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2012年9月 2日 (日)

ロックとは何だ?

 最初におことわりしておくと、そんなたいそうな話にはならないと思う。タイトルに引かれて、ご覧になった方がいらっしゃったとしたら、ごめんなさい。

 ごくたまにではあるけれど、「どんな音楽を演奏してるんですか?」みたいなことを聴かれることがある。会話のとっかかりにするためか、あるいはたんなるお愛想か。しゃれた答を期待されているわけではないことはよくわかるのだが、それでもこうした質問には意外と悩ませられるのだ。

 適当に思いついた音楽をやっているだけで、ことさらにジャンルを意識して曲を書いてるわけではない。もちろん「ある特定の音楽を普及させよう」みたいな使命感もさらさらない。だからといって、「え~、そんなのわかんないです~」なんて正直に答えたら、バカかと思われかねない。期待すべきミュージシャン像からは、あまりにもはずれている。

 そんなこんなで、じくじたる思いは以前からあったのだ。いい対策はないものかと考え続けていたら、ふとあるとき、「適当なジャンル名をでっち上げて答える」という画期的なアイデアが浮かんできた。これなら言質をとられてよそのミュージシャンから怒られる心配もないだろう。いっそ自分の名前を冠したジャンル名をつけるのもいいかなと思ったが、それでは別の意味でバカかと疑われかねない(いや、すごい偉いミュージシャンならそれでもいいんですよ!)。そこで思いついたのが「アコースティック・ロック」。ありがちな表現ではあるけれど、ジャンルとして確固としたイメージができ上がっているわけではない。何か言っているようで実は何も言っていない。こりゃいいやと、使うようになった。

 --と、ここまでは前ふり(長くて申し訳ない)。これもめったにない話だけれど、まれに「ロックっぽい曲を書いて」なんていう注文がくることがある。「ロック」ではなくて「ロックっぽい」ってところがミソだなぁとも思うんだが、さてどうしたらロックっぽくなるかというのも、意外と難しい。そもそもロックの定義って何なんだろう?

 楽器の編成? エレクトリック・サウンド? 音量? 曲の形式? リズム? 生き様? 思想?

 もちろんエレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、ドラムスを中心とした大音量のエレクトリック・サウンドっていうのは大きなポイントなんだろうが、ロック以外の音楽でも似たような編成はあり得る。思想、生き様みたいなものが一番重要だっていう人もいるけれど、それは一種の理想論のような気もするし、個人的には音楽の形式とは切り離して考えたい。そうやってつきつめていくと、最後に残るのはリズムのような気がする。

 カントリーやポップスにも、ロックとよく似たスタイルの音楽は存在するものの、リズムの解釈が異なると感じることが多い。このノリの違いは言葉では説明しにくいのだが、たとえば「MULESKINNER」のリズムはカントリー、「OLD & IN THE WAY」のリズムはロック。アコースティック・ギターを使っているとか、ドラムスが入っていないとかいう論議は、本質から少しはずれているのではないか。だからこそ、アコースティック・ロックなんていう言葉も成立するのだと思う。

 曲の形式やアレンジということでは、リフも重要だろう。リフがあるのとないのとでは、ずいぶんイメージが変わってくる。よいリフが書けたら、ロックの曲は半分以上でき上がったようなものかもしれない。

 --なんて言いつつ、現在「ロックっぽい曲」を作成中。まずはベースのリフを作って、ドラムスを合わせてと……。

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