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2012年11月29日 (木)

やっぱりサンバーストが好き!

 レスポール・スタンダードで一番人気のあるのは、やはりトラ目のメイプル・トップを活かしたサンバースト・タイプだろう。

Reissuetop

 1958年の半ばにギブソンは、ゴールドトップからサンバーストへと、レスポール・スタンダードの仕様を大きく変更している。木目の見えないゴールドトップ期のモデルは、2~3ピースのメイプル材を適当な幅でつないであったのに対し、サンバーストではブックマッチにしたメイプルをセンターでつなぎあわせるようになった。

 ちなみにブックマッチとは、1枚の板を2枚に薄くスライスし、木目が左右対称になるようにそろえて貼り合わせる技法で、弦楽器のボディの製作ではごくオーソドックスなテクニックだ。バイオリンやアーチトップ・ギターでは、きれいなフレイム・メイプルのブックマッチは、ボディ裏に用いるのが常識だが、それを表に持ってきたところがミソと言える。ステージ栄えを意識した結果ではないかと推測する(ゴールドトップもしかり)。

 同時期のレスポール・スペシャルやジュニアでは、TVフィニッシュのモデルも作られた。なんのことはない、白黒テレビの画面でよく目立つように、ボディ・カラーをライム・イエロー(クリーム色)に変えただけの話なのだが、このような事実からも時代の変化に伴い、楽器の見せ方自体が大きく変わりつつあった様子がうかがえる。

 58年の後半から60年にかけて生産されたオリジナルのサンバースト・レスポールは、現在では、目の玉の飛び出るような価格で取り引きされているようだ(バイオリンのストラディバリとまではいかないものの、ちょっとしたマンションなら買えちゃうくらい?)。こうした人気を背景に、リイシュー・モデルも多数作られている。

Reissuetopl2

 写真のギターは、1990年製のレスポール・リイシュー。きれいに左右対称のトラ目(杢)が出ているが、木目のほうをよく見るとブックマッチではなく、よく似たパターンの材を組み合わせてあるようだ。オリジナル・モデルも含め、レスポールでは材の都合でブックマッチになっていない製品も多いということで。まあ、これだけきれいなトラ目の入っているメイプル材自体が貴重なのでね。

Dsc06430

 付属のケースは、おそらくTKL製。バイオリンのケースのように、トップを保護するためのシートが付属している。オリジナル・ケースの雰囲気を残しつつも、なかなかにゴツいシロモノである。シートを開けるとこんな感じ。まあ、ゴージャス!

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