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2012年5月12日 (土)

ジャムグラスは混沌をめざす

 ヒアーズ・フォー・ゼアーズは、いつまで経ってもまとまろうとしない。そのまとまりきれないパワーこそがヒアーズの最大の魅力なのではないかと思う。

 東京のデッドヘッズの根城とも言うべき、梅島・ユーコトピア。ここで久々にフル・メンバーが集まってのヒアーズのワンマン・ライブがあると聞いて出かけたのはいいが、会場に入っていきなり、ギターのTakさんが栃木の竜巻の後始末で出てこられなくなったと聞かされた。う~む……。

 とはいえ、メンバーが1人や2人欠けても、ヒアーズはヒアーズなのだった。マンドリンが、バンジョーが、フィドルが、好き放題に暴れまくって収拾のつかない状態になりかけたところから、すんでのところで踏みとどまって戻ってくる。気心の知れた仲間たちだからこそ可能な力技と言っていい。思えばヒアーズは、こうした得体の知れない混沌状態のまま、20数年間突っ走ってきたのだ。

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 傍若無人なバック陣の暴走を軽くいなす、ボーカルの小山亜紀iさんのふところの深さが、実はこのバンドの要であることも忘れてはいけない。そして、右手にキーボード、左手にドラムスティック、両足にはハイハット&バスドラと、ドラムスとベースを1人でまかなう高田誠さんの職人芸も。

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