリストア インレイの再接着編 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アイルランドのシンガーソングライターのソロライブ:

« マロ・カワバタさんのこと | トップページ | 趣味のリストア インレイの再接着編 »