2012年5月22日 (火)

ギターの試奏(……のついでにフォトセッション)

 昨日は小川町のシンコー・ミュージック・アネックスビルで、久々にギターの試奏もした。

 しばらく行かない間にずいぶん様子が変わっていて、1階の喫茶室はなくなってしまったし、地下のスタジオは3階に移動していた。--というわけで、3階に上がってギターを弾かせてもらう。

 今回は、某有名メーカーの新作エレアコ・ギターを3本弾き比べるというお仕事。雑誌(アコースティック・ギター・ブック)もリニューアルされるようで、手順が少し変わっていた。試奏中の写真も載せるという。え? アタシの写真も? なんか有田さんみたいジャン!

 ……と名前を書いてもわからない方のためにフォローしておくと、有田純弘さんは、こんな日記にお名前を出すのもはばかられるような偉いマルチ・インストルメンタリストなのだ。私はひそかにウィザード・オブ・ストリングス(弦の魔術師)と呼んで尊敬しておる。

 それはともかく、事前に言っておいてくれたら、もうちょっとマシなかっこうをしてきたのにな。それでも出がけにヒゲをそってきてよかったよ。--なんて思いつつ、写真撮影。適当にギターを弾いているところを撮っていただく。「目線をください」と言われてポーズをとったら、「それはいいから」とたしなめられた^^;

 気を取り直して3本のエレアコ・ギターをチェック。生音とアンプを通した音をそれぞれ試奏して、午後7時半頃引き上げた。お疲れ~した!

2012年5月21日 (月)

金環食とアマリリス

 早起きして金環食を見る。曇りがちの空だったけれど、見えたり見えなかったりでやきもきするのもまたよし。

 ベランダに上がったらアマリリスがよく咲いていた。こいつがまた太陽みたいに元気な花なんだよな。正直、もっと控えめな花のほうが好きなんだけど、たいして世話もしてないのにちゃんと咲いてくれるのはお見事。

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 金環食の最中に撮っても、光の加減は問題なかった。あれだけ隠れても、まだ明るいのは不思議だな。

2012年5月20日 (日)

ハンドクラフトギターフェス2012

 TOKYOハンドクラフトギターフェスが開催されるのをすっかり失念していた! あせって会場のすみだ産業会館へ向かう。

 会場には、数々の手工楽器、ギター製作用の木材、パーツなど、さまざまなブースがズラリ。ギターフェスと言いつつ、今年もウクレレの出展が多かったようだ。ウクレレ製作教室やウクレレ関連のスペシャル・ライブが併催されていることでもわかるように、それが主催者側の意図でもあるのだろう。

 マンドリンの出品は、私が見た限りでは2本だけ。イーストマンのモデルが1本。HATTA Worksが1本。HATTA WorksのF-5タイプは、試走させていただくことができた。まだ3本めの作品ということだったが、たいへんよく鳴るよい楽器だった。あまりギブソンっぽいトーンではなかったように思うが、これはこれですばらしい。それにしても、ギターも含めて最近の弦楽器は、新品の状態からよく鳴るねぇ……。

 アコギを中心に、ウクレレ・ベース(ダブルネック)、ビオラ・ダ・ガンバ、リュートなどもチェック。試奏もたくさんさせてもらった。おっと、久しぶりにお会いするビルダーの方々へのご挨拶も忘れずに。

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今年はエレクトリック・ギターの出品も目立った

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ギターのトップ用のスプルース材がズラリ

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なかなかよさげなガットギター

2012年5月19日 (土)

宅録でEB-1ベースを弾く

 バイオリンつながりで、ギブソンEB-1ベースについても少々。

 ギブソン初のエレクトリック・ベース(ギター)、EB-1は、1953年に発表されている。バイオリンを思わせるそのデザインが、コントラバス(ストリング・ベース)を意識したものであることは論を待つまい。オリジナル・モデルには、バイオリンのパフリングのような2本のふちどりラインや、fホールまで描かれていた。

 私が所有しているのは、このオリジナル・モデルではなく、70年に再発されたリイシュー・モデルなので、fホールは描かれていない。本来であれば、1本ラインのふちどり(パフリングのなごり)があるはずなのだが、それも省かれている。シリアル・ナンバーから推定すると、おそらく73年製か。

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 リイシュー・モデルが製作された背景には、クリームやマウンテンのようなハード・ロック・バンドの台頭があったのではないかと想像する。かく言う私も、マウンテンのベーシスト、フェリックス・パッパラルディにあこがれて、このベースを手にした。

 実は、ロサンゼルスの楽器店でオリジナル・モデルを手に入れるチャンスもあったのだが、このときは予算オーバーで断念。それからしばらく経って、日本の楽器店でリイシュー・モデルを見つけ、なんとか入手することができた。

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 前のオウナーはピックアップを増設していたようで、ボディ・トップには、ねじ穴の跡とピックアップの角に当たってできたらしい傷が見える。ピックガードの一部も切り取られていてみっともなかったので、はずしてしまった。

 あまり弾く機会がないもので、ベースはなかなか上達しない。上達しないからさらに弾かなくなる……という悪循環に陥っている。5月の連休中に昔の曲を録音し直そうと思い立ち、久々にEB-1ベースを弾いてみたら、へたくそなりに面白かった。もっといっぱい弾いてやらなくちゃ。

 この曲で使った楽器は、アコースティック・ギターとベースのみ。ギブソンJ-45でコード・カッティングをした上に、ベースでユニゾンのリフを重ねている。あんまりEB-1っぽい音じゃないけど、かんべんね。

2012年5月18日 (金)

ハニーサックルといっても有名な歌ではなくて……

 うちで最も元気のいい花の1つがハニーサックル。今年も玄関脇で道行く人に愛想をふりまいている。ゴールドフレームという品種だそうだが、手入れいらずでどんどん育つのがいい。

Honeysuckle

 開いた花はその日のうちに落ちてしまうようで、毎日の掃き掃除がえらくたいへんなのが、誤算といえば誤算……。それも5月から11月くらいまで、ず~っと咲き続けるんだな、これが^^;

2012年5月16日 (水)

マッジーニのパフリング

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 昨日のバイオリンの話の続き。

 ジョバンニ・パオロ・マッジーニのコピー・モデルは、ニューヨークのマンドリン・ブラザーズで買った。お店のふれこみ(Webの解説)によれば18世紀末~19世紀初頭にハンガリーで作られた楽器だという。けっこう古いな。オーストリア・ハンガリー帝国以前どころか、神聖ローマ帝国の末期くらいじゃないのか?

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 独特の優美なシェープ、やや大きめのボディ・サイズ、側板の幅が狭く、表と裏のアーチも控えめで、全体に平べったい印象、そして2重のパフリング--など、マッジーニの特徴を忠実に再現しているようだ(書き忘れたが、先に紹介したディレージーのモデルにも2重のパフリングが施されている)。

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 裏板の内側のパフリングは、ネックとの接合部分で内側にねじれ、きれいな幾何学模様を描く。

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 付属のケースはこんな感じ。普通のバイオリン・ケースには入らないボディ・サイズなので、貴重な品だ。そこそこ古そうなシロモノではあるが、オリジナルにしてはさすがにモダンすぎるような。取っ手は、壊れたのをあとで補修したものではないかと思う。

2012年5月15日 (火)

バイオリンに顔があってもいいじゃないか

 ストラディバリに代表されるようなクレモナの楽器が主流になる以前には、バイオリンのデザインはもっとおおらかで、バリエーションもさまざまだった。

 たとえば、ガスパロ・ダ・サロ、パオロ・マッジーニといったブレシアの作家たちの楽器には、クレモナにはない独特な魅力があるように思える。また、バイオリン以前の擦弦楽器、ビオール属から受け継いだような、だいたんな装飾をほどこした楽器もあった。

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 このバイオリンは後世の作だけれど、初期のバイオリンのデザインを再現したコピー・モデルと言っていい(デュイフォプルガル・コピー?)。フランス・ミルクールのジャスティン・ディレージーという人が作った楽器のようだ。とりあえずラベルにはそう書いてある。製作年は1870年頃か。グルーン・ギターズのWebストアでこの楽器を見つけ、思わずポチッとして以来、私のメイン楽器になっている。

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 ヘッドには通常のスクロール(右)の代わりに、ヒゲをたくわえたおじさんの顔が彫られている(左)。

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 ボディの裏には花束のレリーフの彫刻と、中世風の町並みの寄木細工。これもまたお約束のデザインと言える。バッサー・クレメンツの愛用していたフィドルも、似たような細工だったはずだ。

 クラシック・ファンにはあきれられそうだが、最初に手にしたフィドルこそ鈴木バイオリン製のストラディバリ・コピーだったものの、以後の楽器は、非主流のものばかりだ。2本めはドイツ・クリンゲンタールのホップ一族の作品。これはいかにも無骨な作りでオールドタイム風の音がした。3本めはハンガリー製だというマッジーニ・コピー。これは音がでかく、低音が怪しく響く個性的な楽器だった。

 それに比べると、ディレージーの楽器は、見た目の派手さとは裏腹にオーソドックスなサウンドで、使いやすい。そのぶん個性に乏しいとも言えるかもしれないが、総合力では一番。

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 現在手元に残っている2本、マッジーニ・コピー(左)とディレージー(右)を仲良く並べて記念撮影。マッジーニのほうが若干大きい(そして厚みは薄い)のだが、写真ではわかりにくいかも。

2012年5月12日 (土)

ジャムグラスは混沌をめざす

 ヒアーズ・フォー・ゼアーズは、いつまで経ってもまとまろうとしない。そのまとまりきれないパワーこそがヒアーズの最大の魅力なのではないかと思う。

 東京のデッドヘッズの根城とも言うべき、梅島・ユーコトピア。ここで久々にフル・メンバーが集まってのヒアーズのワンマン・ライブがあると聞いて出かけたのはいいが、会場に入っていきなり、ギターのTakさんが栃木の竜巻の後始末で出てこられなくなったと聞かされた。う~む……。

 とはいえ、メンバーが1人や2人欠けても、ヒアーズはヒアーズなのだった。マンドリンが、バンジョーが、フィドルが、好き放題に暴れまくって収拾のつかない状態になりかけたところから、すんでのところで踏みとどまって戻ってくる。気心の知れた仲間たちだからこそ可能な力技と言っていい。思えばヒアーズは、こうした得体の知れない混沌状態のまま、20数年間突っ走ってきたのだ。

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 傍若無人なバック陣の暴走を軽くいなす、ボーカルの小山亜紀iさんのふところの深さが、実はこのバンドの要であることも忘れてはいけない。そして、右手にキーボード、左手にドラムスティック、両足にはハイハット&バスドラと、ドラムスとベースを1人でまかなう高田誠さんの職人芸も。

2012年5月11日 (金)

ガーデニング序章

 何食わぬ顔で庭の話をしているが、何を隠そう、ガーデニングというか、庭作りというか(どちらも大げさな響きがあるな)を始めたのは、つい数年前のことだ。それ以前から裏庭をどうにかしたいなとは思っていたのだが、ご先祖様からうけついだものぐさな性格がジャマをして、なかなか手をつけられないでいた。

 重い腰を上げるきっかけになったのは1本のムクゲで、この木はいまでも裏庭で元気に茂っている。そのあたりの話を書きだすと長くなりそうなので、時間に余裕のあるときにまたゆっくりと……。

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 とりあえず、今日撮った裏庭の写真を貼り付けておく。正面に見えるシンボルツリーはシマトネリコ。植えたときは120cmくらいの苗だったのが、あっという間に大きくなった。その上で咲いている白い花は、先日ご紹介したモッコウバラ。木陰ではひっそりとシランも咲いている。バイカウツギの花もそろそろ咲きそうだ。前述のムクゲの木は、左端に見える。最初はこの場所ではなかったのだが、庭を広げていく過程でここに持ってこざるを得なくなった。ちゃんと計画を立てておかないからこういうことになる。……というか、最初に植えたときは、こんな風にするつもりはなかったんだよな。たしか丈の低い花壇を作ろう、なんてことを思っていたはず。それがなんでこうなったかについても、おいおい……。

2012年5月10日 (木)

「愛」について

 週刊誌の広告を読んだだけなのだが、漫画家の小林よしのりさんが、大阪市長の橋本徹さんを「真の愛国者ではない」と評した記事が出ているようだ。

 ふ~む……。正直、私の印象では、このお二方って、同じ穴のなんとかという感じなんだけどな。どちらも自分大好きな性格が顕著で、その自己愛が「愛国」という形になって表に現われているかのような。自己>他者という階層意識が、そっくりそのまま自国>他国に置き換えられているような危うさを感じる。

 そもそも「真の愛国者ではない」という言いまわしも、自己愛の産物なんじゃないのかな? 小林さんに限らず橋本さんも、「自分の愛国こそが真の愛国」と思い込んでいそうな気がする。国を愛するやり方、自分を愛するやり方というのは、必ずしも1つであるとは限らない。むしろ人によって千差万別であると考えたほうがいいのではないかと思う。さもないと不毛な非難合戦になりかねない。

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